アルコスデラ フロンテーラ

VINOを手に毎晩毎晩うちのドアをノックしていたタカNは最後までウチで飲み、朝5時起きで荷物を持ち階段を降りた。ピソのドア迄見送ると少し目を潤ませ、両頬に不慣れなスパニッシュキスをしてパリへと飛んで行った。やっぱ、3週間いるとグラナダを離れがたくなったんだね(゜_゜アディオ～ス。
そして思い立ち、久しぶりにアルコスデラフロンテーラへあたしは向かう。今回はいつも泊まるオスタルじゃなくて目指す宿がある。
日本の同居人がネットで見つけた「CASA BLUES」。ブルース♪好きのあたしとしては行かなくちゃ～。
早速電話すると「部屋一つ空いてます」と日本語で応えられたから行く事にし、是非渡してくれと頼まれた、同居人のブルースバンドのCDを手にバスターミナルへ。
グラナダからセビージャまで約3時間。セビージャで乗り継ぎ2時間あるからヒラルダの塔あたりで中華のメニュデルディア（本日の定食）を食べ久々のサンタクルス街を迷う事なくうろうろ‥。ホントにあたしってばこんな入り組んだ路地を歩けるよなぁと自分で感心するね。
セビージャ17時のバスでいざアルコスへ。ここからは2時間のバス旅だ。ヘレス デラ フロンテーラ方面へと南下。セビージャの街を抜け20分程で景色は開けてくる。バスの窓両側に植えられたオリーヴの畑はずっと向こうの山々まで続いてる。
それからやっぱり葡萄（このあたりはヘレス酒VINO用の緑のヤツ）の畑もビッシリと広がる。スペイン独特の低い植え方だからこれが葡萄とは知らない日本人も多いみたいね。オリーヴも葡萄もそろそろ収穫時期のようだし、あたしもオリーヴ収穫してみたいよ(>_<)収穫仕事でずっとはイヤだけど一日位なら楽しそうだし‥オリーヴ自分で塩漬けしたいし。
そうこうして、一度降りてみたい小さな村を回りつつバスは綿花畑にさしかかった ＜つづく＞