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関西日仏学館でおこなわれたDes photographes,des Japonsへ       

$GENETO-関西日仏学館

1月27日から2月26日の期間、関西日仏学館おこなわれている”Des photographes,des Japons”へ行きました。

この写真展は「フランス人写真家が捉えた日本」というサブタイトルがついているように、フランス人写真家がそれぞれの日本についての印象を写真に表しているものです。

$GENETO-関西日仏学館

会場には10人の写真家による作品が飾られておりました。
一点一点に目をやると、日本人では目につかない事柄に出会えます。
それは、日常にありすぎるため意識して見ていないものや、敢えて目をさらしてるものなど、我々の意識の外にある事柄がするどく描写されていました。

面白い作品展でした。

$GENETO-関西日仏学館

左京区吉田泉殿町にある関西日仏学館は、存在こそ知っていたものの訪れるのは初めてでした。
折角だからと、建築を観て歩きました。

質素な佇まいの建築ですが、窓枠等が日本の規格とは違い少し大きめのものです。

$GENETO-関西日仏学館

玄関の門は近代的なデザインです。
このアンバランスなところがヨーロッパらしくて良い。
とても古い建築に、洗練された近代建築が増築されていたりすることをよく見かけますが、その辺りのセンスは素晴らしく、日本人が設計するとそこまで上手くはなかなか行きません。

$GENETO-関西日仏学館

外部に面する窓と、その内側に窓が設けられている等、コミカルで面白い。
この手の設計は、日本の建築家(若い建築家数名)も取り入れ出していますが、インテリアに窓を設けることは、さらにインテリアへと引き込まれる様な印象を与えたりと、窓の概念を広げてくれます。

なぜだか豊かな気分にさせてくれます。
それは、きっとこの窓だから出会えるシーンを想像し、期待できるからではないかと思います。
この窓一つで会話が生まれたり、向こうの様子が気になったりと。。。
窓のあり方は非常に重要なのだと、再認識しました。

他にも見どころ満載の関西日仏学館でした。
色々なイベントを意欲的にされているらしく、また行きたいという気持ちにさせてくれました。

関西日仏学館 web site



関西日仏学館の紹介もあります。




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山中コ~ジ

LONDON 建築家達が設計した駅

$GENETO-Nicholas Grimshaw

Waterloo International Terminal
Nicholas Grimshaw & Partners
1993

LONDONの駅で最も印象深いのはWaterloo International Terminalなのは、僕だけでしょうか。
近代建築を勉強したら一度は目にするのではないでしょうか。
最も彼を有名にした建築の一つであると思います。
学生当時はハイテク技術を駆使して建築を設計する彼のスタイルは、ある種の憧れでした。

最近は、彼の話題はあまり日本に入ってきませんが、UKではフォスター、ロジャースと並ぶ有名事務所です。

書籍では何度も見かけたこの駅ですが、実際に目の当たりにすると、巨大なスケール感と対照的に部分の繊細なディテールに驚かされます。
現在は廃館しており外から見る事しかできませんが、大きな幼虫の様な独特の建築が都市に出現している事自体がアンビバレントで、その場の魅力を作っている様に思います。

$GENETO-Nicholas Grimshaw



同じ駅構内の地下鉄も彼の設計による物です。
GENETO-Nicholas Grimshaw

地下鉄が発達しているLONDONですが、色々な駅を建築家が手がけています。
現在も彼らしいスタイルが貫かれており、それがしっかりと受け入れられているUKは、僕達の暮らしている日本とは文脈が全く違う事を感じさせられます。

GENETO-Nicholas Grimshaw


GENETO-Nicholas Grimshaw



Paddington Stationも彼の設計によるものです。
この駅はHeathrow Air Portと電車で繋がっている駅ですが、ちなみにHeathrowも彼の設計によるものだから、 LONDONの窓口は彼の作品で埋め尽くされているようです。
$GENETO-Nicholas Grimshaw

ヨーロッパの駅らしく、鉄骨による大空間です。
このスケール感は日本ではなかなかお目にかかれない。
気持ちの良い空間です。

$GENETO-station

Nicholas Grimshaw & Partners


駅関連で、もう一つ印象的な駅はFoster&Partners設計によるCanary Wharfです。
$GENETO-Norman Foster

Canary Wharf
Foster&Partners
1999

LONDON東部にある大規模なウォーターフロント再開発地域で、この辺りは金融の中心でもあります。

先ず驚くのは地下であるにもかかわらず、階高がやたらに高いことです。
このダイナミックな地下空間は、地下である意味があるの?と冷静に思わせるほど大きく、公共空間でここまでデザインしきっているフォスター卿の力量の凄さにただただ驚かされるばかりです。

ただ、これだけのスケールを持った空間を使いこなせるのは、流石だといわざるを得ません。
階段やエスカレータ、柱などそれぞれのボリュームがしっかり検討されており、それなりにわざと大きく設計されています。

GENETO-Norman Foster


GENETO-Norman Foster


GENETO-Norman Foster

Foster&Partners


日本でも安藤忠雄氏による新渋谷駅、伊東豊雄氏のみなとみらい線 元町・中華街駅、渡辺誠氏の地下鉄飯田橋駅等、建築家の設計による地下鉄の駅を見る事ができますが、まだまだ少ないと思います。
日本に戻りこの現状を公共交通のコンサルタント業をしているM氏に話すと、日本では公共交通も「赤字路線は駄目」という世論がありますが、ヨーロッパではそういう概念では無いらしい。
「公共の物だから、赤字でも皆が親しめるようにしていこう」という概念らしく、最初から違っているようです。
むしろ、そういわれると公共交通が赤字でも、安くて親しみ深ければそれで良いかもしれない。
ただ、働く人の賃金が途方も無く高いであるとか、無計画に公共事業をしたせいで、財政が破綻寸前だとか・・・目に余る実態もあり。。また、その辺りを上手く説明せず、公共事業イコール悪というようなメディアの間違った先導があり、なかなか公共交通も良くなりません。
お陰様で、どの駅も取り柄がなく、空間は暗く閉塞的で人だけがやたらに多い、非人間的な空間がどの駅に降りても味わえますが。
恐らくローコストであることと、実績重視で設計者を選定しているのでしょうが、それだけでは前に進まないことを改めて感じました。

LONDONの駅はGENETO自身もURBAN PASS PARK(小田急線路跡地計画 )で、取り組んだ過去もあるお陰で、色々と興味深く見ることができました。
いつか、駅の設計などもしてみたいと、改めて想いを巡らせるばかりでした。

ちなみに、今回のブログしかりFoster&Partners設計のネタが多いですが、そんなに僕自身は好きではありません。
ただ、それだけLONDONには彼の仕事が多いということでしょう。

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URBAN PASS PARK(小田急線路跡地計画 )



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山中コ~ジ

新建築住宅特集2月号にMellow Chairが掲載されました

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新建築住宅特集2月号にGENETOとpivoto共同デザイン、pivoto制作のMellow Chairが掲載されました。

Mellow ChairはGENETOが設計した住宅に納入されており、少しずつですが改良が繰り返されている椅子で、実はver.2の物です。
椅子は年間1脚ペースでデザインをしていますが、メディアにて発表する事は初めてだったので非常に嬉しいです。

新建築住宅特集
2月号
298

建築家の家具 file.01 座りたくなる家具たち

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