「鉄腕ダッシュ」という番組に
「0円食堂」というコーナーがある。
TOKIOのメンバーが農家や生産者を巡り、
市場に出せず自家利用もしない
廃棄の食材を集めて、
美味しい料理にして食材提供者に振舞うという企画だ。
そこでいつも驚かされるのは
少しでも規格から外れたものは
十分食べられるのに市場に出ないことだ。
正確な統計は見ていないが、
この市場外品の比率が
日本は世界でもダントツに多いという。
しかし書きたいのはそのことではなくて、
学生の就職活動を見ていると
同じ気持ちになることである。
採用側の企業は、意図はないかもしれないが
あまりにも規格品を求めすぎてはいまいか。
情報過多の弊害かもしれないが、
エントリーシートや履歴書、自己PRに始まり、
就活の服装や持ち物、
面接への臨み方、所作に至るまで
自分たちの時代では考えられないくらい
画一化が進んでいる。
だから規格外の野菜が市場に出ないように
破天荒な突出した能力や特徴を持った学生も
就活の場からは外れてしまう。
そんなことでよいのだろうか。
自分はかつて菜園をやっていたことがあるが、
畑の土は粒子を揃えてしまうと
しまり過ぎ、空気が流通しなくなり
結果としてよい野菜は出来なくなる。
日本社会もしまり過ぎた土に
ならない発想転換が必要である。