エッセイの語源。つまり最初にエッセイを書いたのが、

16c、モンテーニュによってだ。


どうしても16c西洋の中世に興味のある僕。

(特にフランスだが。


以前、肺炎で入院した時、暇つぶしで読んでみた。


・エセー1~6巻 モンテーニュ著 原二郎訳 岩波ワイド文庫


正直、変人だと思った。


いろんなテーマについて、思いつくままに書かれたような本だ。


(そんなエセーにも、岩波の訳者によって、確か岩波新書で入門のための本があったはず。


また、こんな本もある。


・ロベール・オーロット 『モンテーニュとエセー』
 荒木昭太郎訳、白水社:文庫クセジュ、1992年


そのほかにも、モンテーニュについて書かれた本はいっぱいある。

Wikipedia日本語版にも情報は多少ある。


ところで、親友、人文主義者ボエティーが早世しなければ、ここまで変人になっただろうか?


若いうちから法官、アンリ3世の侍従、ボルドーの市長までなりながら(いやいやだが)、

その役目を終わるとさっさと隠遁生活に入り、

この本を書いていった(これだけではないが)、モンテーニュ。


思いつくままに書かれたような内容。


ひまつぶしにはお勧めです。


今回はここまで。

戦争ものの映画です。


監督曰く、リアリティを追求したこの作品。




ソマリアに展開する米軍の秘密作戦。


その最中に起こるアクシデント。


追い詰められていく米兵。


どうなる?




実際に起きた出来事を、フィクションを交えながら、

見応えのある作品に仕上がっているな、と思いました。


グロテスク?な場面が出てきます。

戦争もの全然平気という方にはお勧めの一品。


今回はこれまで。

洋楽です。とても古い曲です。


THE DOORSの THE END。


映画、地獄の黙示録のテーマ曲。


スペースシャトルの朝の曲にも選ばれたもの。

(NHK BSでやってますねb


子供のころ、地獄の黙示録を見て、よくわからなかった。

(これについては、後日書くこともあるだろう。


そして、とても印象に残った曲だ。


「おれたちの計画はおわった」


そう、ベトナム戦争は終わった。

誰も思わなかったアメリカの敗北として。


そして今、アメリカはアフガニスタンでも

最終的な撤退・敗北をするだろう。


今、ビンラディンは殺害された。

テロリスト個人を相手にした戦争はもう終わったのだ。


THE END。


だが、テロは続く。

国家対個人の戦いは続く。

終わりのない戦いが。


おわならないこの戦いの原因はいろいろあるが、

僕が思うに、テロは逆に増える傾向にあるのではないか?

(これについては後日書くこともあるだろう。


THE END。


良い曲です。是非ご視聴あれ。


今回はここまで。

昨日、海水浴に行ったのだが、


その時、歯の全体が非常に痛かった。


おさまるだろうとおもっていたけれど、その気配もなく。


時間がたてばたつほど痛くなる。


鎮痛剤を飲んだが2時間したら激痛がはしる。


寝たら治るか、とも思ったが、


早朝、激痛で目が覚めた。


歯、歯肉、全体が痛い。

こんな痛みはじめてだ。


これはいけないと思い、

スケーリングも兼ねて、いきつけの歯医者に行った。


虫歯が散見された。


だが激痛の原因がわからない。


とりあえず1本治療してもらい、来週また歯医者に行くことになった。


ちなみに鎮痛剤をもらったが効果は3~4時間。


もらった薬は6錠。既に2錠使っている。


はたして薬が切れる前に、激痛がおさまってくれるか?


とほほ。


ちなみに驚いたのは、最近の歯医者さんって、

すごくデジタル化されてるんですね。

しかも年々治療の方法、機材などが出ているとのこと。


素晴らしい。


今回は以上。


P.S.

これで終わる予定だったが、この後の話がある。

鎮痛剤は6錠もらっていたが、鎮痛効果が結局3時間しかなく既に3錠使用。

木曜日は歯医者が休日な為、急きょ歯医者が閉まった後、電話をし、レッツゴー!

10錠の鎮痛薬をもらい、さらに、金曜日に診察予定を変更してもらった。

なんとかなればよいのだが。。。

海水浴に行ってみた。


ひさしぶりすぎうる海水浴。


海が好きだ。


だから海の家で、近く、遠く海を見て、ぼーっとしてた。


ひさしぶりの海水浴。


楽しかった。


想い出がまた一つできた。

シェイクスピアを僕は読んだことがない。(馬鹿がばれますがw


当然だが、読んだ方がよいのはわかっている。


だが、何を読めば良いか、あたりがつかない。


そこで、


・シェイクスピア物語 小田島雄志 岩波ジュニア新書


を買っているが、どうも乗り気になれず読んでいない。


そんな時、詩だったらどうだろう?と考えて、


・ソネット集 岩波文庫


を買って読んでみた。




正直、吐き気がした。


暗い、ねばりつくような詩情。


一度読んだら、読む気が失せた詩集。


だが、今ならどうだろう?


もうかなり前に読んだ話だ。


今度再挑戦してみようと思う。


どうか、良い出会いになりますように。


今回はここまで。

海外の絵画が好きだ。


日本にある西洋美術館では広島の美術館、大原美術館には最低行った。石橋は行けてないorz

そして、海外から来る大きな展覧会にも何回も足を運んだことがある。

(これらについては後日語ろう。


さて、唯一の海外旅行でイタリアの、ローマ、フィレンツェに行ったことがある。

そしてフィレンツェのウフィッツィ美術館に行ったことがある。


(イタリアの想い出や名品などについては後日語ることにする。


世界から人が来るので早朝から待ってやっと入れた美術館。

ここは名品がそろう場所。(あまりにも作品が多いので後日いろいろと語ることにする。


その中でいちばん目を引いたもの。


それは、ボッティチェリのプリマヴェーラだ。


一番の目玉の部屋の中央に、どん、と置かれたこの作品。

カタログでは見たことがあるが、当然のように実際に見ると全然違う。


てか、これほどまでに違うものかと目を疑った。


大きい作品だ。そして作品の息吹を感じる。生きている。


レオナルドが一番すごいかな、と思ったが違った。

なんでレオナルド・ダ・ビンチが一番かなと思ったのは、

イタリアは線画、フランスは色彩の作品と思えばいいのだけれど、

レオナルドは線画のように感じる。

だから一番だろうと思ったけれど。


ボッティチェリのプリマヴェーラがこの美術館では一番迫力があり心に響いた。


お勧めです。


今回はここまで。

渡辺一夫訳を断固お勧めする。


・ガルガンチュワ物語1冊 パンタグリュエル物語4冊 岩波ワイド文庫


ラブレーは16cフランスの作家。だが表では外交官的な仕事をしていた。


Wikipedia日本語版にある程度詳しくのっている。

てか16cフランスについて詳しい。


やはり渡辺一夫の影響だろうか。きっとそうだろう。


内容は荒唐無稽、だがおもしろい。

ラブレーは当時の事をそのように書いたのだ。


外国語に翻訳不可能とまで言われるこの物語。

渡辺一夫は見事に日本語を駆使して訳しきった。


宮なんたらが訳したものもあるが、僕は好きではない。



渡辺一夫訳を断固お勧めする。


ちなみに渡辺一夫について語るかも知れない。

そしてその時、大江健三郎についても若干触れるだろう。


今回はこれまで。

・新しい文学のために 大江健三郎 岩波新書


1、「小悦の声」が聞きとられる

2、様ざまなレヴェルにおいて

3、基本的な手法としての「異化」1

4、基本的な手法としての「異化」2

5、「異化」から戦略化・文体化へ

6、想像力はどんな働きをするか1

7、想像力はどんな働きをするか2

8、文学は世界のモデルを作る

9、読むと書くとの転換装置1

10、読むと書くとの転換装置2

11、道化=トリックスター

12、神話的な女性像1

13、神話的な女性像2

14、カーニバルとグロテスク・リアリズム

15、新しい書き手へ1

16、新しい書き手へ2


以前の本も参考に挙げようかと思ったがやめる。


大江文学を読み解く時、非常に参考になる本だろう。

(だがこの本がでた後の文体など、例えば「水死」などは新しく考慮する必要があるかもしれない)


大江はこれを原理的な尺度を夢想して執筆したと言う。


僕には、もう古びてしまった、異化という手法の解説が特に興味を引いた。

(そういえば大江の他に、例えば、伊藤整は異化を研究し実践した人だったと思う。)


そしてこの本を読むことで、僕が書く小説や詩にどれほどの影響を与えただろう。

(僕はこの本を3冊もっている。)


僕は、枕元にこの本を置いて、いつでも読めるようにしている。超お勧めの1冊です。


今回はここまで。

ロシアフォルマリズム、それは一言でいうと、「異化」につきるのではないか?


僕が自分で小説や詩を書く時、他人の小説や詩を読むとき、

参考になる尺度が異化だ。


汚れた言葉を新しく仕立て直す。


この言葉は大江健三郎から教えられたものだ(彼については別に語ろう。


さて、ロシアフォルマリズムの本でお勧めなのは、

シクロフスキーの本はすべて(散文論集があったと思う)、そして、


・ロシア・フォルマリズム文学論集 1


 ロマン・ヤコブソン/著 ボリス・エイヘンバウム/著 水野忠夫/編 北岡誠司/訳 小平武/訳

 せりか書房
 3,150円
 ISBN 978-4-7967-0055-9
 1984年  文芸/海外文学/ロシア文学

・ロシア・フォルマリズム文学論集 2

水野忠夫/編 北岡誠司/〔ほか〕訳

せりか書房
3,150円
ISBN 978-4-7967-0132-7
1982年11月  文芸/海外文学/ロシア文学


・ロシア・フォルマリズム

文庫クセジュ 775

ミシェル・オクチュリエ/著 桑野隆/共訳 赤塚若樹/共訳

白水社
999円
ISBN 978-4-560-05775-9
1996年2月  新書・選書/教養/白水社


さらに追加資料を挙げるとするならば、


・新しい文学のために 大江健三郎 岩波新書

これは小説や詩を書かれる人にお勧めの書だ。異化についても書かれてある。

(いずれこの本については語ると思う)

・文学とは何か 現代批評理論への招待
T.イーグルトン/著 大橋洋一/訳

岩波書店
4,200円
ISBN 978-4-00-002868-4
1997年2月  文芸/文芸評論/文芸評論(海外)


これは文学理論の変遷をたどった資料だが、

ロシアフォルマリズムは文芸理論の最初のため、はずせず最初に書かれている。

(ロシアフォルマリズムを知らずとも、イーグルトンを知っている方はいるはず。)


異化について深いことは別に語ることもあるだろう。


ロシア・フォルマリズムの真髄は今でも有効ではないか?と僕は考えている。


今回はここまで。