こんなんありました!

2003年 韓国 115分

監督:キム・ジウン

出演:イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア、キム・ガプス、ヨム・ジョンア、キム・ガプス


(イントロダクション)

韓国ソウル郊外。ある日、スミとスヨンの姉妹は長い入院生活を終え、静かに佇む一軒家に帰って来た。2人を笑顔で迎える継母のウンジュ。だが、そこには同時に冷たい表情も浮かんでいた。新しい母親に対し、姉妹は嫌悪と警戒心を抱く。その夜、部屋で何者かの気配を感じて怯えるスヨンを優しく抱きしめ落ち着かせるスミ。しかしスミのほうもその晩悪夢にうなされてしまう。以来家の中では怪奇現象が頻発、情緒不安定になったウンジュと姉妹の対立も深まるばかり。ところが父ムヒョンはそんな彼女たちをただ傍観するのみだった…。



オープニングから継母の表情が怖かった。

心理的にくる怖さ、このまま最後までいくんであれば、怖いよなと思っていた。

しかし、途中であることに気づいてしまった。

スミの父親がスヨンとスミが並んでい座っているのに、

スミにしか言葉をかけない光景に違和感を感じていて、

そのうち、父親の目線が全然スヨンの方へ向けられていないのに気付いた。

この瞬間に、そういうことなんと理解することができたけれど、

あとはなぜそうなってしまったのか?を知りたかった。

わかった時には、お前最悪やなあと思わず継母に向かって言ってしまった。

しかし、継母のとった行動の真意がわからなかった。

もっともっと怖くて、もっと意味深な内容なのかあと思って観ていたので、

出来が悪かったのでがっかりだ。

こんなんありました!

1994年 日本 129分

監督・脚本:市川崑

出演:高倉健、中井貴一、宮沢りえ、宇崎竜童、西村晃、森繁久彌、石坂浩二、山本學、橋爪淳、岩城滉一、神山繁、松村達雄、井川比佐志、中村敦夫、石橋蓮司、小林稔侍、石倉三郎、黒木瞳、今井雅之



(イントロダクション)

池宮彰一郎のベストセラー小説を、市川崑監督が映画化した時代劇。中井貴一、森繁久弥、石坂浩二、浅丘ルリ子など、日本を代表する映画人たちが豪華共演。忠臣蔵を新たな解釈で映し出す。



やはり大石内蔵助は、女好きで隠し子を身篭らせていた。

ただ、高倉健が大石内蔵助を演じていたけれど、プレイボーイという感じではなく、

普通に振舞っているだけでシブい、違う意味でモテるんだろうなと思う大石内蔵助だった。

この作品では、石倉三郎が演じていたけれど、瀬尾孫左衛門が討ち入り前に大石内蔵助の命を受けて、

裏切り者と呼ばれながらも、その命を全うする。

この後を題材にした話が、『最後の忠臣蔵』につながっていく、

中井貴一のあの歌舞伎メイクは何なんだろう、意味があるのか?

今まで、あまりちゃんと忠臣蔵を見ていなかったので、

こんなに色んな駆け引きがあった中で、討ち入りが行われていたことは知らなかった。

大石内蔵助っていう人物はつくづく人を上手く動かす人心掌握術にすごく長けていたんだなあと思う。

他の忠臣蔵を取り上げた作品と比較できないけど、

なかなか伝わってくるものが多かったような気がする。

宇崎竜童の堀部安兵衛や、井川比佐志の奥田孫太夫も良かった。

こんなんありました!

2005年 日本 117分

監督:李相日

出演:加瀬亮、オダギリ・ジョー、栗山千明、光石研、森下能幸、柄本明


(イントロダクション)

高い志を胸に警察官になったものの、デスクワークばかりの毎日にうんざりしていたシンゴ。ある日彼は、たまたま乗っていた路線バスでバスジャックに遭遇してしまう。他に乗り合わせていたのはテツという若者と、サングラスを掛けた謎めいた女、サキだけ。絶好の活躍の場面のはずが、シンゴは怖じ気づいてしまい何も出来なかった。それから3ヵ月後、シンゴはテツと偶然再会する。シンゴはテツに心を許し、日頃の鬱憤をぶちまける。それを聞いていたテツはシンゴを復讐請負ゲームに誘う。やがてそんな2人にサキからある依頼が舞い込む。


オダギリ・ジョーはこの手の役柄をやらせれば天下一品だなあ。

また加瀬亮も弱々しい男でありながら、

テツと組むことで、

本来の自分を忘れて、

最後はエラいことになってしまう男を見事に演じていた、

現職の刑事が、

テツの軽いノリで復讐請負ゲームを始めてしまうが、

いつまでもうまくいくはずなく、

ある日そのゲームの矛先を警察組織に向けてしまう。

まんまと目的は達成した。シンゴはそれだけで十分だったが、

ここからテツが暴走していく、一体何を考えているのやらテツ?

サキも何の為にあんなものを作っているのだろうか?

軽い気持ちで始めたゲーム、そのゲーム、

復讐を実行しているときの2人の楽しそうな表情、

まるで、中学生のやんちゃな生徒みたい、

後先のことを考えていないのがまるわかり、

とても私には嫌なシーンだった。

またオダギリ・ジョー自体私は嫌いなのかもしれない。

あまりよく理解できない作品だった。


こんなんありました!

2010年 日本 118分

監督:伊藤俊也

出演:渡辺大、奥田瑛二、川村ゆきえ、武田真治、矢島健一、菅田俊、春田純一


(イントロダクション)

戦後最大のミステリー「3億円事件」を題材にしたベストセラー『閃光』を、渡辺大、奥田瑛二、武田真治らの共演で映画化したサスペンス。3億円事件の犯人一味と思われる男の殺人事件を、刑事コンビが追う姿を描く。


最近、渡辺大を観る割合が多いような気がする。

父親に似た表情を時折みせるようになってきたし、なかなか良い味を出してきてる。

この作品では、外見とは違い熱血漢の新人刑事を演じていた。

3億円事件の真相はというフィクションだけれど、

よくこのようなストーリー展開を考えたものだと感心した。

事件はある刑事の息子の仕業で、その後自殺をして事件は終止符をうったかに思ったが、

その後、ある男の死から、

3億円事件の真相にたどりつく新米刑事と退職まで1ヶ月の刑事のコンビ、

このコンビが事件の真相をひとつまたひとつと知っていくたびに、

ショッキングな事実が明らかになる。

この作品の内容が本当なら、かなりショッキングな話だろう、

そして、週刊誌の記者と組むことになる刑事コンビ、

犠牲者がでなかった犯罪ということであったけれど、

実際はそうでなく、警備会社で現金輸送車に乗っていた警備員が疑われ、

結果その警備員は、首吊り自殺をしてしまうことになる。

この自殺は、あまり知られていなかったが2人が知った時に、

ベテラン刑事は自分の責任だとショックを受けてしまう。

エンディングの橋の上から、川の中にいる新刑事を観る警察官たちのあの目には、

そ~っとさせられた。




こんなんありました!

2005年 日本 143分

監督・脚本:佐藤純彌

出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、松山ケンイチ、渡辺大、崎本大海、橋爪遼、山田純大、仲代達矢


(イントロダクション)

 辺見じゅんのノンフィクションを「敦煌」の佐藤純彌監督が映画化した戦争スペクタクル・ドラマ。昭和20年4月、3000余命の乗組員とともに東シナ海に散った戦艦大和の壮絶な運命を描く。2005年4月、鹿児島県枕崎の漁港。老漁師の神尾のもとを内田真貴子と名乗る女性が訪ね、60年前に沈んだ戦艦大和が眠る場所まで船を出してほしいと懇願する。彼女が大和の乗組員・内田二兵曹の娘と知り驚いた神尾は、小さな漁船を目的の場所へと走らせる。神尾もまた大和の乗組員だったのだ。内田二兵曹の名前を耳にし、神尾の胸裡に60年前の光景が鮮やかに甦ってくる…。


戦争映画も色々あるけれど、今まで印象に残っているのは、『WINDS・OF・GOD』や、

これに良く似ている『僕たちの戦争』という作品、どちらとも戦時中にワープしてしまう話。

現代の戦争なんて遠い昔と思っている若者が戦時中にタイムスリップして、

そこで今時の若者の心を持ったまま、戦争について考えてそれぞれが何かを思うという作品だった。

この作品は、戦艦大和の乗組員の話、

戦艦大和と聞くと頭に宇宙とつけて大和がカタカナになる方を思い出してしまう私。

あの当時だと、敵に殺されるなら自分で、捕虜になるぐらいなら自分で命を絶つというのが普通だったと思う。

そんな中で生き残ってしまった神尾、60年間何で生きているのか、

それに意味があるのか悩まされた60年間、

エンディングで内田二兵曹の遺骨を大和が沈んだ座標に散骨して、

その娘が散骨し終わり放った言葉や動作で、

ようやく生きてきた生かされた意味がわかった神尾だった。

戦争経験者の戦争は終戦という形でピリオドをうつが、

しかし経験者にとっては死ぬまで戦争は終わらないということを聞くが、

まさしく神尾の中でも、戦争は終わっていなかった。

実際の戦闘シーンや、ミスをして罰則を受けるシーンなんかはもっと厳しいかったのではないかと思う。

この作品の良かったところは、内田二兵曹の娘を大和の沈んだところまで船で連れて行く船に、

内田二兵曹の娘、内田二兵曹の元部下神尾、15歳の少年が乗り、娘が話す父親のことを聞き、

神尾も少年も心を動かされるところがジーンときた。

神尾の頭の中では、ある言葉が離れずに苦悩している様子だったが、

同期の戦死した仲間の母親の所に、同期の戦死を告げに行くが、

その時にお前だけぬけぬけ一人で帰ってきよって恥さらしが!とその母親に言われてしまう。

そう思われていても仕方ない時代だったのか、しかし神尾も、自分の母親と彼女を亡くしたところ、

そこで追い打ちをかけてこんな言葉をかけられてしまったら、たまったものではない、

生き残った神尾が土下座をして、ごめんなさいごめんなさいと謝っているシーンは悲しかった。

男たちの大和というタイトルなので、本当に熱い男たちばかり集まっていた。