ミニチュア制作 La Petite Fleuriste -60ページ目

私のくだらないオフ日+α

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の落書きについて

書こうと思っていることがたまっていますが、今日は
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に日本人大学生が落書きした件について。
この事件の詳細は知りませんが、一家言あります。

このサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、
私は去年訪れたわけですが、以前記事にした通り、クーポラに関して言えば、
アルノルフォ・ディ・カンビオが着工し、
引き継いだブルネレスキが16年を掛けて完成させたものであって、
紆余曲折を経て、着工から完成まで170年かかっているのです。
一時は完成を諦めたものなのです。


ドゥオーモ


完成までにどれだけの人々が関わってきたことでしょう。


ドゥオーモ

ドゥオーモ

ドゥオーモ


完成させたいという人々の想いが何百年という間に籠められ、
完成を楽しみにしていたのに観ることができず、
この世を去った人間も多いことと思います。



どうもこういった偉大な建築に自分の名前を残したいという
人間が多いのも事実で、
特に見晴らしの良い場所での落書きは目に余るものがありました。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂も酷かったです。
落書きの名所?

勿論(!爆弾)サンピエトロ大聖堂でもありました。

そういえば、落書きではありませんが、サンピエトロ大聖堂にある
ミケランジェロのピエタも思い出します。
触れられるほど近くにあったピエタが日本人がふざけたせいで、
ガラス張りとなり、遠くに置かれましたね。

滞在中、日本人のマナーの悪さは、際立つものもありました。
落書き以前の問題でもあると思います。

落書きに関して言えば、
31日間の滞在で日本人の名前は、何十回と見ていると思います。
下手したらもっとでしょう。
当然のように書き連ねられている落書きの中に、
日本人カップルの名前を発見し、
友達と半分冗談で「日本人の恥!別かれちゃえ。」
などと初めは話していましたが、段々と当然の光景になっていきました。

マジックのみならず、
大理石を削っての落書き(?)もありました。

イタリアどの地域へ行っても変わりません。

残念なことに建物どころか、ナント絵に落書きする人もいます。
ローマにある屋敷全体の内装をラファエロに任せたという館、
ファルネジーナ荘でもありました。
ラファエロの作品の『ガラテア』などがある館です。
ミラノにあるアンブロジアーナ絵画館でもありました。
ダヴィンチの弟子とされるサレルノの絵画(世に残したのはこの一枚のようです)にも
故意に変な傷が付けられていました。
因みに、ラファエロが好きなわけではないですが、
ここには『アテネの学堂』のカルトーネのデッサンもあります。
このアンブロジアーナ絵画館、
館内には人があまりいなく(私と友達を含め4人ほど)、
素晴らしかったので、何れ記事にしようと思います。

さて、どんどん話が広がっていきそうなので、戻します。

とにかく、世界遺産など歴史上の建築物に、
特に聖堂などという神聖な建物に落書きなどけしからんと思うのです。
日本に来た外国人が法隆寺などに落書きしたらどう思うか・・・。
今回の大学生は、
現地でのたっくさんの落書きを見て、落書きが当然のことのように思え、
また、登ったことで気が大きくなったり舞い上がったりしてしまっていて、
後々のことを考えられなかったのでしょう。
殺人事件でもなんででもそうですが、自分がした結果、
どうなるかという思考が欠如している人間がいかに多いことか。
現地で謝罪なり奉仕活動をするか、退学か、
行為を行った大学生のパスポートを剥奪すべきだと思いました。
一人の行為が日本のイメージをドンドン悪いものにしていくのです。

記者会見もそうですが、大学が出した謝罪文も稚拙なものでしたね。
とても残念です。

ただ、この話題で盛り上がっているのは恐らく日本だけであって、
イタリアでは大したニュースではないのだと思います。
皆がしているからってして良いわけではないですが、
元々沢山落書きがありますし。。。

こちらにも若干記載した写真と同じものもありますが、
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の概観、
クーポラやジョットの鐘楼からの眺めなどの写真をせっかくなので載せます。
聖堂内の写真と私なりの解説は別に設けようと思っているので、省きます。

大理石を外壁に使うのは教会のみです。
白・緑の2色による化粧貼りが一般的な中、
ピンクを加えた鮮やかな外壁のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
通称、花の聖母教会、花のカテドラル


ドォオーモ

ドォオーモ

ドォオーモ

ドゥオーモ

ドォオーモ

ドォオーモ


ドォオーモ

ドォオーモ

見晴らし台のような場所は三箇所あり、一日で全て登りました。
見晴らし台として一般的なのは、
463段の階段のクーポラからの見晴らし台と414段のジョットの鐘楼から。

こんな階段を登っていきます。


ドォオーモ
友達と、「こんな沢山の階段作るの大変だったろうね・・・」なんて話しながら、
ドンドン進みます。

これはジョットの鐘楼を登っているときの写真です。

クーポラ
途中で休憩でき、他の旅行者(多分、アメリカ人)と楽しく話すこともありました。


ドォオーモ

ドォオーモ

落書きは、このクーポラでだったのでしょうか・・・。



ドゥオーモ
ヴァーミリオンの瓦の朱色。


ドゥオーモ

ドゥオーモ

ドゥオーモ

ドゥオーモ

ドゥオーモ
落書きの件で、イタリアを思い出し、恋しくなりました。


粘土で作るミニチュアのバラ

自然がテーマの記事が多くなっています。

重度の花粉症で3ヶ月以上散策に行くことができなかったので、

今それを取り戻すかのような気持ちもあります。


今日は本来の趣旨である粘土の作品を・・・。

といっても最近制作していないので、あまりアップするものはありません。


作るときは、

沢山のバラを使った作品ではなく、一輪挿しのものを作っています。


こちらは、一ヶ月前に作ったバラです。

花びらの枚数は、この前の61枚(でしたっけ・・・)と比べるとかなり少ないです。

サイズは、指と距離感があるので、実際もう少し小さいです。


ミニチュアのバラ


棘がいつもより綺麗にできなかったような・・・。


ミニチュアのバラ



以下クリックで拡大します。

ミニチュアのバラ

ミニチュアのバラ



画像を切り取ってしまい、サイズがバラバラですドクロ



国営昭和記念公園5

ここは、日本庭園内、盆栽苑です。

昨日記載した竹林が背景になっています。

ここの盆栽はお亡くなりになった愛好家から譲り受けたものなど

全て寄贈されたものだそうです。





国営昭和記念公園




国営昭和記念公園


つたの盆栽です。

珍しいですね。


国営昭和記念公園


直幹の蝦夷松。


国営昭和記念公園


観察していると、幹の一部が白くなっているのが気になります。

その白い部分は枝幹が折れたり朽ちたりして白骨化してしまった箇所で、

それ以上腐らせないために石灰硫黄合剤を塗っているそうです。

それがまた良い味を出していますね。





国営昭和記念公園


懸崖。

崖から乗り出す木を表現したものです。

元々左側へ倒れ気味だったようですが、

風で右側へ倒れていったとの話を聞きました。


国営昭和記念公園


桔梗



国営昭和記念公園



ブーゲンビリア

国営昭和記念公園


盆栽苑で、宇宙観を感じ、日本庭園内の菖蒲園へ移ります。


国営昭和記念公園


国営昭和記念公園


こちらでも睡蓮が咲いていました。

水に映る睡蓮はとても美しいです。


国営昭和記念公園


この菖蒲園、ひとつ残念なのは、藻が大量発生していて、

それを除去していないことです。

水面に映る花菖蒲が楽しめませんでした。

去年は、小船で除去していたそうです。


真ん中の島は何に見えますか?


国営昭和記念公園

亀です(笑


くだらないようですが、そういった小さな発見が楽しいです。



近くの歓楓亭で呈茶(お菓子付500円)をいただき、一息入れました。


国営昭和記念公園


カイツブリも泳いでいました。

カルガモと違い、カイツブリは警戒心が強いので撮影できませんでした。

Aさんのお友達がカイツブリの孵化のビデオを撮影していたそうで、

孵化の瞬間に青大将に巻かれて食べられてしまったシーン、

親が羽をひっくり返して追い払おうとしたシーンまでバッチリ写ってしまった

とのことです・・・


長くなってしまったので、日本庭園は少し省きます。


ここ、昭和記念公園、約163haも敷地面積があり、他にも見所が沢山あります。

私は、5時間しか時間を割けず、早足で7割見ることができたか

できないかといったところです。



こどもの森では、

雲の海(ふわふわドーム)にて広さ1600㎡ある場所で巨大なトランポリンや

人工的な霧を楽しめる霧の森などもあります。


みんなの原っぱでは、シンボルツリーである樹齢100年のケヤキがあります。


国営昭和記念公園

この木なんの木気になる木~音譜

はハワイのオワフ島でしたね。

国営昭和記念公園



国営昭和記念公園

幹周381m、高さ20m。


サイクリングも14kmの自転車用道路があるので楽しめます。

プールは首都圏最大の広さを誇り、

流れるプール、波のプール、スライダーなど9つのプールがあります。


パークとレインなるもの(有料)に乗ってガイドを聞きながら一周楽しんでみるのも

良いと思います。


トレイン



因みに、掘り返してしまったら不安定になりますがここ一体は関東ローム層(立川ローム)です。



国営昭和記念公園

ローム層の詳細については省きます。


にゃんこもよく見かけます。

結構人懐っこいです。

これは、次郎ちゃんだったかしら。


にゃんこ

テリトリーがあるようで、その場その場でAさんに餌を貰おうと待っています。

この写真の次郎ちゃんの先にはAさんがいるのです。

可愛いですね。


散策していると、烏の巣や、ピンクの松ぼっくりなども見られました。

少し前まで、浦島草もあったそうです。


変なきのこもたまに生えてます。


きのこ


そうそう、たぬきやハクビシンなども見た人がいるようですよドキドキ


今時期は、通称アジサイ通りなる道で沢山西洋アジサイが咲いていると思います。


あじさい


あじさい


大好きなこの公園、少しでも良さが伝わったら嬉しいです。


長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

枚数載せすぎましたね。



国営昭和記念公園4

今回はこもれびの里からの更新になります。


前回の記事のAさんに連れられてのピンポイントでの散策になります。

時間があればもっと色々見せてくださったことでしょう。

Aさんは、普段午前中しかいないそうで、
この日はたまたま午後に来たとのこと。

違う日に来ていたら、お会いすることはできなかったかもしれませんひらめき電球


午前中、公園内で男性の周りに人だかりができていたら、

きっとこのAさんでしょう。

草花などについて説明しているとよく人だかりになるそうです。



さて、

昭和30年代の武蔵野農村を再現した“こもれびの里”では、

農業体験などもできるそうです。


水車や建物などの真新しさ、綺麗に舗装された道などは趣に欠け、少し残念でした。

訪れる子供たちの安全面も配慮されているからかもしれませんが・・・。


こもれびの里

サトイモや葱、スイカなどの野菜や米(苗)が整然と栽培されていました。



次の日収穫の小麦。


小麦

刈る前で、少しラッキー音譜



こもれびの里には、コスモスの丘があります。

その名の通り、コスモスが美しいそうです。

首都圏を代表するコスモスの園。
ここでは、見ごろを過ぎてしまったポピーがパラパラと咲いていました。


ポピー

造花のような柄の珍しいポピー。


ポピー

写真におさめることはできませんでしたが、草木の流れを感じる丘で、

私は開放感でいっぱいになりました。

コスモスの丘


コスモスの丘

この先、何が住んでいるか分からない木や草を掻き分けて進むこともありました。

一人では絶対に行かない場所です。


晴天の午前中に、ここから少し上ると富士山が一望できるそうです。


眺め

トンボもよく見ました。


ショウジョウトンボ


ショウジョウトンボ

この時期の赤いトンボは赤トンボではなく、ショウジョウトンボといい、

俗に言う、赤トンボはアキアカネのことみたいです。

ギンヤンマやシオカラトンボも見ました。

この時期、ここではヨツボシトンボやアキアカネ、チョウトンボ、

オオシオカラ、ハグロトンボ、アオイトトンボなども見られるようです。


この場所から日本庭園の裏を散策します。



国営昭和記念公園


国営昭和記念公園

頭の遥か上でさわさわと竹の葉が音を奏でています。

幾千幾万にも重なる爽やかな音に包まれて、

フィトンチッドと夏の匂いを感じながら先を進みます。


場所は違いますが、竹林の中を通り抜けることができる場所もありました。

知る人ぞ知る場所です。



竹林

真ん中の竹、今年のものですね。


竹林


竹林


誰かが作った道のようです。

蜘蛛の巣もあるので、Aさんに先を歩いていただきました。



先程の竹林の横を通っていくと、日本庭園に繋がります。



日本庭園付近

次回は、日本庭園から書きます。


まだ書くんかいと思われそうですが、次回で終わりにしようと思います。