Evelyn Grace Academyへ
Evelyn Grace Academy
Zaha Hadid Architects
2010
ZAHAの最新作ということで、LONDONの中心から少しだけ離れますが向かいました。
Evelyn Grace Academyが建っている地域は、少し下町の雰囲気が出ているところで、住人のほとんどが黒人でした。
ZAHAの建築を見るのはとても楽しみにしていました。
前衛的で流れる様なイメージの建築は、周辺にどのような影響を与えているのか。
そして、どんな体験をすることができるのか。
正門から直角にのびた道路からこの建築を見たとき、非常に大きな建築と言うイメージを受けました。
高くはないものの、横に伸びるプロポーションは非常に大きな印象を与えます。
近くに寄ってみると、流線型をしたフォルムがしっかりと分かってきます。
周辺との圧倒的な建築の持つ印象の違いに、そこだけ空間が変わった様な特異な雰囲気を与えてくれます。
内部には残念ながら入る事は許されませんでしたが、内部に入った時の空間体験を味わってみたかったところです。
しばらく建築の前に立ちながら眺めていましたが、思ったよりソリッドな印象を受けていない事に気づきました。
この建築はRC造と鉄骨造の混交造のようで、下層部のRCの仕上げに引き換え上層部は鋼板で仕上げられているため、どうしても貼っている印象を与えてしまいます。
その為か、ZAHAに抱いて来たシャープな印象が、少し変わりました。
勿論、他の建築家に比べフォトジェニックだし、彼女しかできない独特のシャープな建築を作っている事は確かですが。
次回は別のZAHA建築も見てみたいところです。
是非、インテリアも体験してみたいと思います。
それにしても、楽しい学校なんだろうと感じさせられます。
Zaha Hadid Architects:Evelyn Grace Academy ←
Evelyn Grace Academyの近くで見かけた集合住宅です。
奥行きがそんなに無いのですが、スタジアムを思わせる程にファサードは横に長い。
とても不思議で造形的な建築でした。
この建築しかり、この国の建築に対する行政の判断基準は一体どうなっているのか。
古い物を理解し守りながら、前衛的なものも受け入れる。
もちろん、都市計画で守るべき事柄を守った上でしょうが、とても理解があるようにも感じます。
GENETO
山中コ~ジ
かのうたかお 陶展へいく by 山中コ〜ジ
現在、京都にあるギャラリー中井では陶芸家 かのうたかお君による作品展”陶展”がおこなわれています。
かのうたかお君はAS2で知り合って以来の仲だが、彼の個展に行くのは初めての事です。
ご実家は食器として使える陶器(京焼き)の窯元ですが、彼自身は彫刻的な作品へと進路を進めました。
工芸品と美術品について彼自身色々と考えており、一緒にお酒を飲むと、たまに彼自身の考え方を僕に話してくれます。
今回の作品展で発表された作品は美術品といいますかアート作品ですが、このアート作品についても現代アートでは主流のコンセプチャルな表現ではなく、作品が持つ独特の力を見る人に感じさせたいという独自の理念を持って活動しています。
感じさせるということは非常に難しく、それなりにアーティストに力量が無ければ達成し得ないことです。
彼の作品は外形を人工的に作りながらも、内側はある種自然の成り行きを狙った物になっており、人工と、自然が共存したような表現になっています。
それはまさに古代遺跡であったり、廃墟ビルであるような独特の空気感と言いますか、印象を訴えかけてきます。
遺跡や廃墟も元々は人間が作った物ですが、使われなくなった時から自然の浸食が始まり、人工から自然への変化をおこします。
それとプロセスは若干異なりますが、人間が作品のきっかけを作り、あとは燃焼により自然とのコラボレーションが始まり、自分でも言い表し様のない作品が生まれるのです。
「言葉では表現できない表現」とは、そういった自然の表現であり、彼はそのきっかけと言いますか、自然と対話する為の媒体を作る仕事をしているのだと感じました。
近くに寄って作品を見ると、人間では絶対にできない緻密な粘土の塊と、崩壊した部分とが生々しく見えてきます。
僕の仕事である建築設計では、憧れても到底できようもない表現です。
色々な素材やスケールによって表現できる物が異なるので、表現する事に限界はないのかもしれないと改めて感じました。
面白い作品展でした。
かのうたかお展は、来年にはTANADAピースギャラリ-でもおこなわれる予定です。
そちらも今から非常に楽しみです。


作品展は2月13日(日)までです。
是非とも会場で御覧になってください。
関連記事はコチラ←
AS2かのうたかおについてはコチラとコチラ←
GENETO
山中コ~ジ
かのうたかお君はAS2で知り合って以来の仲だが、彼の個展に行くのは初めての事です。
ご実家は食器として使える陶器(京焼き)の窯元ですが、彼自身は彫刻的な作品へと進路を進めました。
工芸品と美術品について彼自身色々と考えており、一緒にお酒を飲むと、たまに彼自身の考え方を僕に話してくれます。
今回の作品展で発表された作品は美術品といいますかアート作品ですが、このアート作品についても現代アートでは主流のコンセプチャルな表現ではなく、作品が持つ独特の力を見る人に感じさせたいという独自の理念を持って活動しています。
感じさせるということは非常に難しく、それなりにアーティストに力量が無ければ達成し得ないことです。
彼の作品は外形を人工的に作りながらも、内側はある種自然の成り行きを狙った物になっており、人工と、自然が共存したような表現になっています。
それはまさに古代遺跡であったり、廃墟ビルであるような独特の空気感と言いますか、印象を訴えかけてきます。
遺跡や廃墟も元々は人間が作った物ですが、使われなくなった時から自然の浸食が始まり、人工から自然への変化をおこします。
それとプロセスは若干異なりますが、人間が作品のきっかけを作り、あとは燃焼により自然とのコラボレーションが始まり、自分でも言い表し様のない作品が生まれるのです。
「言葉では表現できない表現」とは、そういった自然の表現であり、彼はそのきっかけと言いますか、自然と対話する為の媒体を作る仕事をしているのだと感じました。
近くに寄って作品を見ると、人間では絶対にできない緻密な粘土の塊と、崩壊した部分とが生々しく見えてきます。
僕の仕事である建築設計では、憧れても到底できようもない表現です。
色々な素材やスケールによって表現できる物が異なるので、表現する事に限界はないのかもしれないと改めて感じました。
面白い作品展でした。
かのうたかお展は、来年にはTANADAピースギャラリ-でもおこなわれる予定です。
そちらも今から非常に楽しみです。


作品展は2月13日(日)までです。
是非とも会場で御覧になってください。
関連記事はコチラ←
AS2かのうたかおについてはコチラとコチラ←
GENETO
山中コ~ジ
クライアントと面会 by 山中コ〜ジ
LONDON出張最大の目的であるクライアントとの面会です。
過密スケジュールではありますが、クライアントとは少しでも多くの時間を過ごし、ヒアリングをおこないたいところです。
場所は東ロンドンに位置します。
この辺りは比較的再開発が可能な地域らしく、規制が少しだけ緩いようです。
数回スカイプでミーティングをしていますが、今回は直接面会ということで、通訳をする山下麻子も緊張気味です。
クライアントはとても気さくで気分のよいご夫婦でした。
実際の物件に入り、今回の計画概要や契約内容、建築規制についての最新情報、実際におこなわれる仕事の流れ等を話し合いました。
日本と違い契約内容や、仕事の流れ等に重点をおいたミーティングです。
ミーティング途中、息抜きを兼ねて地域を見て回ることになりました。
クライアントの家から50メートルも歩けばテムズ川に出られます。
素晴らしく良いロケーションです。
子育て含め、この場所は住むには最適のエリアの様です。
ちなみにこのテムズ川は、産業革命以降水質汚染が激しく、魚も住めないとても汚い川だったらしいのですが、現在は改善され魚も川に戻って来ており、観光スポットとしても脚光を浴びて来ています。
この建物はテムズ川から物資を輸送する時に使われた船家だったらしく歴史を感じる佇まいです。
しかも、この建物が地域の景観を考えるベースになっているらしく、周りにはよく似た建物が多く建っています。
この考え方は非常に画一的で窮屈な様にも思いますが、実は景観を考える上では一つのモデルを作ることは重要だと思いました。
それはモデルを中心としたファサードに対する表現の微妙な触れ幅で建築を作っていけば、どんな役所の人が対応しても似た様な景観を維持できるからです。
その点日本の風致地区の判断基準は曖昧で、素材や色だけを重視し本当の意味で景観に配慮した建築ができてこない実態があります。
その点で誰しもが判断し易いモデルを作ることは、役所の人だけではなく建て主や建築家も共通の納得がし易いんじゃないかと思います。
このご夫婦が今回のクライアントです。
また、プロジェクトが進めば折に触れて登場されるんじゃないかとおもいますが、職業を聞くとなかなかのエリートらしい。
住宅ローンを組む予定をしておられるとのことで、ローンについて色々と訪ねると、色々と日本との違いが分かります。
UKの建築に対する考え方は日本とは真逆で、古い建物に手を加えて住んでいる程、売る時は高価になっているらしく、その為、常に手を加えながら家の価値を上げているということが常識とのこと。
今回の融資金額も売る場合を想定した金額しか銀行は貸してくれません。
そういった問題はあるものの、日本と違い建築を大切に使いストックしていこうという社会構造が整備されている事は良い事だと感銘を受けました。
勿論、地震は無く組石造と鉄骨造で建てられたUKの建築と、地震が多く木造で建てられた日本の住宅とでは建築自体の耐久力が大きく違っているなど、それぞれの国が持つ潜在的諸条件が違うことは言うまでもありませんが。
色々な国で建築を設計するチャンスが増えると、その国特有の長所や短所が分かってきます。
UKでは日本の建築技術に対し、ある種の羨望を抱いている印象を受けました。
技術というのはハイテクノロジーだけを指すのではなく、大工さんなど職人さんのモチベーションや繊細な仕事についてです。
UKで会った建築家の全員から「日本で建築を作る様なクオリティーは望めないよ」と忠告を受けたぐらいなので事実でしょう。
色々と問題は山積みですが、日本で建築設計をしている時と比べほんの少し負荷が増えますが、上手く仕事ができる様これから頑張っていかないといけません。
また、NRW-projectについてはこのblogにて報告していこうと思います。
GENETO
山中コ~ジ

















