(ポイント)
- 通勤急行と快速の違いは星川に停車するかしないかだけ。
- 特急・通勤特急以外の種別は西谷以西で各駅に停車する。
- 新横浜線内は直通先関係なく全種別が各駅に停車する。
- JR線内では鶴見・新川崎にホームがないので通過扱いとなる(この2駅は運賃計算上経由地なので定期区間内となる)。
- 上りの直通運用は特急・各駅停車がそれぞれ特急・各停と表記される。いずれも羽沢横浜国大で種別が切り替わる。
- JR線内では各駅停車として扱われ、朝の埼京線直通は大崎で種別を切り替える。
- 東急直通運用は新横浜で種別が切り替わる。
…といった感じです。以前は急行が本線、各駅停車がいずみ野線というものすごく分かりやすいダイヤだった時期もありました。
まずは各種別の特徴を挙げてみます。
次に他社路線に直通する種別を挙げてみると、
(直通先の種別)
- JR東日本→通勤快速・快速・各駅停車
- 東急→急行・各駅停車
なお、新宿発着の場合はJR線内各駅停車として扱います。
ダイヤ
◆本線
新横浜線開通で大きく様相が変わりました。以前は直角カルダン駆動車が主力でしたが、現在はJRや東急の車両も走るようになっております。2019年から徐々に直通区間が伸びていき、現在では特にラッシュ時間帯で池袋や川越(市)行きなど間違いなく誤乗が発生すると思われる行先まで出現しています。
西谷を境に運行形態が変わり、横浜方面は基本的に優等種別が通過、各駅停車が停車とシンプルなダイヤとなっております。快速が停車する星川駅は2017年になって高架化されたため走りやすくなりました。一方、海老名方面は特急を除く種別が各駅に停車し、現在は休止中の急行は二俣川以西の全駅に停車となっています。
かつては大和折り返しも数多くありましたが、現在はほぼ海老名まで行くようになっております。ただし、都心直通が増えた事で本数が減少した横浜⇔西谷の区間運用も設定されています。
なお、西谷~二俣川は2033年までに地下化の予定であり、かつては複々線にする話もありました。
【日中時間帯】
- 西谷~二俣川で16本/時。
- 各駅停車は様々なパターンがあるが、優等種別はほとんどが横浜発着となっている。
【朝ラッシュ時】
この時間帯に限り、東急直通の通勤特急及び横浜行きの通勤急行が運転されます。
二俣川以東:最大27本/時(都心直通が12本)
- 西谷発着の各駅停車が最大8本/時設定されている。
二俣川以西:最大17本/時
- 下りの一部が大和止まりとなる。
【夕方~夜】
平均9~21本/時で、下りの方が本数が多いです。なお、曜日問わずかなり遅い時間まで特急が運転されております。
都心への直通運用は5~10本/時程度でしょうか。
◆いずみ野線
基本的には各駅停車が中心の運用になります。なお、都心方面は東急東横線直通が中心で、JRへ直通する運用はありません。全て湘南台発着で、東急直通に限り特急が運転されます。
【日中時間帯】
- 東急直通を含めて6本/時(全て各駅停車)。
【朝ラッシュ時】
両方向共に最大12本/時で、7~8時台は上りに限り通勤特急・通勤急行があります。
【夕方~夜】
平均4~7本/時で、夜10時以降になると快速の運転がなくなります。
◆相鉄新横浜線
2019年に新しく開業したのがこの路線です。ただし、2022年までは西谷~日吉が開通前だったため暫定的に「直通線」という名称を使用していました。なお、いずみ野線まで行くのは東急直通のみ(日中は全て東横線直通)で、JR直通は大半が新宿⇔海老名の往復運用となります。
ダイヤに関しては以下の新横浜線に関するブログに詳細が書いてあります。
ちなみに、相鉄・東急直通線が開業するまではJR側のダイヤの都合上、単線の東急こどもの国線よりも本数が少ない状況になっていました。
横浜からの所要時間は海老名まで特急で26分(運賃330円)、湘南台まで快速で30分(運賃370円)です。ちなみに、ブルーラインだと横浜~湘南台が最速34分(運賃370円)となっています。各区間の所要時間は概ね次の通りです。
【各区間の所要時間】
【本線から連絡】
【もし間違えたらマズいだろうシリーズ】
※所要時間が短い順に並べ替えてある。
最後に相鉄の距離別運賃を記述します。
【運賃】
【加算運賃】
こんな感じでしょうか。線形が悪い割には速達性はある方で、横浜~海老名を最短26分、新宿~二俣川を最短44分で走破します(いずれも特急利用)。相鉄線内の最高速度は100km/h。なお、いずみ野線は120km/hでの走行が可能な線形となっております。