神泉で働くイノマル社長のブログ

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ベテラン経営者から学ぶこと

 

経営は、短距離競争ではない。

5年10年会社が調子良くても、11年目に潰れたら害でしかない。

30年続いても31年目に潰れたら、多大な損害を多くの人に起こす。

 

1人の人生よりも長く残るもの。

それが会社である。常により良い価値を社会に提供し続けること。

これが、法人の責任である。

 

短期間で業績を上げて、良い会社を作る方法。

とは別に、長く存続し、社会に価値を提供し続ける会社を作る方法。も存在する。

 

野球選手で言えば、若手の頃は球速と勝負勘で活躍できても、歳をとればコントロールと変化球で勝負する時期がくる。企業フェーズによって経営戦略は変わる。採用も組織も変わる。

 

だから、経営こそ、ベテランから学ぶことが必要だ。

 

・好景気不景気を乗り越えた経営者の経営手法

・より高い確率で人材が活躍する採用・育成手法

・幹部や経営者の育成方法

・今のビジネスモデルを捨てて、新しいビジネスを作るタイミング

 

などなど、若い経営者には見えていないことはたくさんある。

 

幸いなことに、経営者の先輩方で、

10年以内で県内No1になった凄腕経営者の方もいれば、

30年エリアでポジションを確保し続けているベテラン経営者も短かにいる。

 

経営こそ、短期で勝つための戦略と、長い目で見て発展し続けるための戦略。その両視点を持って経営をしなければ、経営は成立しない。その両視点を持って経営することこそ、本当の意味での経営であり、1ビジネスで終わってしまう1発屋ならば、それは事業でしかない。3つ以上の事業を発展させ、持続可能な経営をしてこそ、経営者である。

 

事業寿命が短命化し、同質化が進む現代において、その難易度はますます上がっている。

 

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1T3D戦略

1テクノロジー3ドメイン戦略

100年以上続く会社には、景気の変動や市場の変化に対応し、経営者の変更に対応するチカラ強さがある。そして、そのチカラ強さを意図的に作ることが、経営者の仕事である。


景気変更を乗り越え、経営者を育成する会社には、1T3D戦略がある。

要するに1つの会社でターゲットの異なるビジネスを3つ保有することが経営において重要だということである。

1.リスク回避
   どんなに優れたビジネスモデルにも寿命があり、景気の変動を受ける。そのリスクを支えるために、3つの事業ポートフォリオを組むことが必要である。

できる限りシナジーを生み、支えあえるポートフォリオを組むことがなによりも重要である。

例えば、住宅業界でいえば、注文住宅、リフォーム、不動産という組み合わせ。あるいは、注文住宅、リフォームを組み合わせてエリアを2にする。

注文住宅は好景気モデルであり、リフォームは住宅ほど景気の影響を受けにくい。あるいは、一般消費者ではなく、地主、投資家を相手にする不動産もリスクを回避するポートフォリオになる。

エリアを変えるというは、まさに近年目の当たりにしてきたが、震災などのエリアの市場を大きく変えてしまう自体があったときに、例えば近隣の県に事業を拡大してたおかげで助かった。というケースもある。

いずれにせよ、3つのバランスをどれだけ追求して事業を構築できるか?で企業の安定性も寿命も変わる。さらに、成長への可能性、ミックスアップによるブランディングなどもあり、他社との優位性にもつながる。

2.経営者育成
  複数の事業を有することで、経営出来る環境があるので複数の経営者を育成することができる。

経営者は経営経験でしか育成されない。だから、経営者を育てるためにまずはドメイン経営から力を付けていき、全体経営を出来るようにしていく効果がある。これにより、事業継承を乗り切る経営者育成ができる。

創業者の経営寿命を超えて、社会に価値ある会社を作ろうと思えば、経営育成は必須命題である。



潰れない会社を作る
成長する会社を作る
長く価値を生み続ける会社を作る

どの観点から見ても、1T3D戦略は経営者に取って忘れては行けない視点である。

 

 

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「経営は、経営者の意志である」

 

経営者が基準となる経営数字と経営哲学を持っていなければ、

絶対に強い会社にはならない。

 

 

「行き当たりばったり」経営では、強い会社にはなれないし、

1年終わってみての「結果論」経営でも強い会社にはなれない。

 

 

 

業界がどうとか、市況がどうとか、地域性がどうとか、正直関係ない。

同じ業界で利益を出している会社、同じ市況でも利益を出している会社、同じ地域でも利益を出している会社はたくさんある。

 

単純に、意志ある数字を明確にもち、

戦略的に、意図的に経営をしているかどうか?それだけである。

 

経常利益率15%を目指した会社は、実現する手法を得るし、

経常利益1億円を目指した会社は、実現する手法を得るし、

長期的かつ持続的に、成長率120%を目指した会社は、実現する手法を得る。

 

 

 

どうすれば、成長する事業を確立できるか?

どうすれば、粗利率(付加価値)の高い商品サービスを確立できるか?

どうすれば、優秀な人材が採用、育成できるか?

 

 

 

 

全ては、経営者の意志である。

意志あるところに道は開ける。知恵が生まれる。

 

 

 

ビルダー経営における、経営コンサル的最低限の経営数字は、以下のようなものである。

 

1.成長率 115%

2.粗利益率 26%以上

3.経常利益率 12%以上

 

 

 

縮小市場でもこれだけ大きな市場なので、絶対になくならない。

答えは単純である。勝てばいい。ただそれだけである。この数字はかなり低めの目標数字である。

 

 

 

経営者の強い意志。

その意志に基づく経営数字。それがなければ、強い会社にはなりえない。