麺道! -2ページ目

「みそらーめん」




「みそらーめん」。1999年に「どっちの料理ショー@日本テレビ」で紹介されたこともあるメニュー。タレは白味噌をベースに野菜、果物、蜂蜜が加えられたもの。適度なピリ辛感があり、挽肉を入れてコクを出している。円やかで、飽きのこない味わい。札幌系の味噌ラーメンとは違い、ラードや油によるコッテリ感はなく、後味が極めてすっきりとしている。味噌の大豆や麹の風味が味わえ、最後の一滴まで飲み干せるほどのヘルシーさ。麺は中太の縮れ麺。柔らかめの茹で加減であるが、コシがあり、滑らかな舌触りで美味しい。らーめんの細麺は喉越し、こちらの麺は味が楽しめる。以前はトッピングされていなかったチャーシューも加わるようになった。チャーシューは大判の肩ロース。しっかりとした味がついていて、食感も良い。メンマはシャキシャキとしている。ゆで卵のハーフは、味付けはされていないが、殻をむくのが大変そうなぐらい白身が柔らかく、黄身がトロリと流れる柔らかさ。他の具はシャキシャキとしたもやし、白髪ネギ、絹さや。
 足に持病を抱えつつ、一人で切り盛りをしている。無駄の無い動きは相変わらず。以前のように、表に露出する回数は減ったが、確かな味わいは健在である。当初、煮干のインパクトの強いラーメンに感じたものの、インパクトを極限まで強めたラーメン店が増えたため、ナチュラル志向のラーメン店であるような印象に変わる。無化調のお手本ともいえる味が魅力。

「玉子らーめん」



「玉子らーめん」。国産のゲンコツ・大山鶏の胴ガラ・利尻昆布・九十九産煮干・枕崎産鰹節・鯖節・香味野菜などを煮出したスープ。煮干の強烈な香りのする和風味。表面に浮かぶ油が冷めにくくしている。魚嫌いの人には駄目かもしれないが、特有の苦味はない。食べ進むと最初の煮干の香りは感じられなくなる。麺は若干縮れた中細の平打ち麺、スープとの絡みも茹で加減も丁度良い。看板メニューのざるつけめんが人気があり注文している人が多かった。東京下町のラーメンという感じの一杯だった。

「とりわんたんめん(醤油味)」




「とりわんたんめん(醤油味)」。期間限定のメニュー。九十九里産の煮干を中心とした魚介のダシと鶏ガラをふんだんに使った動物系のダシ。それに、日本蕎麦のかえしを応用した醤油ダレを使用している。とりそばを基本ベースにした醤油味版。スープ表面には鶏油(チーユ)が多めに浮かぶ。全体の淡さの中に醤油の味が効いている。やや、油の多さを感じてしまうが、塩梅もほど良く、汁を全部飲み干せる濃度。インパクト系とは対照的に、美味必淡ともいえる味わい。
 麺は、国産とオーストラリア産の小麦粉をブレンドし、モンゴル産かん水を使った自家製麺。太平縮れ麺は手もみが入りねじれている。ピラピラとした舌触りが心地よい。スープの絡みもよくすすり心地が良い。噛むとムチッとした食感で美味しい。チャーシューは、鶏のモモ肉を使ったものが4枚。表面を焼き上げ、炊き上げたもの。薄味だが、鶏の旨味が詰まっている。ワンタンは四角くたたんだものが4個。柚子の欠片が入り、柚子の風味を強調している。皮は中厚。メンマは細切りの薄味で醤油風味。シャキシャキとした食感。1/2の味付け玉子は黄身がゼリー状。他の具は白髪ねぎ、微塵切りのねぎ、小松菜、海苔。