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COYAA projectの救世主 安多化粧合板 by 山中コ〜ジ

前回のブログで書いた様に、pivotoが東京デザイナーズウイークに向け”COYAA”というプロジェクトに取り組んでいます。
現在は制作も最終段階へと差し掛かっていますが、途中で材料が無くなる寸前にまで陥りました。
悩んだ末、すでに廃材の提供を受けていた安多化粧合板へ追加で欲しいと言う趣旨の連絡を取りました。
二つ返事で承諾くださり、僕達が大阪にある安多化粧合板の工場へ伺うことになりました。

$GENETO-安多化粧合板

安多化粧合板 専務 安多茂一氏と、工場で面会しました。
安多氏に工場を案内していただき、特殊な合板の作り方や、木材の仕入れについて等、色々と教えて頂きました。
色々な樹種が所狭しとある工場で、安多化粧合板の他社には無いこだわりをうかがいました。

$GENETO-安多化粧合板

こだわる点が面白く、張り合わせる木目を予めシミュレーションし、デザイナーと打ち合わせた後に制作するであるとか、普通では使わない樹種や部分を合板に使う等、とにかく手間ひまかかる仕事をされています。

そこまで合板に可能性があるのかと、合板といっても色々な可能性が広がる世界であることに驚かされました。

GENETOの作品は主にpivotoを通して安多化粧合板を使っているので、自分達が何気なく使っている材料が大変な工程を経てできていることを知り、改めて自分たちが作っている作品が如何にこだわった人達の手を通り作られているのかと感心しました。

$GENETO-安多化粧合板

話は本題に戻りますが、安多茂一氏に今回のCOYAA projectの趣旨について話すと、今後も廃材を定期的に提供してくださるという事になりました。
願っても無い協力のお言葉に、同行した山下麻子含め感謝の気持ちで一杯になりました。
ひとつひとつの積み重ねがCOYAA projectを前進させてくれている実感がします。
それと同時に色々な方々の心温かい協力が、チャレンジドジャパンで働く方々にとって、生活の糧となり、希望になれればと願っています。

$GENETO-安多化粧合板

安多化粧合板(HP)
安多茂一 blog

COYAA projectについて詳しくはコチラ

$GENETO-安多化粧合板



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山中コ~ジ

京都らしい作品展 by 山中コ〜ジ

京都在住で日頃親交あるアーティストの作品展が京都であります。

GENETO-abico展
ネオンアーティスト 安彦哲男 
光と音と食で彩る茶源郷和束 -太陽エネルギーを使ったネオンアート展 -
日時 平成23年10月22日(土)~11月6日(日)日没より点灯
会場 和束活道ヶ丘公園
(※画像はクリックすると大きくなります。)
詳しくはコチラ

安彦哲男氏の作品は、彼の工房で行われた作品展に行って以来見続けております。
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GENETO-京のいけばな展
華道表現派家元 小山幸容
京のいけばな展~世界遺産に生ける~
日時 平成23年11月日(土)~11月6日(日)10時から16時半
会場 賀茂御祖神社(下鴨神社)
〒606-0807
京都市左京区下鴨泉川町59
(※画像はクリックすると大きくなります。)
詳しくはコチラ

小山幸容氏も樽家氏に続き、よく僕のブログに登場する人物です。
先日のブログにも書きましたが、パリ滞在中も作品展が開催されていたりと、なかなかご縁のある人物です。

今年の6月にTANADAピースギャラリーでも作品展を開催して頂いた人物です。
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GENETO-樽家紀治 染めきもの展
染織家 樽家紀治
染めきもの展
日時 平成23年11月3日(木)~11月6日(日)11時から19時
会場 イノダコーヒー三条店二階
〒604-8111
京都市 中京区三条通堺町東入ル桝屋町69
075-223-0171(FAX共通)
(※画像はクリックすると大きくなります。)
詳しくはコチラ

樽家紀治氏はよく僕のblogに登場される、京都を舞台に活躍されているきものの染織家です。
クールな作風は普通の”きもの”という印象はありません。
洗練された技術とデザインが統合された素晴らしい作品です。
GENETOが参画しているアートイベント”AS2”にも出品してくださった作家です。
#4 AS2 winterはコチラコチラ

樽家紀治氏による寄稿文
樽家紀治「染色(きもの)の仕事をやり続けたい」

着物の染色の道に入って50年になります。
そして私には生涯仕事をやり続けたいという夢があります。
しかし文化的構造不況とでも言うべき「着物離れ」と、その結果業界が抱える物流問題で、着物はあまりにも高額化しています。その反対に生産原価ではありえない低価格の物も売られてもいます。しかしその反面では現場で物作りをする人間の生活が成り立たないという深刻な状況で、このままでは日本文化の重要な一部でもある着物とその背景にある美的感性、日本人がその歴史のなかで積み重ねてきたデザイン、約束事、より高い完成度を追求する姿勢等が失われてしまうのではないかという危機的な状況にあります。
そして今のままでは作り手がいなくなってしまうのではないかとさえ思われます。
着物に対して憧れ、着てみたいと思う人は多いのですが、今の流通のあり方ではそういう潜在需要を無視して切り捨てているとしか思えてなりません。
よく「着物の値段は何が正しいのですか」と質問されても答えるのに困るのが作り手の現状です。むしろ今の流通のあり方は着物を益々売れなくしているのではないかとさえ思えてなりません。
私の着物作りの基本は、着やすく、着る人の個性が引き立つ、その人が美しくカッコ良く見えるーそのためには着物は少し「控えめ」であったほうがよく、あくまで着る人が主役であり、着る人がそれを完成するものだと考えています。私が創作活動を今後もやり続けたいという思いは、今居る場所を変える以外に成り立たないのです。
自分で作ったものを自分で着る人に届け、消費者の声を聴く、顔の見える息遣いが聞こえるーそういう場を作り出さない事には成り立たないのですが、それは現場でのものづくり一筋で来た人間にとっては本当に難しことです。
京都の町はいろいろの顔を持っています。大学の町、宗教の町、先端的電子部品の町、観光の町、伝統文化の町、そして何より物作りの町です。
美術、工芸の町です。

以上
(京都アートカウンシルより引用)


芸術の秋です。
京都には素晴らしい伝統と芸術文化があります。
これからも色々な伝統や芸術が、京都から育まれればと願っています。



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山中コ~ジ

ケ・ブランリー美術館 @Paris by 山中コ〜ジ

$GENETO-ケ・ブランリー美術館

フランス人建築家 ジャン・ヌーベルにより設計され2006年に竣工したケ・ブランリー美術館です。
この美術館も「グラン・プロジェ」のひとつでした。
ケ・ブランリー美術館はアジア、オセアニア、アフリカ、アメリカの原始文明にスポットライトをあてた新しいタイプの国立美術館です。
原始の森に囲まれた美術館ということで、建築の存在を樹木によって極力打ち消したイメージで描かれていました。
その様なイメージを持つ建築は隈研吾氏 著書「負ける建築」などでも語られている様に、如何に建築の存在を消すことができるかという、一般的には絶対的な矛盾を孕みそうなテーマを持っています。
そんな事から、ジャン・ヌーベルは一体どのような建築を作ったのか期待されました。

$GENETO-ケ・ブランリー美術館

彼の作品を始めて見たのは汐留にある電通本社ビルでした。
世界的に有名な建築家の作品ということで見学したのですが、期待とは裏腹に全く感動もない建築でした。
それ以降、全く興味が無くなったジャン・ヌーベルの作品ですが、今年の1月に出張したロンドンで見たONE NEW CHANGEで印象が大きく変わりました。
ある種、都市に対して暴力的なまでに大きなスケールで存在させている。
しかも多角形に構成された建築を、硝子で覆い輪郭をボカしているという手法は絶妙だと感じさせられました。

$GENETO-ケ・ブランリー美術館


$GENETO-ケ・ブランリー美術館

(セーヌ川岸より道路との境界となるファサード)
この建築は森も含めて上手くいっていないと感じました。
敷地の残余を樹木(森)で覆っているとはいうものの、樹木と建築がどうみても乖離している状態になっています。
樹木から見えるのは、隠れようとはおおよそしていない、厳めしい表情を持った刺々しい建築。
そして、樹木群がばらまかれた状態で、間を通る人の通路も大雑把な扱いで、空間体験として不自然なものでした。
この樹木しかり、自然に対する考え方は日本人と全く違うので、樹木を使うと言うひとつのテーマ性を持ってはいるものの、アングロサクソンが見ている自然への眼差しが何となく理解出来る様な建築でした。

GENETO-ケ・ブランリー美術館


GENETO-ケ・ブランリー美術館


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ONE NEW CHANGE



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