月光のブリードルーム

月光のブリードルーム

「テーマ別」で見て頂ければと思います。
インドグランディスをメインにその他種類を細々とブリードしてます。

どもども。月光です。


気付いたら6月で、クワカブシーズン本格突入ですね。採集勢も賑わってきました。


さぁ、今回は直ぐに本題に入ります。

ババオウゴンオニクワガタの羽化報告。


4ライン組みましたね。

ラインの背景などは過去記事遡ってください。

(「テーマ」→「ババオウゴンオニ」)


・L-1ライン(72㎜×48㎜)

・L-2ライン(72㎜×46.5㎜)

・YMTライン(76㎜×48㎜)

・Aライン(69㎜×47㎜)





まず、Aラインは全く面白くなく、MAX69㎜、小さくても68㎜でかなり安定していました。

(写真撮り忘れました。悪しからず。)



期待のL-1ラインは最大個体71㎜

親超えできませんでした。



L-1のアウトで組んだL-2は

まさかの75㎜

予想外の大きさにびっくり。

掘り出して思わず声が出ました。



本命のYMTライン。

種親がかなり大きいかったので期待していました。

最大個体↓

65㎜。

あれ、あれあれ?

このライン、幼虫体重に関わらずチビが大量。

55〜65㎜と全てのラインで最低の成長でした。

エサが合わなかったのでしょうか。



そして、ババオウゴンオニって幼虫体重があんまり参考にならない種なのでは、と思いました。


YMTの65㎜は最終22g、

L-1の71㎜は最終21g

最大L-2である75㎜は最終17g

だったんですね。






結果的には目標であった75㎜に到達できて嬉しいですが、本命ラインで絶不調だったのは悔しいです。


カワラ種は本当に苦手で訳がわからない。

ただ75㎜個体を軸に次のサイクルでは77㎜を目標にして頑張ってみます。




あ、ちなみに菌糸は全て月夜野さんのナチュラです。大半は既製ボトル。1100cc→1400ccのリレー。

最初は別メーカー試しましたが過去最悪だったので速攻月夜野さんの菌糸へ変えました。




75㎜になると横からの写りが映えますね。



それではまた。

インドグランディスの羽化ラッシュが来てるので、体が固まったら計測からの羽化報告をします。

ども。月光です。


2024年メイングランディスの自己最大オスが種無しでした。

同腹2メスに掛けましたがどちらも無精卵。




ちょっと色々ボロボロなので今年はグランディスを休止します。


それでは。

月光。



どもども。月光です。


GW終わってしまいました。毎年GWを節目に夏用のスーツに変えるのですが、まだ少しばかり気温が低いので衣替えはまだ先ですね。


一方で色んなところからクワガタの出現を耳にします。ミヤマやコクワ、ヒラタなど。

私も幼い時には父によく夜中に採集に連れて行ってもらったものです。

ある日に採集に出かけたのですが、その日は全くクワガタは見られず。かなり田舎の方に出ており、偶然流星群が来ていると言うので田んぼの横に車を止めて、父と夜空を眺めていました。そこで見た夜空を埋め尽くすあり得ないほどの星や、天の川、流れ星など今でも忘れられません。



おっと、話が脱線して思い出に浸っておりました。



(原名亜種の黒色個体。サバ州)



さて、今回はバクテリア材について。

シカクワやフタマタをしてる人なら耳にするワードですね。

私もマンディブを飼育しており、実際に気になっていましたが、ホダ木に加水のみで採卵していました。というのも正直な話、材が良ければ加水だけで産卵するので。



しかし産卵数が上がるのなら試すべきだとも思ったり…

ものは試しと、我流でバクテリア材を作成してみました。


手順。

1.マンディブの幼虫飼育で使った廃マットを水でとかす。

2.そこに産卵木を投入する。約10〜20分

3.木の皮を剥いて発酵マットへ投入

4.1〜2ヶ月放置



特殊なことはしていません。いたってシンプルかと思います。


早速マンディブの産卵に使ってみました。



(ペアリングに挑戦しているところ)



…………

バクテリア材のことなめてました。


メスの反応がかなり良い。

産卵数が大幅に上昇するってことはないですが、メスのやる気を感じられます。

1ヶ月に1回採卵するのですが、既に孵化してる時もあり、要はセットして直ぐに産卵していたと考えられます。





(採卵した時。14卵+3幼虫)


マンディブは固め打ちをしてくれないですよね。ダラダラと産卵するタイプですが、バクテリア材使用だとコンスタントに産卵してる印象です。


まだ母数が少ないので必ずしもそうとは限らないと思います。その為まだ検証は必要です。


1番のメリットとしてはアオカビが生えないこと。

見栄えも最悪ですし落ち着くまで時間がかかりますよね。





それと、マンディブの産卵について。

検索をかけるとマンディブは転がし産卵で良いとよく書かれていますね。

私も今まで転がし産卵、さらに埋め戻し補助の為に水苔を敷いていました。


最近分かったことがあります。

材の3分の2をマットに埋めた方が平均産卵数が多いこと。(こちらもまだ検証中。不確定)


マットと材の境目、若しくは材周辺に綺麗な穴を掘って材の下部分に産卵してます。


2〜3週間したら材をクルっと半回転。


フタマタ産卵はマットを薄く敷いて材を転がすだけといいますが、我が家では最近ずっと3分の2を埋めています。



(黒マンディブもいいけど赤もいいよね)



とりあえず今回のまとめです。

1、バクテリア材はやっぱり凄い

2、材は半分かそれ以上埋めた方が良い


あくまで我が家の結果ですので、条件が変わるともちろん結果も変わると思います。参考程度に。



どもども。月光です。


実はひっそりとローゼンベルグを飼育してました。

毎年チャレンジしては突然死に悩まされていた種類です。


みなさんもご存知かと思いますが、ローゼンは羽化してすぐに輸入されるのでどうしても不安定です。


そんなこんなでアリストさんからローゼンのペアを買いました。





今回は、当たりでした。

(WDや現地飼育品は正直ガチャ感覚)


発色よし、爪の開きよし。

かなり神経質に扱いながら、紙の砂で休眠管理。

そこから2〜3ヶ月後に後食開始。


カワラ種の材産みは、苦手なのでカワラボトルで組みました。






卵管理は嫌なので初令まで放置。



その後割り出し。合計5匹の幼虫を確保。

産卵数は少ない感じです。


して、全て月夜野さんの自詰めのナチュラへ。

800cc、1400cc、羽化

2本目では最大25gが見られました。

成虫も爆食ですが、幼虫もかなりの大食い。

ババオウゴンオニのように暴れる個体は見られず。


5匹のうち3匹オス、2匹メス。




メスの代表個体

52㎜


もう1匹は50㎜



そしてオス

湿度を上げていたせいか、蛹室にカワラ菌糸が侵食してました。慌てて露天掘り。



(カワラに侵食され両足を失った個体。この後星になりました)




羽化した代表個体。72㎜(羽化後すぐに★)



残ったオスは1匹のみ。67㎜



結果はそこまで悪くなかったと思います。

♂1の♀2のトリオになりました。


なんとか、リベンジを果たせてよかったです。

種親の73㎜は超えらませんでしたが、ブリード自体は比較的簡単で休眠管理さえ乗り越えればいいなといった印象。




ババやモセリと違うかっこよさがあります。

(種親のオス)


それではまた。

ども。月光です。


さてマンディブが全て羽化しました。



幼虫はマット飼育。

大きなオスのみカワラで育てていましたが、途中で黒神さまになられておりました。


今回、かなり悲惨な結果へ。

羽化までは全く問題なく育ちました。

マットはいいですね。不健康なぶくぶく個体はいなかったので。


しかし、不全が多い。

オスだけでなく、メスもかなりの確率で不全が。

色々考えてみたら、1つの原因が考えられます。

それは累代。


今回でCBF4。

ドルクスなら全く問題ありませんが、フタマタやシカにとってはかなりの高累代です。


そのことを羽化するまですっかり気付きませんでした。

(種親)






とりあえず羽化報告

産地はボルネオ・サバ

種親♂94㎜×♀47㎜



①90㎜。不全




②86㎜。



③82㎜。不全




④80.5㎜。1番バランスが良い。




⑤78㎜。軽微な羽パカ





以上!

メスは載せません。明日と同じくらい不全がいました。



なんか、マンディブらしくないですよね。

私は根本が太い大アゴのマンディブが大好きなのですが、そのような個体は一切おらず。それどころかデカいのが1匹もいない結果となりました。


やはり、95㎜以上じゃないと迫力が出ませんね。

なんとか90㎜は乗せましたが不全だし。



(昔飼育してた97㎜個体。こちらもサバ州産)




今後の課題⇩
・新しい血

実はDDAismさんからチビペアを買っています。
今は休眠中

それとカラーズさんからも買っており、こっちは速攻活動開始してたので産卵セットへ。

赤みはありません。

しかし内歯は原名らしくしっかり基部より。

現地では黒い原名亜種も多いとか。

(アウトライン組む前にオスが★になったので次世代で混ぜます)



それでは来季はもっと良い羽化報告ができるよう頑張りますね。



皆さん、おはこんばんちは。

月光です。


気付けば3月も中旬。寒い日は続きますが少しずつ暖かくなってきましたね。


国産オオクワガタをメインにブリードされてる方々はそろそろ冬眠から起こして、今季の準備をされてることでしょう。




さて、我が家もメイン種のインドグランディスを始動させます。

使用個体は22年度の羽化個体。

(88.8㎜ですが、管理サイズは88.5㎜)


ちなみにこの個体は我が家の最大サイズです。

毎年88㎜でストップがかかってるんですね。



今季は全て同腹メスのみ使用。

他にラインは組みません。

  




背景としましては、

となっております。


完全自ブリの同腹ライン。


今季の菌糸についてはまだ決まっていませんが、

オオヒラタケ→カンタケ

或いは

オオヒラタケ→ヒラタケ

のリレーで考えています。





とりあえず同居ペアリングを開始しました。

(羽化時から右後脚が欠損してました)


サイズがサイズだけに期待値も高いです。

まずは無事に採卵ステージをクリアしていきたいところ。

4月中旬にセット予定です!




23年度の羽化も待ち遠しいですね。

全て羽化したら報告します。

それではまた。

どもども。月光です。


今回は我が家で一番力を入れてブリードしているインドグランディスの4本目交換をしていきます。


・G95R(garda95.0)

・G93R(garda93.0sc)

・Mライン

・A-1ライン


の4ラインあります。



G93Rの種親83㎜

グランディスのオオアゴはいつ見ても魅力的。



4本目は最終ボトルのつもりですが、場合によっては5本目も考えています。菌糸の劣化や大暴れが見られた場合。





まずはG95Rから

前回交換時は55g。ダイエットして49gへ

他の幼虫達は45g前後でした。






G93Rは

じわじわと体重を伸ばし46g。

ちなみに、このラインのオスはこの個体のみ。

(もっとオスが欲しかった)





Mライン

1本目交換時は絶望的な軽量級でしたが、2本目で体重を伸ばし、まだジワジワと増えてきています。



A-1ラインは他のラインに比べて軽量でした。

重くて40g程度。血統の差がでましたね。

A-1は無血統ですので。





昨季の悪かったところを少しでも改善させていけた一方で、今季の課題も沢山見つかりました。

今季は1本目食い上がりで爆発的な体重の乗りを体験できましたが、早期成熟個体が多く見られ、そこから体重が変わらない個体がたくさん。

酷い個体だと1本目から変わってない個体がいます。


原因を調査中です。


そして、偉大な先人達が考案しているオオヒラタケからカンタケのリレー飼育。これは我が家でも来季から取り入れようと思います。

というのも、2本目からブリ部屋の温度の関係がオオヒラタケの劣化が酷かったからです。

昨季はオールカンタケで今季はオールオオヒラタケ。


絶対的な経験数から先人の皆さんが考え出したリレー飼育。我が家も来季から。皆さんがすることには意味がしっかりあるんですね。



それでは羽化を楽しみに待ちましょう。



おはこんばんちは。月光です。



今回はグランディスを3本目へ交換します。


実は予定よりも1ヶ月早い交換です。


理由は、

1.きのこの発生

2.劣化により菌床がベチャベチャ


(これでもマシなのを選びました…)


今季は初めてオオヒラタケを使ったのですが、冷え込みが強くなるこの時期は向いてないですね。


オオヒラタケ→カンタケのリレーが定番になってきている理由がよく分かりました。


私は過去ずっとカンタケを使っていたので、この劣化にはかなりの衝撃を受けました。かるくキノコが生える程度だと甘い認識をしていました。





ま、そんなこんなで1ヶ月早い交換をしていきます。


ライン別で交換していきます。ラインについて見たい方は2024グランディスのカテゴリーで1番最初の記事をご覧下さい。




Mライン代表個体。47g

(前回31gだったオス。まさかの16gUP)


2本目交換時に体重が全く乗っていなかったMラインがここで足並みを揃えてきました。

そういえば昨年も2本目食いあがりで大きくなる子がいました。1本目食いあがりで軽くてもなんだかんだ調整してくれるんですね。



A-1やG95Rは現状維持個体や、劣化による暴れで減量してる子もいました。


(凄いダイエットをされている幼虫も)


ちなみに、A-1のアウトラインであるCラインはここでリタイヤです。全滅しました。孵化率と悪く、幼虫も溶けてましたね。オスとメスのどちらに原因があったか分かりませんが、弱い個体は淘汰されていくんですね。




今回の交換でオスの平均は大体42gでしょうか。もちろん36g程度の個体もいました。





一方でG95Rラインでかなり成長していた個体も。

(55g)


久しぶりにテンションが上がりました。

しかも、もう一伸びありそうな体色。


私のブリードルームでは、毎年50gに壁を感じていました。年によっては超えてくる個体も稀にいますが、基本は大きくても47g前後しか出ません。


G93Rも期待していましたが、メスへの偏りが凄かったです。オスは1、2匹のみ。メスはしっかり体重が乗っていたので次のブリードへの掛け合わせを既に考えています。





軽くまとめると

A-1は現状維持。

Cは消滅

Mは足並みを揃え

G95Rは爆発力があり

G93Rはメスに限って優秀


レコードの血を引くGarda血統、恐るべし。

私のメインラインのA-1とかなり差が開いています。


毎年種親は86〜88㎜なんですが、今年は訳あって小ぶりの親で期待値は低いかなと思っていたのですが、血統背景が優秀な為かなり楽しめそうです。

A-1は81㎜

Mは81.5㎜

G95Rは85㎜

G93Rは83㎜



今季こそ90UPを。

そして、来年はオオヒラタケ→カンタケのリレーにしようと思います…

こんにちは。月光です。


最近は忙しくて中々更新が出来ない日々が。

クワガタ達のお世話はしっかりしてますのでご安心を。





〜今回はマンディブの経過報告〜






マンディは3ラインほど組みました。

94㎜のオスにインラインのメス2匹

62㎜のオスににホワイトアイのメス1匹




94㎜は1番と2番で管理し、62㎜はWで管理してました。




Wラインの方が成熟が早く産卵セットを直ぐに組みましたのでチビオスやメスの羽化が始まってきています。


(記念すべきオス第1号。原名らしい赤色)



1番と2番もメスの早期羽化個体がチラホラ。

(期間は約半年です)



44㎜


38㎜。国産ノコギリかと思いました。


マット管理でも不全が出ました。



管理は基本マットでしていましたが、1番と2番の数匹は菌糸も導入しています。


大型になりそうな個体達はまだまだ幼虫をしており、”羽化ズレ”がかなり心配です。



(2番ライン。カワラ育ち。交換後はマットへ)


オオヒラタケ組も30g前後とカワラとそんなに結果は変わりませんでした。


マットで育つことで有名な種類ですが、やっぱり菌糸の方が体重は良く乗ります。

1サイクル目だったので、安全志向でマット管理をしましたが、次の累代からは全て菌糸で管理しようかなと思います。



(マット育ちの1番ライン。85㎜くらいでしょうか?)



大型幼虫の羽化が楽しみで楽しみで待ちきれません。

一方でメスの羽化が早いので、羽化ズレが原因で大型オスを使用出来ない可能性がかなり高いですね。



(羽化済みのメス達。平均サイズ44㎜)



今後の事を考えると羽化した個体は基本ストックして、年中無休でブリードするのが絶やさないことに繋がるかなと考えています。


3年前は累代すら出来なかったマンディブラリスフタマタクワガタですが、こうやって新生虫を見ることが出来たのは多少なりブリード力が上がったからでしょうか。少し嬉しくなりました。



(1番と2番の種親)


次の更新で大型オスの羽化報告ができるよう、引き続き頑張ります。


それではまた。

どもども。月光です。


みなさんブリードは順調ですか?

10月にもなると気温も下がるのでキノコ生えてませんか?



さて、23年度グランディスが順調と思った矢先

「トラブル発生」


2300ccに詰めたオオヒラタケの発菌に失敗しました。

3、4本こんな感じでした



シンプルに酸欠です。



実は2300ccにはボトルが2種類あります。

標準ボトルとワイドボトル。


(左がワイド、右が標準)


高さが違いますよね。

これで2日ほど放置したらこうなりました。

(ボトルの位置は逆になってます。)


高さがあるせいか時間がかかったみたいですね。






実はこの標準2300ccは我が家で初導入。

そして秒速で失敗しました。


私の足りない脳みそで考えましたが。


1.フタの穴が狭く酸素がたりない

2.詰めたオガに穴を開けてない


慌てて在庫のワイド2300に菌糸を詰めて

移し替える準備を!



(詰めた後ドリルでウィーンと空気穴を)


蓋の真ん中に85㎜の穴を開けていましたが、追加でその周辺にも3〜4つ直径8ミリの穴を開けました。




(綺麗に回りましたね)



急ぎで移し替えたのですが、

Mラインのエース個体と

G93Rラインのいい感じ個体

等々…

オスの4匹がお亡くなりに。


その子たちのボトルを掘っていくと

どうやら潜らずにその場で★になっていました。

異臭もしたので酸欠からのガスが発生してたようです。



やらかした。

本当にやらかした。


22年度の失敗をなくした23年度ですが

別のことで失敗が。


本当に情けなくて、

しかも後悔したところで★になった個体は戻って来ません。


本当はこんなこと記事にしたくはないのですが、

同じ失敗を繰り返さないために

自分への戒めとして、

他のブリーダーが同じことをしないように

と言う思いでつらつらと。



とりあえず今後はワイドボトルを中心に、都合上標準2300を使う時には神経質に扱おうと思いました。


それではまた