こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ!シャンパン

 

 

「シードル」と聞いて、皆さんはどんな味を思い浮かべますか?

 

 

私はつい最近まで、りんごジュースをそのままお酒にしたような、甘くて優しい飲み物だとばかり思い込んでいました。ところが、先日いただいた仙禽(せんきん)のドメーヌ・パーラー ナチュール・シードルで、その思い込みは見事に打ち砕かれたんです。本格的なシードルって、実は甘くない。むしろキリッとドライで、大人のための一杯なんだと、その時はじめて知りました。

 

 

シードル=甘いと思っていたのに、本気のやつはむしろ辛口。あの「ええっ、そうなの!?」という小さな衝撃、お酒を飲み始めた方なら一度は経験があるんじゃないでしょうか。知れば知るほど奥が深いんですよね、お酒って。

 

 

そんなふうに「シードル観」が揺らいだまま、次に出会ったのが今回ご紹介する一本。群馬県は川場村、あの道の駅・川場田園プラザで造られている「カワバ プレミアム シードル」です。旅好きの方なら一度は名前を聞いたことがあるかもしれません、川場村は「日本一の道の駅」とも呼ばれる場所なんです。

 

カワバ プレミアム シードル 川場村産ふじりんご100%

 

原材料を見てみると、川場村産のふじりんごを100%使用、しかも無添加。アルコール度数はわずか3%とのこと。この数字を見た瞬間、私の頭の中ではまた例の問いがぐるぐると回り始めました。これは甘いのか、甘くないのか。仙禽でドライの洗礼を受けたばかりの私としては、もう確かめずにはいられません。それに度数がたったの3%というのも、お酒に弱い私にとっては嬉しいポイント。これなら平日の夜でも、罪悪感なくグラスを傾けられそうです。

 

 

りんごの産地で、りんごだけを使って、無添加で仕込んだシードル。想像するだけで、なんだか初夏の果樹園に立っているような爽やかな気持ちになってきます。さて、グラスに注いだその先には、いったいどんな味が待っているのでしょうか。期待と、ほんの少しの覚悟を抱えながら、さっそくいってみたいと思います!ウインク

 

 

カワバ プレミアム シードルとは?

KAWABA DENEN PLAZA ロゴ

 

まずは造り手のお話から。このシードルを手がけているのは、群馬県利根郡川場村にある「株式会社 田園プラザ川場」です。聞き馴染みがないかもしれませんが、運営しているのは観光地としても大人気の道の駅「川場田園プラザ」。じゃらんの「全国道の駅グランプリ2022」では、約1,000施設の頂点に立った“日本一の道の駅”なんです。敷地はなんと東京ドーム約1.5倍。地ビール、パン工房、ピザ、ヨーグルト、ファーマーズマーケットがそろう、一日中遊べる場所として知られています。

 

 

その一角にあるのが、地ビール醸造所「KAWABA BEER(川場ビール)」。1998年、道の駅のオープンと同時に醸造をスタートしました。武尊(ほたか)山系のミネラル豊富な天然水を活かしたクラフトビールが看板で、ヴァイツェンやアンバーエール、IPA、雪ほたかピルスナーなど多彩なラインナップを展開。看板のヴァイツェンはジャパン・アジア・ビアカップで銀賞に輝いた実力派でもあります。日本一に選ばれた道の駅で味わうできたてのクラフトビールは、それだけで足を運ぶ価値がありそうですよね。ちなみに、同じ川場村には水芭蕉でおなじみの永井酒造もありますが、こちらのシードルを造っているのはあくまで道の駅の田園プラザ川場。同じ村の別の造り手、というわけですね。

 

 

さて、そんなビールの蔵が手がけるのが、この「カワバ プレミアム シードル」です。最大の特徴は、なんといっても川場村産のふじりんごを100%使用している点。地元で穫れた蜜の詰まったりんごを原料に、余計な添加物を一切加えず仕込んだ、まっすぐな造りのシードルなんです。コンセプトはずばり「もぎたてのりんごをかじったような爽やかさ」。なんとも美味しそうな響きですよね。

 

 

裏ラベルを見ると、品目は「果実酒(発泡性①)」、つまりしゅわっと泡立つスパークリングタイプ。原材料はシンプルに「りんご(群馬県産)」のみで、アルコール分は3%、内容量は330mlです。さらに「無濾過のため、酵母や果汁成分が沈殿・浮遊することがあります」との注意書きも。あえて濾過をかけず、りんごの旨味も澱(おり)もまるごと瓶に閉じ込めているんですね。グラスに注いだときのうっすらとした濁りは、その証拠というわけです。

 

 

ボトルもまた可愛らしくて、武尊の山並みとりんごをあしらったピンク〜赤のグラデーションのラベルに、フランス語綴りの「Cidre」の文字。手土産にしても喜ばれそうな佇まいです。これまで私が飲んできたシードルといえば、ドライを極めた仙禽のナチュール・シードルに、ジューシーで上品なニッカ弘前の生シードル、そしてノンスパークリングの大湯りんごのシードル。果たしてこのカワバは、ドライ寄りなのか、それともしっかり甘口なのか、その中のどこに位置するのか。産地のりんご100%・無添加という素性だけに、期待がふくらみます。ニコニコ

 

 

カワバ プレミアム シードルをチェック!

 

カワバプレミアムシードル:川場村産ふじりんご100%

武尊の山並みとりんごを描いたピンクのラベル。

やさしい色合いに思わず頬がゆるみます。

富士山グラスも林檎色に彩られております富士山

 

 

 

カワバ プレミアム シードル:無濾過の黄金色、きめ細かな泡

無濾過らしい、うっすら濁った淡い黄金色。

きめ細かな泡がふつふつと立ちのぼります。

 

カワバ プレミアム シードル ラベル

品目は「果実酒(発泡性①)」、原材料はりんご(群馬県産)のみ。アルコール3%・330ml、無濾過なのでオリが出ることも。製造者は道の駅でおなじみ田園プラザ川場です。スペックは以下の通り。

 

銘柄 カワバ プレミアム シードル(Premium KAWABA Cidre)
品目 果実酒(発泡性①)
原材料名 りんご(群馬県産・川場村産ふじりんご100%/無添加)
アルコール分 3%
内容量 330ml(750mlボトルもあり)
製造者 株式会社 田園プラザ川場(群馬県利根郡川場村萩室385)
参考価格 750mlボトルが公式オンラインストアで税込2,400円ほど(330mlサイズは道の駅・公式ストアで販売)

 

 

カワバ プレミアム シードルを飲んでみての評価

 

グラスに注ぐと、うっすらと濁った淡い黄金色の液体から、きめ細かな泡がふつふつと立ちのぼってきます。アルコールはわずか3%、原料は地元のふじりんごだけ。数字だけ見ればジュースのように軽やかですが、仙禽でドライの洗礼を受けたばかりの私は、内心ちょっぴり身構えていました。

 

 

甘いのか、それとも辛口なのか。今度こそ予想を裏切られるんじゃないか。そんな期待半分・覚悟半分の気持ちで、ゆっくりとグラスを口元へ運びます。さあ、いただきます!

 

 

これは、りんご畑をまるごと瓶に詰めた一杯。

 

 

 

 

まず鼻先に近づけて、おや?と思いました。最初にふわっと立ちのぼってきたのは、なんとクラシックな日本酒のような、お米を思わせる香りだったんです。シードルでこの第一印象は意外でした。けれど、それも一瞬のこと。グラスを軽く回すうちに、奥からじわじわとリンゴの香りが顔を出してきます。青々しいというより、しっかり熟して蜜の乗ったふじりんごの、甘くまろやかなアロマです。

 

 

そして、いよいよ口に含んでみると——これがもう、林檎そのままの甘さとジューシーさがぎゅっと詰まっているんです。仙禽のドライなシードルで「本格派は甘くない」と学んだばかりの私は、いい意味で完全に裏切られました。例えるなら、もぎたてのりんごをそのまま搾って、ほんの少しだけ発酵させてお酒にしたような味わい。コンセプト通り「りんごをかじったような爽やかさ」が、口いっぱいに広がっていきます。

 

 

炭酸はやさしく細やかで、舌の上でしゅわしゅわとほどけていく感じ。アルコール3%という軽さも相まって、お酒が得意でない私でもするすると飲めてしまいます。むしろ、これはもう良質なりんごジュースが、いつの間にかちょっぴり大人の表情を見せた、という方がしっくりくるかもしれません。発酵してお酒になった、けれど果実の無垢な甘さはそのまま。そんな絶妙なバランスなんです。

 

 

正直に言うと、私はやっぱり甘味のあるシードルの方が好きだなぁと、あらためて実感しました。ドライを極めた仙禽の凛とした味わいも、もちろん大人の魅力にあふれていて素晴らしい。でも、こうしてりんごの甘さがまっすぐ伝わってくる一杯を飲むと、ほっと心がほどけるんですよね。難しいことを考えずに、ただ「美味しいなぁ」と笑顔になれる。下戸の私にとっては、これくらいの優しさがちょうどいいんです。

 

 

キンと冷やして、お風呂上がりや休日の昼下がりに飲んだら最高だろうなと思います。アルコールが軽いぶん、食前の一杯としても、デザート代わりの締めの一杯としても活躍してくれそう。よく冷やしてストレートで飲んでも、りんごの輪郭がぼやけずにくっきり感じられるのが嬉しいところです。シードルってこんなに親しみやすいんだ、と再確認させてくれた、まさに“ジュースのような”一本でした。照れ飛び出すハート

 

 

今日は映画でペアリング!

 

 

このカワバ プレミアム シードルに合わせたいのは、2013年公開の映画『奇跡のリンゴ』(中村義洋監督/阿部サダヲ・菅野美穂 出演)です。青森のりんご農家・木村秋則さんが、「絶対に不可能」と言われていた無農薬・無肥料のりんご栽培に挑み、11年もの歳月をかけてついに実らせた——そんな実話をもとにした作品です。

 

 

なぜこの映画かというと、このシードルの核にあるのが、まさに「無添加」「りんご100%」「土地の手仕事」だからです。余計なものを足さず、自然の恵みをそのまま一本に込める。その姿勢は、農薬に頼らず、りんごが本来持つ力を信じ抜いた木村さんの哲学とまっすぐに響き合います。グラスの中で感じる、あの混じりけのない甘さやジューシーさは、一個のりんごに注がれた途方もない手間と時間の結晶なのかもしれない。そう思うと、一口がぐっと愛おしくなります。

 

 

映画の見どころは、なんといっても木村さん一家の姿です。畑が一面、花も実もつけない長い長い苦しみの季節。それでも家族は寄り添い、笑い、ささやかな食卓を囲み続けます。詳しくは語りませんが、ある“気づき”のシーンで物語が大きく動く瞬間は、思わず息をのむ美しさ。派手な演出はないのに、じんわりと胸の奥が温かくなる、そんな滋味深い一本です。観終わったあとには、スーパーに何気なく並ぶりんごひとつにも、誰かの汗と祈りが宿っているのかもしれない——そんなふうに、世界の見え方が少しだけ変わるかもしれません。

 

 

このシードルの「発酵してお酒になっても、果実の無垢な甘さは消えない」という佇まいは、苦境の中でも素朴な信念を手放さなかった木村さんの生き方そのもののようにも見えてきます。きんと冷えたグラスを片手に、りんご一個に込められた物語に思いを馳せながら観る——そんな静かな夜の過ごし方を、ぜひ一度試してみてほしいです。きっと、いつものシードルがもっと味わい深く感じられるはずですよウインク

 

 

下戸の酒好き評価点

 

 

※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。

下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。

 

 

★★★

 

 

★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい

★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる

★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい

 

 

カワバ プレミアム シードルの価格&どこで買える?

 

気になるお値段ですが、公式の「KAWABA ONLINE STORE」では、たっぷり楽しめる750mlボトルが税込2,400円ほどで販売されています。今回私が手にしたのは飲みきりサイズの330mlボトル。一人でちょっと楽しむにはこのサイズがちょうど良くて、お試しにもぴったりです。IPAとのセット商品なども用意されているので、川場ビールのクラフトビールと一緒に飲み比べてみるのも楽しそうですね。

 

 

いちばん確実なのは、やはり本拠地である道の駅・川場田園プラザに足を運ぶこと。武尊の山々を眺めながら、できたてのシードルやクラフトビール、地元グルメを味わう——それだけで小旅行気分が味わえます。群馬方面へドライブの予定がある方は、ぜひ立ち寄ってお土産にしてみてください。ここでしか出会えない限定ビールやスイーツもたくさんそろっているので、シードルと一緒にあれこれ選ぶ時間も、それだけで楽しいひとときになりますよ。公式オンラインストアやふるさと納税の返礼品としても取り扱いがあるので、遠方の方でも手に入れることができますよ。

 

 

なお、川場村産ふじりんご100%・無添加という限定生産的な性格上、楽天市場やAmazonでの常時取り扱いは時期によって変動するようです。「あの爽やかな一杯をまた飲みたいな」と思ったときに売り切れていることもあるので、見かけたときが買いどき。下のリンクから在庫状況をチェックしてみてくださいね。りんごの素朴な甘さに癒されたい方には、自信を持っておすすめできる一本です。ニコニコ

 

 

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