フィレンツェにてアルチジアーノ(手づくり、ものづくり)マーケティングを学びました
今回は日本の伝統職人の仲間達と共に、元気ジャパン主催の『伝統工芸ルネッサンスの街フィレンツェで学ぶ アルチジアーノ(手づくり、ものづくり)・マーケティングの旅』を実施しました
フィレンツェでは、行政、企業、教育機関、メディア、市民が連携し、数百年以上続く匠文化の育成とブランディング、そして高付加価値化の仕組みが推進されています
今回はこうした社会的な仕組みを学び、日本の伝統工芸の発展のために活かしてゆこうという取り組みを行いました
日本からは和紙職人の川原氏、シルクスカーフのプロデューサー遠藤氏と共に、フィレンツェに留学中の方々が参加し、質の高い内容の学びツアーが実施出来ました
主なプロジェクト・ベース・ラーニングの場所は以下です
フィレンツェ市役所
:主に行政政策について学ぶ、公的機関の立ち位置と政策に対する学習
1、行政、教育機関、企業、メディア、市民が連携するチームワークの構築の重要性
2、アルチジアーノのプロモーションの強化
3、子供に対する匠の体験学習と教育機会の創出、次世代への伝承
の3つについて行政が推進している事を学習しました
フィレンツェ大学
:教育機関としての立ち位置を学習。主に中小の工房に対して「デザイン」の提案の場と
「発表」の場を創出する事に力を入れている。
国際伝統職人展
:76回目を迎える伝統職人展、10万人以上が来場。日本フォーカスの可能性について示唆。
日本とイタリアで連携した取り組みを推進してゆきたいという事を提案。
次年度以降の連携体制の確立を推進。
グッチ本社
:グッチミュージアムにて歴史とクオリティーを学び、普段は入れない工房に視察。
全ての工程を教えて頂きました。驚いた事に製作している製品は全て手づくりです。
当然といえば当然ですが、グッチほどの世界企業でもその手づくりの精神はしっかりとキープされているのです。
フェラガモ本社
:本社とミュージアムを視察。フェラガモの歴史と共にどのように高付加価値を成し得たかを調査。
サルバトーレ・フェラガモの活性化は実はハリウッドとの連携にあったという事が分かりました。
これはまさに「コンテンツ×伝統工芸」の模範例です。日本でも学べる手法です。
パルケソン本社
:フィレンツエを代表する靴工房、世界中のセレブリティーから愛され、高度化された足形整形システムはネットワークでフィレンツェに直結。歴代ローマ法王からゴルバチョフまで愛用。一足20万円から80万円と超高額の靴は飛ぶように売れています。
サンタクローチェ聖堂皮工房学校
:フィレンツェで最も権威のある工房です。このスクールを視察し、どのようなビジョンと手法で職人を育成しているのかを学習しました。最も生徒が多いのは日本人です。まさにこうしたスクール上でも日本とイタリアの連携は始まっているのでした。
とても密度の濃い4日間でした。
課題はここで学んだ事を日本でも活かしてゆく事です。
さあこれからが本番です!
nabeken
フィレンツェでは、行政、企業、教育機関、メディア、市民が連携し、数百年以上続く匠文化の育成とブランディング、そして高付加価値化の仕組みが推進されています
今回はこうした社会的な仕組みを学び、日本の伝統工芸の発展のために活かしてゆこうという取り組みを行いました
日本からは和紙職人の川原氏、シルクスカーフのプロデューサー遠藤氏と共に、フィレンツェに留学中の方々が参加し、質の高い内容の学びツアーが実施出来ました
主なプロジェクト・ベース・ラーニングの場所は以下です
フィレンツェ市役所
:主に行政政策について学ぶ、公的機関の立ち位置と政策に対する学習
1、行政、教育機関、企業、メディア、市民が連携するチームワークの構築の重要性
2、アルチジアーノのプロモーションの強化
3、子供に対する匠の体験学習と教育機会の創出、次世代への伝承
の3つについて行政が推進している事を学習しました
フィレンツェ大学
:教育機関としての立ち位置を学習。主に中小の工房に対して「デザイン」の提案の場と
「発表」の場を創出する事に力を入れている。
国際伝統職人展
:76回目を迎える伝統職人展、10万人以上が来場。日本フォーカスの可能性について示唆。
日本とイタリアで連携した取り組みを推進してゆきたいという事を提案。
次年度以降の連携体制の確立を推進。
グッチ本社
:グッチミュージアムにて歴史とクオリティーを学び、普段は入れない工房に視察。
全ての工程を教えて頂きました。驚いた事に製作している製品は全て手づくりです。
当然といえば当然ですが、グッチほどの世界企業でもその手づくりの精神はしっかりとキープされているのです。
フェラガモ本社
:本社とミュージアムを視察。フェラガモの歴史と共にどのように高付加価値を成し得たかを調査。
サルバトーレ・フェラガモの活性化は実はハリウッドとの連携にあったという事が分かりました。
これはまさに「コンテンツ×伝統工芸」の模範例です。日本でも学べる手法です。
パルケソン本社
:フィレンツエを代表する靴工房、世界中のセレブリティーから愛され、高度化された足形整形システムはネットワークでフィレンツェに直結。歴代ローマ法王からゴルバチョフまで愛用。一足20万円から80万円と超高額の靴は飛ぶように売れています。
サンタクローチェ聖堂皮工房学校
:フィレンツェで最も権威のある工房です。このスクールを視察し、どのようなビジョンと手法で職人を育成しているのかを学習しました。最も生徒が多いのは日本人です。まさにこうしたスクール上でも日本とイタリアの連携は始まっているのでした。
とても密度の濃い4日間でした。
課題はここで学んだ事を日本でも活かしてゆく事です。
さあこれからが本番です!
nabeken