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SOZO Selection

歌わない・踊らない・戦わないが三原則。
でも必要であれば戦ったりする名古屋の劇団。
芸歴20年オーバーの年齢性別不詳のポジティバーが団長を務めるルフィ海賊団のような劇団です!
常に仲間を募集しています(笑)

HP
gekidan-sozo.net


第4位 御房(ごぼう)/岩城諭(フリー)


謎多き田部留市のホテル支配人。

神出鬼没の敏腕で、常にとぼけた雰囲気をまとっているがおそらく今回の騒動の一部始終をくまなく把握していた人。

ある意味支配人としての仕事を完璧にこなしており、自分のホテルに関わることへの情報収集力は範囲の広さから言ってもイチゴを軽く抜く。

田部留市への愛は小松と同等のものを持っており、町やホテルをふいに貶されると穏やかに犯行予告したりする怖さも持ち合わせている。


とはいえ真面目一辺倒の人でもなく、ホテルの宴会場をショーの会場として約1ヶ月提供し続ける懐の深さや製作物の材料や備品の貸し出しなど協力を惜しまない姿勢、意外と面白いことへのアンテナが敏感で、そのくせ落ち込むナイトを励ますためにショーの感想メールを半ば無理矢理読ませたりなど人の感情の機微も感じ取れる、その辺の柔軟性が結果"イチゴを雇う"ということに繋がったのではないかと。

「影から情報収集して誰かの助けになる」という共通点もありますし、イチゴが自信を持ってルアンの前にファンとして立てるようにアドバイスしていくことでしょう。


演じてくれたのは岩城諭さん!

去年の「狐の窓から見る空は(再演)」を見に来て下さり、その時に「機会があれば出演したい」との言質を頂きましてw

その後、今回の脚本を読んだ瞬間

「支配人、岩城さんじゃん!🙄」

となり、速攻で出演依頼をしました!


もう本読み段階から完成されていて、演出として出した指示は「周りがどれほど早口で喋ってもテンポを崩さない事」くらいでした。

でもこれ意外と難しいんですよね💦

ボクなんかは自分の想定以上の早口で喋る癖があるので周りが加速すると自分もつい加速してしまう傾向にあるんですが、岩城さんはしっかりと支配人としての独特のテンポを守って下さいました!


ちなみにルアンとお揃いの衣装は岩城さん用に別に用意しました。

脱ぎ捨てたものを着る話もあったんですが汗で着れない可能性を考慮して2着作りました!


ノリノリな岩城さんが愛おしい🥰

顔を隠す布を付けた帽子もよく見ると黒薔薇の飾りがついたミニシルクハット🎩だったんですが、布つけたら分からなくなったのが悔しいところ。


岩城さんもアクション分からないのにやらされた人。

今回未経験者にやらせ過ぎてる💦誠に申し訳ない💦


ギャバさんと2人で取り押さえる動きを何度も何度も確認してくれていました。

やっぱり動きは積み重ねがものを言いますから!


また機会があればぜひご一緒したいです😆

今度はきっとアクションないのでww


第5位 小松ナコ/椎野亮


生まれも育ちも田部留市の生粋の田部留市民。

田部留市を心から愛しており、大好きな町の良さを外へ発信していきたいと尽力している。

とはいえ自分の町が田舎であるということを知っているくらいには都会のことも知っており、だからこそ"田舎だから"と一括りにされる発言は許せないものがある。

田舎だけど田部留市の良さも知らずに簡単に馬鹿にすんなっ!!

というのがガチギレモードの根幹。愛故にです。



ショウタ加入によって小松さんはグッとキャラショーメンバーに心を開くようになります。

ナイトはベジベジ太郎を軸としたストーリーしか作れませんでしたが、ショウタは自ら進んで町のことを詳しく調べ、愛のある形でショーのアドリブとして昇華させていました。

後半のイベントでは地元住民ばかり集まっていたのはショウタの頑張り屋が小松さんだけでなく田部留市民から受け入れられた結果だと思います。


最初こそショウタにキレ散らかした小松も、ショーに使えそうな町のネタ探しを一緒にする内に「この人はただ素直で真面目なだけなんだ」と理解し、田部留市に地元住民以上の愛を持って関わってくれるショウタに心惹かれていきます。

ショウタも厳しい先輩が多いヤーコンで揉まれていたので初対面のキレっぷりはそこまで引きずっておらず、むしろその後親身になって田部留市の事を教えてくれる小松の落ち着いた優しさや地元を心から愛するその純粋さに心奪われます。


これからはショウタと一緒に田部留市で手と手を取りながら幸せに暮らしていくことでしょう。


演じてくれたのは椎野亮さん!

ショウタと揃うシーンは市野くんがすぐやりすぎるので毎度爆笑の渦でした🤣

小松は登場のタイミングが1番難しく、話題の合間にスッと登場してサッとはける、といったことが多く、通し稽古のホントに初期の頃は珍しく出トチる事もありました。(亮さんだけではないんですけどねw)

話の切れ目に入ってくるのではなく、自分の登場で話の切れ目が生まれるというタイミングなのでちょっと芝居を"観て"しまうと遅れてしまうんですよね💦


台本だけ見ると真面目なザ・役所の人という感じしか受けない小松という人物をよくぞここまで暖かみのある人にしてくれました!

亮さんのそもそもの人柄も大きいとは思いますが、あの暖かみがあってこそ最後ショウタと結ばれたシーンでの可愛らしいお芝居も自然になったと思います。


来年も新しい椎野亮が見れるかも!?




第6位 タブルナイト(伏見チカラ)/伊藤佳月


所属していたアクション事務所が突如経営破綻し、たまたま1人で先に現場入りしていた為にキャラショーの責任者を務めることになった心優しい苦労人。

幼い頃に2つ違いの兄と家庭の事情により別の親戚に引き取られてから生き別れになってしまっていた。

大好きだった兄から「もしもお前がヒーローになれたら無敵だな」と言われたことを心の支えとしてヒーローとしての道を選ぶ。

けれどルアンが実の兄だと気づいても、思い出の中での兄との違いや、立場の違い、トウヤの過去なんて関係ないというルアンの発言を受けて名乗ることが出来ずにズルズルと"仕事相手"としての関係を継続してしまう。

幼い自分が兄を深く傷つけていた事実と、兄から言われた言葉の意味が逆だったことを知り、名乗らずにこのままお別れをすることを決意するも、イブの計画やショウタの後押しによりラストステージにてやっと"弟"として想いを伝えることが出来た。


連絡先を交換したものの、変な気の使い方をして全然連絡取り合わないことにイブさんに怒られる未来はきっとあるw

あとドッキリ番組の仕込みとして呼び出しくらう未来もきっとあるww


伊藤佳月が演じさせてもらいました!

歴代史上1番舞台上にいて喋ってたんじゃないかと思います😅

舞台上で水を飲めるようにして大正解でした、じゃないと後半むせてた。

ナイトくんに関しては普段の自分とリンクすることも多く本質的な役作りは問題なかったんですが、お兄ちゃんへの想いだけは1から作っていかなければならずそこが大変だったところでしょうか。

兄役の相楽くんとは普段からアクションショーで戦っているし、よく動きもシンクロすることが多かったので敢えて兄弟を強調するような動きをつけることはしませんでした。

どちらかというとボクが相楽氏の動きをぼんやりトレースする形で調整していましたが、お客様から「なるほど、兄弟だ」と感じる瞬間があったとお声を頂きめちゃくちゃ嬉しかったです!

見た目がね、血が繋がってる割にすごく違うのでw


ルアンのサングラスをかけたらBKB(バイク川崎バイク)と呼ばれた1枚w


自分のことにいっぱいいっぱいになってしまった時も支え続けてくれた座組メンバーには感謝しかありません!

これからも何か不備に気づいたら都度教えて下さい←まずそうならないように計画性を持て


第7位 馬礼(ばれい)ショウタ/市野倖大


アクション事務所プロダクション・ヤーコンに所属していたナイトの後輩。

真面目な頑張り屋だがヤーコンが潰れ、ヤーコンの社長の悪名のせいで次の所属先が決まらず鬱々としていた所にナイトからの連絡が入り魔がさす。

ショースタッフとして動いているうちに生来の真面目さを遺憾なく発揮し、田部留市を盛り上がるために色々調べ尽くした結果、最終的には田部留市民としての移住を決意する。

ナイトとは先輩後輩抜きでも仲が良く、ファイヤーBIGのおもちゃの由来やナイトがヒーローを目指したきっかけも知っていた為、せっかく巡り合った兄弟がこのまま別れてはいけないとみんなに協力してもらってラストステージを計画した。


実は今回ショウタ役を探すにあたって1番ネックだったのは劇中劇で悪役の戦闘員役をやらなければいけないことでした。


・ボクの後輩役が出来る見た目

・亮さんと並んでも違和感のない年齢

・ショーの戦闘員の動き(コミカル)が出来る

・真面目な芝居が出来る


この条件をクリアできる知り合いの役者なんて・・・いたーーー!!!イッチーだ!!!


ということで市野倖大さんをお呼びしました😆

思った通りばっちりの役👌

戦闘員に関しては1回目の立ち稽古でほとんど理想通りの動きをしてくれたのでめちゃくちゃ演出が楽でした。

アクションだけは未経験だったので苦労をさせてしまいましたが、楽しいシーンでの緩急や抑えるべきところでのセリフ回しはさすがだなと感心しておりました。



お面は白猫の案もありましたw

猫のお面渡したら全力でネコ戦闘員やってくれましたw

こういうネタへの瞬発力は誰よりも高い市野さんさすがっす🤣


またの出演をお待ちしております!!


第8位 明賀(みょうが)/宮地大朗


始めこそ落ち目アイドルの「嘘」を暴いて、残りカスを燃やし尽くしてやろうと考え近づいたが、マネージャーから使い捨てではなく継続的に売れそうな情報を共有されイブの計画に協力をする。

多分今後も雑誌が売れる限り、明賀さんは良きにつけ悪きにつけイブさんの協力者。


元々報道関係の経験のあるミヤッチなので記者としての演出はほぼ必要無く、強いて言うならどうしても座りっぱなしになってしまうシーンにどう動きやメリハリをつけるのかが課題でした。

最初はもっと冷静でリアルな嫌な記者で作っていたんですがそれではつまらないなぁとなり「もっと煽れる?」と聞いてみた所どんどん酷く(←褒め言葉)なっていきましたw

一気にパワーバランスが変わった為、イブ役の佳菜さんにも「煽り返せる?」と頼んだ所2人で煽り散らかして、やればやるほど良いシーンになりました!

捏造書類を手に取り間近で見たい明賀vs間近で見られるわけにはいかないイブのカルタ取り大会は本当にちょっと思いついてやってもらうことにしたんですが、個人的にはとても好きなシーンです😆

惜しかったのは場所が舞台最奥だったことでちょっと見にくかったことですね💦


殴られた後のシーンのこのネット。

頂点部分が2点ツノのように立っていたので裏でみんなで「ちいかわ」とずっと言われてましたw

ミヤッチもちゃんとちいかわになるようにツノが立つように被っていたようです。


仕事の合間を縫って稽古場に来て自分のシーンが出来ない日でも他の人のシーンをきちんと見て勉強して、それを自分の芝居にきちんとフィードバックして演出から言われたことは忘れない。

ものすごい当たり前の事を積み重ね続けるミヤッチは出演の度にどんどん良い役者へ成長しています!


これからもミヤッチの進化が楽しみです😊