過去記事の修正 71 ポップス編 | geezenstacの森

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過去記事の修正 71 ポップス編

 

 

 

 

 子供の日が近いのか、この記事へのアクセスが増えています。こんな曲を渡瀬恒彦が歌っているというのがすごいところです。当時は子供が小さかったので一緒に風呂に入る時はこの音楽を事前に聴かせて準備をさせました。行進曲調の明るい曲で、まさに、お風呂準備にはもってこいのCMソングでした。このCDには通常のフルコーラス版に加えて、最後にTV・CFで使用された音源がCMの種類に合わせて15秒と30秒のバージョンまで収録されているのが特徴です。このCDには振り付け用の歌詞カードもついていて子供と一緒に踊ったものです。今回修正するにあたって音源を追加しました。

 

 

 ムード音楽の巨匠「マントバーに」は1980年に亡くなっています。そして、ここに収められているマントヴァーニの代表曲はすべてデジタル録音です。といことはマントヴァーニ本人が指揮しているものではないということです。名前だけ残して実態は別の指揮者が演奏しているオーケストラが多々あります。有名どころでは、グレン・ミラー・オーケストラ、パーシィ・フェイス・オーケストラなどといったものがありますが、このマントヴァーニ・オーケストラも「スタンリー・ブラック」、「ローランド・ショウ」というイギリスポップ音楽界の重鎮が跡を継いで指揮していた録音なのです。

 

 

 1968年に誕生したビートルズの名曲「ヘイ・ジュード」。同じ年、チェコスロバキアで、“プラハの春”が、ソ連軍によって弾圧されたとき、チェコ語版のヘイ・ジュードが歌われた。このレコードを出したのはアイドル歌手、マルタ・グビショバ。その後、彼女は政府の弾圧を受けたが、89年の無血革命のとき、彼女の歌は革命のシンボルとしてよみがえる。「ヘイ・ジュード」に秘められた知られざる物語を探るこの番組を振り返る。---NHK解説より---今年、2月7日にNHKBSで再放送されたので改めて見た人は多いのではないでしょうか。ロシアがウクライナに侵攻した2月に再放送されています。

 

 

 ハリーポッター・シリーズの第1作です。演奏のオーケストラの表記が無いのですが多分ウィリアムズとコンビを組んでいるロンドン交響楽団だと思われます。スターウォーズ以来ロンドン交響楽団はいい仕事をしています。プロローグに使われているチェレスタの音が何ともミステリアスでいい味を出しています。ジョン・ウィリアムズの音楽は映画の雰囲気を色濃く伝えていますが、他の作曲家と違って、音楽が映像の中に埋没していないのが凄いところです。ですからテーマ曲にしても独立して演奏されることが多いですし、こういうシリーズ物に関しては作品が他の作曲家に変わっていってもテーマ曲としてのウィリアムズの音楽はしっかり引き継がれています。

 

 

 この音楽を作曲したマーヴィン・ハムリッシュが2012年8月6日に亡くなりました。68歳という若さでした。あまり多作家ではありませんでしたが印象的なメロディを持つものが多く、 トニー賞、アカデミー賞に加え、グラミー賞、エミー賞、ピュリツァー賞するなど、現代アメリカを代表する作曲家であったことは間違いないでしょう。上記五賞を受賞した作曲家は、ほかに故リチャード・ロジャースさんしかいないのです。ジョン・ウィリアムズでさえまだ、ピュリツァー賞は受賞していません。

 

 

 昨今はリメイクされたスピルバーグの「ウェストサイド・ストーリー」が話題になっていますが、こちらは1961年公開の作品を取り上げています。1960年代は映画の全盛期で、大作が次々と登場していました。そういう流れの中で「ウェストサイド物語」も公開されたわけです。なんといっても冒頭から新鮮でした。この映画はユナイトが製作していますが、今では冒頭にはMGMのライオンマークが登場します。映画業界の変遷を感じます。

 

 

 1984年にロスアンジェルスで開催された第23回オリンピックの公式アルバムです。このオリンピックはいろんな意味で注目されたましたが、その中でも徹底した商業主義は記憶に新しいところでしょう。この大会を境にテレビの放映権料は破格の金額になり、聖火リレーさえも有料で一般に公開されるという徹底したコマーシャリズムの中で行われたのだから。そして、その流れの中で発売されたのがこの公式アルバムなのです。それまでにもオリンピックの音楽をレコードで発売したことは何度もありましたが、各競技ごとにテーマソングを作って協議の開催時や表彰式、テレビ中継時に流すといった使われ方をしたのは始めてだったし、何よりも参加ミュージシャンが当時の一流どころというのも話題を呼んだものです。

 

 

 デオダートといえば、1973年にCTIから発売された「ツァラトゥストラはかく語りき」と「ラプソディ・イン・ブルー」 の2枚のアルバムが鮮烈で誰しもがそこからスタートしたと思われるでしょうが、実際は1960年代からブラジルで活躍していました。そして、後半には既にアメリカでアレンジャーとしても活躍し出していてクリード・テイラーの目に留まり、CTIデビューの直前に制作されたのがこのアルバムです。

 

 

 LP時代には多分サントラ盤は発売されていなかったのではないでしょうか。このLPも録音は1966年となっています。そして、ジャケットには「ORIGINAL MOTION PICTURE SCORES」と大書きされています。ですからこれはサントラ盤ではないのですね。ですが、LP時代はこれが多分唯一の音源だったと記憶しています。「SUNSET」というレーベルはLIBERTY/UAレコードの廉価盤レーベルです。

 

 

 今回もレコードを取り上げます。101ストリングスのものです。なんとも味気ないジャケットですが、このレコードがイギリスではヒットしたそうです。何しろ結成はドイツだったのですが、その後活躍の拠点をイギリスはロンドンに移していました。活動期間はwikiによると1957ー1981という事で、デジタル時代の到来と供に姿を消したようです。確かに、初期の頃はそのストリングスの重厚さで他のイージーリスニング・オーケストラを凌駕していましたが、アルバムによってはまったく別のオーケストラか、室内楽程度の編成でギターやドラムスを入れた安っぽいサウンドのものもあり、まさに玉石混淆のような内容でした。