(N187)東武「本線」のダイヤについて | BLUEのブログ

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今日は東武「本線」系統のダイヤについて記述します。

 

以下に示すのが停車駅の一覧です。なお、全線路線図は東武の公式HPから引っ張ったものです。

 

 

【特急停車駅】

(ポイント)

  • JR直通の特急は東武線内で「スペーシアX」と同じ停車駅となる(「SL大樹」も同様)。また、「リバティ会津」は基本的に「けごん」「きぬ」と連結して運転する。
  • 東武動物公園以北は特急を除いて概ね各駅停車となる。
  • 区間急行区間準急は北千住以南も各駅に停車する。
  • 急行準急は南栗橋以北を除き、原則として半蔵門線直通となる。
  • 南栗橋以北の急行はかつての快速を踏襲し、栗橋にも停車する。
  • 北千住~北越谷は複々線区間で、普通が緩行線、それ以外の種別が急行線を走行する。

次に各種別の特徴を挙げてみます。

 

 

【特急・ライナー】

 

次に他社路線に直通する種別(有料種別を除く)を挙げてみると、

  • 東京メトロ→急行準急普通
  • 野岩鉄道→快速普通

(直通先の種別)

  • 日比谷線各駅停車
  • 半蔵門線急行準急各駅停車
  • 野岩鉄道快速普通

東武スカイツリーラインの本数が一番多い時間帯の運用は次の通りです。

 

 

 

  ダイヤ

 

基本的なダイヤに関しては下記に書いた感じとなります。種別の本数は日中のみ表示するものとします。

 

◆東武スカイツリーライン

やはり浅草駅のホームがネックとなり、最長でも8両編成(場所によっては6両)しか入れない事でダイヤ作成の面で大きなデメリットを被っています。

 

半蔵門線からの10両編成が加わる事でようやく他の私鉄に肩を並べられる状況になります。ただ、北千住以南はあまり乗降客数が多くなく、複線でも十分なキャパシティとなっております。

 

複々線区間になりますと日比谷線直通が加わり、特に朝ラッシュ時はJR並みの往来が発生します。北千住駅はこれまで全種別が停車していましたが、2020年からTHライナーが運転停車となり通過扱いとなる運用が発生しました。

 

ちなみに、日比谷線とは1962年から、半蔵門線とは2003年から直通運転を開始しています。日比谷線はかつて18m車での運用でしたが、現在は半蔵門線と同様に20m車による運転となっております。

 

半蔵門線直通は全列車が10両編成なので、押上駅開業当初より普通電車が設定された事がありません。2017年に快速が廃止になってからは無料最速達列車として重宝されるようになりました。

 

なお、地下鉄線内はTHライナーを除いて各駅に停車します。

 

【日中時間帯】

  • 曳舟~東武動物公園で14~15本/時
  • 急行は久喜発着と南栗橋発着が交互に来るように設定されている。

【朝ラッシュ時】

浅草発着は普通ではなく区間急行がメインとなります。また、下り方面は区間準急も走る事があります。

 

それにしても、複々線区間では小田急に次いで多い本数が設定されております。ただし、これでも以前よりはマシになった方で、半蔵門線と直通開始する前後には上りで45本/時走っていた時期がありました。

 

北千住以南:最大19本/時半蔵門線直通が9本)

  • 浅草発着は多くても10本/時で、ホームの関係でこれ以上本数を増やす事は出来ない。

北千住以北:最大37本/時日比谷線直通が18本)

  • 北千住~東武動物公園の普通は全て日比谷線直通となる。

【夕方~夜】

平均10~19本/時程度ですが、複々線区間に限れば15~30本/時に到達します。また、特急が平均4本/時運転され、それとは別に日比谷線直通のTHライナー1本/時運転されます。

 

半蔵門線には6本/時程度、日比谷線には10~15本/時程度の直通運用が設定されています。

亀戸線

東武スカイツリーラインとは曳舟で線路が繋がっていますが、直通運用は長く設定されず、おそらく東京都心に最も近いローカル線だと思われます。2004年からワンマン運転を実施しています。

  • 日中は6本/時
  • 平日の朝ラッシュ時は最大9本/時
  • 夕方~夜は4~6本/時で、日中とほとんど変わりません。

大師線

亀戸線と同様にワンマン運転を実施しています。当初は西板橋まで延伸して東上線と直通する野望がありましたが頓挫しています。基本的には西新井大師へ向かうための路線と考えてもいいでしょう。

  • 時間・曜日問わず、6本/時が基本となっています。
  • ただし、早朝・深夜は2~5本/時になる事もあります。
 

 

伊勢崎線

館林を境に運転系統が分断され、特急以外の種別は各駅に停車します。

 

特急は基本的に浅草発着ですが、日中は久喜発着でそれ以外の時間帯は浅草発着といった感じで分けられている印象があります。なお、久喜以南は普通電車の運用がほとんどありません。

 

ちなみに、館林までは10両ホームなので半蔵門線直通を乗り入れようと思えば出来るのですが、現時点では実現に至っておりません。

 

館林から先はローカル輸送に切り替わり、ワンマン運用が中心となってきます。

 

【日中時間帯】

  • 東武動物公園~館林が4本/時
  • 久喜を境に南は急行、北は普通電車がそれぞれ3本/時ずつ設定される。

【朝ラッシュ時】

館林以南:最大9本/時

  • 無料種別は区間急行がメインとなる。

館林以北:最大5本/時

  • 上りの特急1本が伊勢崎始発となっている。

【夕方~夜】

館林を境に南が4~9本/時、北が2~5本/時です。この時間の特急は加須・羽生にも停車します。太田以北は日付を超えた運用はありません。

佐野線

特急が1往復ある以外は全て線内折り返しの普通電車です。なお、日光線開業前は葛生から東武日光へ行く予定であり、もし当初のままであれば運転形態が大幅に異なるものとなっていた事でしょう。

  • 日中は1本/時(館林発着の普通)。
  • 平日の朝ラッシュ時は最大4本/時で、上りの特急1本が浅草行きです。
  • 夕方~夜は2~3本/時で、下りの特急1本が浅草始発です。

小泉線

この路線は完全なるワンマン運転のローカル運用です。かつては廃線となった熊谷線まで線路を繋ぐ構想もありましたが、実現する事はありませんでした。

  • 日中は1本/時
  • 平日の朝ラッシュ時は最大3本/時
  • 夕方~夜は基本的に2本/時ですが、駅によって1~3本/時になる事もあります。

桐生線

ここでは本来なら小泉線である東小泉~太田についても記述します。基本的には赤城発着ですが、都心方面は特急が浅草、普通が東小泉発着となるのに違いがあります。なお、日中以外だと太田発着の普通があり、これは赤城方面と東小泉方面へそれぞれ向かう区間運用となっております。

 

【日中時間帯】

  • 太田~赤城で2本/時
  • 特急「りょうもう」はこの時間帯に限らず赤城発着が中心となる。

【朝ラッシュ時】

太田以南:最大2本/時

  • 両方向で本数に変化はない。

太田以北:最大4本/時

  • 下りは1~2本/時程度しか運転されない。

【夕方~夜】

両方向共に2~4本/時程度運転され、日付を跨いだ運用はありませんが下りは遅くまで特急が走っております。

 

 

日光線

南栗橋を境に運転系統が分断され、特急以外の運用は区間運転が基本となります。

 

南栗橋以南は特急を除けば地下鉄直通がメインとなり、特急以外の種別はいずれも各駅に停車します。

 

南栗橋以北は東京から来た人にとっては旅情を感じられるかもしれません。普通電車は東武日光発着と宇都宮線まで行く運用が交互に来るように変更されました。かつては6050型の快速が走っていたのですが…。

 

なお、JRへ直通する特急は2006年から運転を開始しています。栗橋駅構内にある車両搬入の際に使う連絡線を通る事でこの直通が実現しました。それにしても、日光・鬼怒川観光におけるライバル関係だったJR東日本と東武が直通というだけでも大ニュースと言えるでしょう。

 

【日中時間帯】

  • 東武動物公園~新栃木で4本/時程度。
  • 栗橋以北は新宿発着の特急が1本増える事がある。

【朝ラッシュ時】

南栗橋以南:最大8本/時

  • 早い時間帯ほど半蔵門線直通の準急が多く見られる。

南栗橋以北:最大6本/時

  • 栃木~新栃木に限れば両方向共に最大8本/時となる。

【夕方~夜】

区間関係なく3~8本/時ですが、栃木以南の特急通過駅では2本/時程度まで減ってしまう時間帯もあります。新栃木以北は両方向共に夜10時台で終電となりますが、下りは終電近くまで特急が走ります。

宇都宮線

2020年のダイヤ改正で浅草発着の特急が廃止となり、完全なるローカル輸送に切り替わりました。大半の電車が日光線の南栗橋までの運転となっています。

  • 日中は2本/時
  • 平日の朝ラッシュ時は最大4本/時
  • 夕方~夜は2~3本/時で、日付を超えた運用はありません。

鬼怒川線

この路線は様々な車両が見られる区間です。「SL大樹」など線内折り返し運用もありますが、下今市でスイッチバックして東武日光へ行くものも少なくありません。

  • 本数は時間帯にバラつきがあり、種別関係なく1~4本/時で推移します。
  • 会津鉄道からの「AIZUマウントエクスプレス」はここでは快速と表記します。
  • 野岩鉄道には基本的に特急のみが直通しますが、鬼怒川温泉発着の快速普通がそれぞれ1往復設定されています。
  • 特急はリバティを除けば鬼怒川温泉発着です。

 

 

  運賃・所要時間

 

各区間の所要時間は概ね次の通りです。

 

【所要時間表】

(都心直通区間)

 

伊勢崎線系統)

 

日光線系統)

 

【各区間の所要時間】

 

(相互連絡)

 

【もし間違えたらマズイだろうシリーズ】

※所要時間が短い順に並べ替えてある。

最後に東武の距離別運賃を記述します。

 

【運賃】

  • 東京都内では乗継割引が適用される場合がある。

【特急料金】

(距離別)

 

(ライナー券)

 

こんな感じでしょうか。これだけ路線が多いと車両も様々な用途で対応しなければならず、かつて全線運用が存在した8000系がいかに汎用性があったかが分かります。今後は半蔵門線直通の特急とかも設定されるのでしょうか!?

 

今日はここまでです。なお、他の東武線のダイヤについては以下のリンクを参照して下さい。