めいおん✖️ウィーン国立音楽大学 特別交流演奏会
第28回オーケストラとソリストたちの夕べ
曲目
ソリスト
スペシャルゲスト/アンナ・マリコヴァ
指揮/松尾葉子
9月最終の火曜日はコンサートに行って来ました。昨年は仕事の都合で行けなかったのですが、このコンサート通常のコンサート2回分のボリュームがあります。指揮は以前はむ名フィルのコンサートマスターでもある後藤龍伸氏でしたが今年は、地元の名指揮者松尾葉子氏と、世界的名ピアニストアンナ・マリコヴァの登場とあって会場は人で溢れていました。例年はこのてのコンサートは3階席は締め切って2、2回だけで開催されるのですが、無料ということもあり収容しきれず、最終的には3階席まで開放してのコンサートとなりました。プログラムも足りなくなり、急遽印刷、挙句はホームページでアップするという対応も撮られていました。。発表会という意味合いもあり、カーテンコールは無く淡々とコンサートは進められていきます。
今回のステージ見慣れないピアノはカワイSK-EX
ショパン・コンクールテリ指定楽器にも採用されているピアノです。
冒頭は高谷奈那の演奏するカプースチンの「アルト・サクソフォーンと管弦楽のための協奏曲Op.50」です。単一楽章の曲でドラムラットとエレキ・ギターも使われるということでジャズ・スピリットにあふれた作品でした。こんな曲です。
毎回思うのですが、一般のコンサート2階分のボリュームがあり、特に2曲目はブラームスのピアノ協奏曲第1番ということで50分を越すボリュームのある演奏となっていました。まあ、今の若者はこれぐらいの曲は全て暗譜で演奏するのは当然ですが、かなり熱量の高いバイタリティのある演奏で、長丁場をしっかり弾き切っていました。下はピアノの佐藤天徳が豊橋出身ということもあり、地元の豊橋交響楽団の演奏を貼り付けました。
プログラムの構成上、舞台転換はかなり大変でピアノは何度もステージ奥から出たり入ったりのセッティングでした。後半最初は規模的には室内オーケストラ規模のオーケストラとユーフォニアムの協奏曲でした。3楽章のオーソドックスな構成の協奏曲で、聴いた限りでは
さて、今年の目玉はなんといってもアンナ・マリコヴァの登場でしょう。なにしろ、1993年の難関のミュンヘン音楽コンクールで第1位となった逸材です。現在はウィーン音楽大学の教授ということで、今回登場となった次第です。やはり、格が違いました。同じカワイのSK-EXを弾いても楽々と豊かな音量を引き出していました。久しぶりにショパンのピアノ協奏曲を聴きましたが、ここまで雄弁な曲に聴こえたのは初めてでした。終焉馬はもちろん万雷の拍手でブラボーも飛び交っていました。
過去記事
さて、、ことは19階のショパンコンクールの年で、明日10月2日からいよいよ予選がスタートします。今年は、日本人は13名が出場します。前回は惜しくも予選敗退した牛田智大は今回もチャレンジするようです。詳しくは下の記事でどうぞ。