過去記事の修正 38 クラシック編 | geezenstacの森

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過去記事の修正 38 

クラシック編

 

 日をおかずにアクセスのあった過去記事が10本以上になりましたので掲載しました。中には大幅な修正を加えた記事もあります。

 

 

 ジュリーニという指揮者は不思議な存在でした。イタリア人ですが、EMIに見込まれてイギリスに出稼ぎに行きそこで、いろいろなオーケストラを指揮しています。本来はオペラ指揮者であったはずですが、EMIはオーケストラ式視野として買っていて、カラヤンを失った後釜にジュリーニを据えたかったような節がありますが、常任の地位を嫌って、シカゴに行きます。シカゴでもいい仕事をしますが、寒いところは嫌だとここも常任を蹴ってロスアンジェルスに落ち着きます。まあ、悠々自適の指揮者だったのでしょう。レパートリーは広くありませんが、いい仕事を残しています。そんなブラームスがこのセットです。

 

 

 CBSにはオーマンディがいて、系列にはセルがいたということで、自分の録音したい曲を録音していました。ですから、メーカーが企画しそうなオーケストラショーピースの名曲ものはほとんど録音していません。ここがカラヤンと違うところなんでしょう。そんな中で唯一まとまった録音を残したのがロッシーニでした。

 

 

 

 なんでポピュラーのビートルズの作品があるかって?いえいえ、聴けばショパンがいて、モーツァルトがいて、ベートーヴェンがいます。そう、フランソワ・グロリューはそれぞれの作曲家のスタイルでビートルズの名曲を料理しているのです。

 

 

 

 ほとんど知られていないスワロフスキーの「我が祖国」です。多分国内では発売されたことがないのではないでしょうか。ドイツインターコードでCD化されたものですが、録音年代不詳の珍品です。

 

 

 カーゾンは地味なピアニストのイメージですが、デッカにはいい仕事を残しています。ブリテンと組んだこのモーツァルトは至福の仕上がりです。

 

 

 CBSでほとんどの録音をやり尽くしていましたから、RCAへの移籍はメジャーな作品はほとんど録音を残していません。このシベリウスは例外なのでしょうが、ほとんど話題にならなかったのかCD化されても短期間で廃盤になってしまっています。

 

 

 このメンブランから発売されたセットは、編集方針はちゃらんぽらんですが、ヒストリカルな名盤を多数収録していました。メニューインのチャイコフスキーはとても珍しくフリッチャイとの共演は貴重なセッション録音です。

 

 

 昨年に続き今年も中止になってしまった「ラ・フォル・ジュルネ」の2013年のコンサートとコラボしたセットでした。音源提供はヴァーシン・レーベルで普段あまり耳にしなかった本場フランスものの演奏を堪能できたセットでした。

 

 

 このカプリッチョというレーベルもいつの間にか消滅してしまいました。コープマンはこのレーベルにもいろいろなバロック作品をレコーディングしていました。一般にスカルラッティはスコット・ロスの演奏が定番のように言われていますが、コープマンの演奏もなかなか味があります。

 

 

 デニス・ブレインといえばカラヤンと組んだモーツァルトのホルン協奏曲が真っ先に思い浮かびますが、それに先立ち、ジュスキントとも全集を録音していたのですなぁ。このメンブランのセットで聴くブレインは2番だけがジュスキントとの共演盤になっています。

 

 

 このボックスセットもとっくの昔に廃盤になっていますが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲と合唱幻想曲を収録しています。しかも、2つ収録されていて、一つはバーンスタインとの演奏で、もう一つはほとんど忘れ去られているマールボロ音楽祭でのライブが収録されていたのです。