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今日は京王のダイヤについて記述します。
以下に示すのが停車駅の一覧です。画像は京王の公式HPから引っ張ったものです。
(ポイント)
- 新宿~笹塚は種別関係なく京王線がノンストップ、京王新線が各駅に停車する。
- 調布以西では途中駅で種別変更する運用が頻繁に発生する。
- 高尾線では特急が各駅に停車し、急行は上りの「Mt.TAKAO号」と同じ停車駅となるねじれ現象が発生する。
- 臨時電車で新宿方面から動物園線へ直通する場合、高幡不動駅でスイッチバックを実施する。
次に井の頭線以外の各種別の特徴を挙げてみます。
次に他社路線に直通する種別を挙げてみると、
- 都営地下鉄→急行・区間急行・快速・各駅停車
(直通先の種別)
- 都営新宿線→急行・各駅停車
本数が一番多い時間帯の運用は次の通りです。
ダイヤ
基本的なダイヤに関しては下記に書いた感じとなります。種別の本数は日中のみ表示するものとします。
◆京王線
世界一利用客の多い新宿駅はターミナル式の頭端ホームとなっています。都営新宿線直通のホームは別にあり、ここでは新宿発着のみを扱います。なお、この区間は途中にホームがなく、初台・幡ヶ谷を利用の場合は京王新線を利用する事となります。
笹塚から先は都営新宿線からの運用が加わるので本数が増加します。さらに、種別によって大幅に停車駅が変わるので乗り間違いに注意が必要です。なお、現在は笹塚~調布で複々線化工事が進められており、高架線と地下線が作られる計画となっています。
下りの特急・急行は高幡不動から各駅停車に種別を変更する運用が発生します。また、上りでも各駅停車が高幡不動から特急になる事がまれにあります。
ちなみに、終点の京王八王子駅はJRの駅から少し東に離れており、以前は直結する話もありました。
【日中時間帯】
- 笹塚~調布で21本/時。
- 種別は新宿発着が特急・各駅停車、都営新宿線直通が区間急行・快速で分かれている。
【朝ラッシュ時】
調布以東:最大30本/時(都営新宿線直通が8本)
- 桜上水以東では下りの方が本数の多い時間帯が発生する。
調布以西:最大15本/時(京王八王子発着が8本)
- 上りの1本/時が京王八王子始発の京王ライナーとなる。
【夕方~夜】
平均14~24本/時程度で、下りの2本/時が京王ライナーです。ただし、京王八王子まで行くと時間帯によって各駅停車がなくなり、本数も7本/時まで減ってしまいます。
都営新宿線まで行くのは6本/時程度でしょうか。なお、京王八王子行きの京王ライナー(1本/時)は府中以西でライナー券なしでも乗り降りできます。
◆京王新線(都営新宿線直通)
この路線は都営新宿線に直通するために作られた事もあり、ほとんどが直通運用となっています。また、種別関係なく各駅に停車するのが特徴的です。ここでの新宿駅は「新線新宿」として区別されており、上り線では実際に「新線新宿」行きが存在しています。
ダイヤに関しては以下の都営新宿線に関するブログに詳細が書いてあります。
種別は基本的に優等種別が京王線直通で、各駅停車が笹塚発着といった感じです。
◆相模原線
この路線は前述の京王新線と同様に東京10号線として作られた事もあり、急行以下の種別のほとんどが都営新宿線⇔相模原線の運用となっています。急行以上は基本的に停車駅が統一されており、区間急行以下は全て各駅に停車します。
【日中時間帯】
- 調布~京王多摩センターが9本/時。
- 京王多摩センター以西では一部時間帯で特急が各駅停車となるほか、区間急行の運転がなくなる。
【朝ラッシュ時】
両方向共に最大13本/時で、そのうち上りの1本/時は京王ライナーです。一部は若葉台や京王多摩センター発着の設定があります。
【夕方~夜】
平均4~13本/時で、下りの京王ライナー(1本/時)は京王永山以西でライナー券なしでも乗り降りできます。
◆競馬場線
東京競馬場での競馬開催によってダイヤが大きく変化します。ただし、いずれの場合でも夜10時ちょい過ぎで終電を迎えます。
【通常ダイヤ】
- 日中が3本/時で、ラッシュ時が6本/時。
- 基本的には線内折り返しで、2両編成のワンマン運転となる。
【競馬開催時】
- 最大13本/時まで増える場合がある。
- 最大10両編成での運転があるほか、急行が設定される事も(特に大きな大会では特急も走る)。
- 東府中駅は通常だと特急は通過するが、競馬開催時になると臨時停車を実施。
◆動物園線
全て線内折り返しのワンマン運転です。この路線は多摩動物公園へのアクセスに特化しており、休日を中心に本数が大きく変化します。
【平日ダイヤ】
- 日中が3本/時で、それ以外は2~4本/時で上下する。
【休日ダイヤ】
- 最大6本/時で、夕方4時以降は3本/時で固定される。
◆高尾線
基本的に高尾山口発着ですが、平日を中心に高尾発着も設定されております。この区間は急行が通過運転を実施し、特急が各駅に停車するという「ねじれ現象」が発生しています。
【日中時間帯】
- 北野~高尾山口で6本/時。
- 休日に限り、「Mt.TAKAO号」が1本/時走る事がある。
【朝ラッシュ時】
両方向共に最大8本/時で、上りは区間急行が1本、下りは快速が2本設定されています。
【夕方~夜】
平均6本/時で、平日は18時以降になるとほとんどが各駅停車のみとなります。
運賃・所要時間
新宿~京王八王子の所要時間は京王ライナーで最速34分、特急で39分(運賃410円)です。なお、中央線を使った場合は特急で29分、中央特快で36分(運賃500円)となります。各区間の所要時間は概ね次の通りです。
【所要時間表】
【各区間の所要時間】
(相互連絡)
【もし間違えたらマズいだろうシリーズ】
※所要時間が短い順に並べ替えてある。
最後に京王の距離別運賃を記述します。
※2023年10月1日改定
【運賃】
【ライナー券】
こんな感じでしょうか。今後は京王ライナーの運用が気になるところで、高尾線での平日運転あるいは都営新宿線直通の設定があるのかどうかも注目すべきポイントだと思われます。
今日はこれで終わります。そういえば、京王5000系はまだ一度も乗ってないな…。
つづく