後藤純男氏の作品を堪能した後、エントランスホールにリトグラフが展示してある事に気付きました。これらは販売もされています。

 

 

リトグラフ「春雪の大和」

 

 

エントランスホールを出て、外へ。正面入口前から、旧館方向の外観です。

左側にサイロが見えますね。この地は以前、離農した農家の跡地だったそうです。

 

 

駐車場から。小麦の刈り取り跡です。

 

「後藤純男と上富良野」の縁ですが、純男氏の次女で美術館館長・後藤洋子氏によると。

1989年に後藤画伯の個展が旭川市で開かれた際、画伯がレセプションで「北海道内に製作拠点を持ちたい」と語られたそうです。それを聞いた上富良野町関係者が後藤画伯に積極的にアプローチ。

上富良野町側は当初、生活の利便性も考慮して数ヶ所の場所を候補地として提示したものの、画伯が最終的に希望したのは、たまたま十勝岳温泉へ行った帰り道に偶然通った、サイロの残るこの離農地跡だったそうです。

後にアトリエだけではなく、美術館まで建ててしまうのですから、相当気に入ったのでしょうね。

 

さて、それでは後藤純男画伯も入られた十勝岳温泉に行ってみますか。

2週間前に同温泉の「凌雲閣」を訪れていたので、この時は「カミホロ荘」(空知郡上富良野町十勝岳温泉)にしました。

 

 

2017年以来、2度目です。

前回は時期が10月だったので、同じ位の時間帯に到着しても真っ暗で、外の景色等は望めませんでした。今回は余裕で明るいです。

 

 

この道を更に上って行くと、この前に行った「凌雲閣」に至ります。

 

 

 

入場料は変わらず600円。

 

 

 

pH値2.5、酸性低張性低温泉、アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉という泉質で、源泉の温度が28.0℃(試験調査時)な為、加温のみ行っています。試験年は平成22年10月で、試験申請者は(株)カミホロ荘の代表者。

そう言えばカミホロ荘の上の凌雲閣でも、酸性の源泉は温度がそんなものでしたね。

 

 

木で出来た雰囲気のいい浴槽です。それらの事は前回の記事に書きました。

 

 

腰掛けが乱れているのは、ご愛嬌。

他に入浴客がいるので、気付かれぬようにサッと撮影した為、整える余裕はありませんでした。その洗い場は梅之助が使用したエリアでもなかったし、人のいる方向にスマホカメラは向けられないし。

 

 

前回、撮影が出来なかった露天風呂。こちらも木製です。

 

 

露天風呂より、上富良野市街地方面を眺めます。

 

 

 

ロビー形式と和室形式の休憩所。

ロビーの椅子の方で、ゆっくりと嫁を待ちながら休憩させて頂きました。

 

 

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