Kohn Pedersen Fox Associates london officeへ行く
Kohn Pedersen Fox Associates 通称KPFのロンドン事務所に行きました。
KPFは1976年にアメリカ合衆国にて設立された建築設計事務所で、現在はニューヨーク、ロンドン、上海に事務所があります。
主に超高層ビルや空港等の大きな建築を手がけており、日本では六本木ヒルズがKPFの仕事として有名です。
今回はロンドン市内にあるKPF事務所に努めているスペイン出身の建築家 Rosa Riusと面会するため訪れました。
規模こそ違いますが、ロンドンでのローカルアーキテクトを探してもらうためでもあります。
エントランスホールから、微妙に組織事務所独特の雰囲気が漂ってきます。
3階建ての事務所ですが、元々はバナナ倉庫だったらしく、レンガが積まれた壁は真っ白に塗装されていました。
KPFのロンドン事務所でおこなっている様々なプロジェクトを紹介して頂きました。
現在は40名近くのスタッフが働いているらしいですが、リーマンショック以前は100名近くのスタッフが居たらしい。
言うまでもありませんが、GENETO以上にKPFはリーマンショックの影響を受けているらしく、ロンドン市内やその他各国で設計されたプロジェクトが止まったままらしい。
それにしても大きな事務所で、一般の設計をする部屋からミーティングルーム、模型を作る部屋まで、GENETO事務所では考えられない規模です。
Rosaからも、ロンドンでの仕事について色々と話を聞くことができました。
こなしている建築の規模が違うので、契約方法などは少し違っていますが、基本設計から実施設計までの流れについてなど、ロンドンでの仕事の流れを聞くことができました。
Rosa自身は30歳前後だと思いますが、若い建築家志望の人達がロンドンでどのように仕事をしているか、色々とお話を伺いました。
大抵はノーマン フォスター、ニコラス グリムショー、リチャード ロジャース、KPF等の組織事務所に入って建築設計を学ぶとの事らしい。
組織事務所の方が、業界の横のつながりが作り易いとの事。
若い人達が卒業後すぐに独立する事はほとんどないらしく、日本のように若くても事務所をもって個人で設計業務をおこなうという状況はありえないようだ。
日本では大きな仕事はゼネコンや組織事務所がおこない、それより規模の小さな建築を建築家がおこない、若い建築家はリノベーションやインテリアの仕事をするなど、業界のスタイルがなんとなく定着しつつありますが、イギリスでは大きな事務所に入って経験を積み、独立を目指すというスタイルが主流とのこと。
その後、独立出来るかどうかは未定らしく、独立後はどうしたら良いか分からないらしい。
なかなかハードルが高く、暗中模索をする日々のようです。
色々な国の事情が分かり、面白いお話を聞くことができました。
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GENETO
山中コ~ジ
AS2新年会と作品展のご案内 by 山中コ〜ジ
忘年会とAS2 winterを逃したAS2ですが、新年会は無事開催されました。
今回は珍しく、ほとんどのメンバーが参加するなど、久しぶりの面々を見ることができ、本当に嬉しくホッとする一時でした。
Gustav Klimさんの絵が描かれた羽子板を見せて頂く。
振り返るとAS2を始めた頃や、一年目はみんなで本当によく集まって朝まで語り合ったものです。
誰かの作品を見たり、アートについて色々と議論したり。
今となっては懐かしい。
当時はGENETO京都事務所の打ち合わせ室に集まっていましたが、メンバーが増えだすとお店にてミーティングをおこなう事が多くなりました。
今回は京都ロイヤルホテルの一階レストラン”プランディア”にておこなわれました。
このお店は印象に残るお料理こそ無いものの、費用対効果の点ではとても素晴らしいお店なので、ついついここが様々なイベントの会場となります。
次回で4年目となるAS2ですが、僕なりに色々と考えた展開について、メンバーに提言しました。
まだ、今後どのようになるか未定のAS2ですが、他団体の様なチャーターメンバーがいつまでも幅を利かす様な団体は良くないと思っている事に加え、常にクリエイティブな展開を起こして行きたいと個人的に考えるに至ったからでもあります。
その時々にあわせ、もっとも勢いがある人材がAS2を牽引できる。
そんな団体じゃないと、団体としての成長も見込めない。
とはいえ、そんな団体を作る事は非常に難しい事も確かです。
僕自身が、何かに飢えているのかもしれません。
僕は欲深いのかもしれませんが。。
何かにもの足らなくなっているんでしょうか。
少しですが、2.3の団体に首を突っ込んでいる僕は、どの団体にも同様に限界を感じています。
きっと、みんながそんなことは感じているはずですが、決定的な打開策は見いだせていない事も確かでしょう。
難しい話はさておき、AS2関連のご案内
AS2 SUMMERに2度出品してくださった陶芸家かのうたかお氏の作品展が、2月1日から京都の木屋町にあるギャラリー中井にて開催されます。
詳しくはAS2 BLOGをご覧ください。
コチラ←
かのうたかお氏とは、AS2を通じて親しくなったアーティストです。
来年、TANADAピースギャラリーでも作品展をしてくれることになっており、そちらも今から楽しみです。

AS2を通し結びつく人間関係の素晴らしさ、重要性はメンバー誰しもが感じているはずで、この僕も非常に感じています。
さらに素晴らしいAS2になっていけるよう、これからもメンバー達みんなで色々と考えて行ければと思います。
GENETO
山中コ~ジ
Lloyd's of Londonへ
Lloyd's of London
Richard George Rogers
1986.
大学で建築を学べば、ポンピドーセンターとロイズ・オブ・ロンドン本部ビルは必ず習うはずです。
僕も例外ではなく、世界の名建築として学んでいました。
学生当時はいつか見てみたいと、遠くの国(ロンドン)に思いを馳せていましたが、まさか建築の設計業務を通してこの建築を見に行くことになるとは幸運なことです。
Richard George Rogersはハイテク建築家でありますが、この建築をリアルに見ると納得出来ます。
既にロイズ・オブ・ロンドン本部ビルに対するテキストは、web検索をすれば色々と出てきますので、わざわざここで書く必要は無く、あくまでも僕の印象を書こうと思います。
この建築をビルの谷間から垣間見たとき、道中にあった洋式建築を多く見ていたためか、この都市だからこそ生まれた建築なんだと感じました。
設計精度が非常に高く、全てにおいて設計され尽くされている建築家の執念と言いますか、我々も見習うべき建築に対する真摯な姿勢を強く感じることができます。
そして20年以上経った現在も、きちんと存在していることはありがたい。
普通に考えると、このメカメカしい建築を残す為のメンテナンス費用は半端ではないはず。
同列で見るかどうか賛否両論あるでしょうが、1990年に京都の北山に出来た高松伸大先生設計によるSyntaxを考えると、日本人の名建築に対する認識の低さをついつい感じてしまいます。
同じように、時代を象徴するメカ建築だった事は明らかで、世界中の人々が注目していたはずです。
表現として良いか悪いかではなく、こんな建築を作っていたという歴史的なストックは、本来必要なはずです。
ロンドンでは残っていますが、日本には残っていない。
日本人にとって名建築と言われても文化の象徴ではなく、バブルの象徴でしかなかったのかもしれませんが、それでは少し虚しさを感じます。
また学生時代は、この複雑に設計され尽くされた両建築を見ながら、僕でもいつかはこれぐらいの設計能力を身につけたいと、ある種の憧れと目標を持った物です。
話をロイズ・オブ・ロンドン本部ビルに戻ると、内部に入れなかった事は非常に残念でしたが、コンセプトがしっかりと表現されている事など、個人的には向かいに建つガーキンに比べ非常に納得のいく建築だと感じました。
二つの建築を同時に眺めながら、チーム4は凄い有能な建築家集団だったのだと、彼らが建築家人生で世界に及ぼした偉大な影響の片鱗を感じることができました。
Rogers Stirk Harbour + Partners:Lloyd's of London ←
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山中コ~ジ















