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雨の日の朝 ~濡れてなお美しい花々~



雨の日の朝は、


ちょっとうっとおしい人も多かろうが、


私は雨が好きなので、


気持ちが鎮まる。




せせらぎなどの水の音で、


赤ちゃんが泣きやむ、というのは


正論である。




いわゆる


母体回帰。




母の体に居た時の


あの羊水の音をちゃんと覚えている。





だから人は


雨音や、


せせらぎや、


波の音を聞くと


心が落ち着き、


そのような音のあるところに行きたくなる。




自然の摂理。




そんな雨の日の朝は、


花達も美しい。



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言わずと知れた


「ラブ&ピース


17、8の少女の美しさ。





こちらは大人の女性。


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色香がこぼれおちます。






剣弁高芯咲きの


「クリスチャンディオール」



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幼くても、


匂うような妖艶さがあります。





スーパースターと一緒に、


とある公園から頂いてきた花の終わった枝を


挿し木で育てた


「ピンクパンサー」



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こんなに奇麗な蕾を付けて、


将来の大器の様子が垣間見えます。







一重ながら、


他のバラには負けない気迫の


「カクテル」




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中心の黄金色に、


芯の強さがにじみ出ています。





小型ながら、


その花数と可憐さで、


他のバラと美しさを競うミニバラ。


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私が


オレンジ色が大好きだと知っていて、


このバラをプレゼントしてくれた人から、


今日、


その花の名前が分かったと


連絡がありました。



[Poulsen Roser PALACE ] PARADE DORA


  (ポールセンローズ      の         パレード ドーラ)


これで我が家には、


無名のバラはなくなったので、


心が落ち着く。





バラだけではない。

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黄色い小さな菊の花。


「ダールベルグデージー」




今から秋口まで、


絶えることなく咲き続ける。


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空中に浮いた昼花火。




小さいながら、


集団になって自分たちを主張する。





でも、


一輪をとりあげても、


決して他の花には負けていない。





こんな花達が、


雨の中、美を競い合う。




雨の日もまた楽しい。

九州の旅 4 ~偉人・西郷隆盛の実像~


日本の


近代歴史の中で、


西郷隆盛 ほど


人に親しまれている人物はいるまい。





薩摩の


身分の低い郷士の子に生まれ、


機会を得て


島津斉彬公 に仕えてから、


メキメキと


その頭角を現した西郷には、


人を魅了する


天分の才があった。




その才を見出した、


島津斉彬公こそ名君であるが、


西郷は


見事にその期待にこたえた。




薩摩の人は、


そんな西郷を


100%の人が好きだという。





銅像は


こんなところに佇み、


勇壮な桜島と向かい合う。




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木々が植えられ、


時期には花で覆われる小高い築山。



人々は


その足元まで行くことはできない。





行政は


西郷を人々の手の届かないところに置いてしまった。




本人は


きっと悲しんでいるかもしれないが、


そんなことで人気の落ちる人物ではない。





すぐ前が道路のため、


危険を回避すべく


一応


撮影場所が設けられている。





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西郷像が


人々から、ますます遠くなる。





だから、


皆さんには


ズームアップして紹介しよう。



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上野のお山の西郷さんと違い、


こちらは軍服姿。




顔もちょっと引き締まっている。





像の大きさを


女子生徒が計測した値が出ているので、


ご覧ください。




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身長5.257mと言えば、


上野のお山の西郷さんより


一回り高い身長だが、


近くに寄れないので、


同じくらいの大きさにしか感じない。




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上野公園の西郷銅像。





最後まで敵として戦った


会津から来る列車の終着駅


上野にあるところが興味深い。





こちらは、


足元にまで近づけるし、


浴衣姿で庶民的。







さて、


その西郷が、


命の幕引きをした城山の麓。




最後の5日間を過ごした洞窟が、


史跡として保存されている。



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この洞窟を見る限り、


2つともそんな深さには見えないが、


歴史を知るお年寄りに聞けば、


この洞窟は、


山の奥深くに続き、


いろいろなところに繋がっていたらしい。






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わずか5日間籠っただけで、


その洞窟が史跡になるほどの偉人


西郷隆盛。





1877年(明治10年)、午前4時、


政府軍の総攻撃が開始される。


その数4万。




籠る薩軍兵士はわずか300人。




桐野利秋、別府晋介、村田新八、池上四郎といった


私学校の幹部も一緒である。





西南戦争は、


西郷は担がれて大将になった。





自分が率先して


政府軍に反旗を翻したわけではなかったが、


ここが将の将たる所以。






担がれて決断を迫られた時に、


「おはんらにおいが命は預けもんそ」 と


わが命を差し出した。




好きなように使ってくれというのである。






そして城山。


賊軍の汚名を着てもなお、


「おはんらにやった命」 と、


慕ってくれた部下のために


惜しげもなくわが命をささげた。




言い訳の一つもせずに。




親分のために子分が死んだり、


大将のために兵士が命を落とすことは


歴史をさかのぼれば


いくらでもある。





しかし西郷は違った。



部下のためにわが命を差し出した のである。





勝てば官軍、負ければ賊軍。




賊軍の汚名をきれば


歴史的には抹殺されるか、


嫌われるのが普通であるが、


西郷は


いまだに誰からも愛される偉人である。






西郷が城山の露と消えた知らせを聞いて、


勝海舟が詠んだ詩。



「濡れ衣を干そうともせず子供らが、なすがままに果てし君かな」





敵方であった勝は、


西郷が首謀者ではなかったことを知っていた。




慕ってくれる者たちから着せられた首謀者の地位を、


はらそうともせず黙って逝った西郷の


魂の沈黙の深さには


頭が下がる。

九州の旅 3 ~奇麗な心の市内電車~


鹿児島市には、


私が学生だった頃から走っている


市内電車がある。



交通渋滞を解消すし、


足腰の弱い人に優しい


貴重な市民の足。




通勤時を想定してみよう。




車通勤だと、


10台の乗用車が信号待ちをすると


約40mくらいの道を占有し、


そこに居る人は


ドライバーがわずか10人。




電車に乗ってもらうと、


電車の長さ、10m程度に


50人くらいは乗せられる。




200mもの道路を占有して走っている


車のドライバーを


電車1台で運べる計算である。




排ガスは出さない。


騒音はない。




いいことだらけなのに、


なかなか利己主義が優先して、


電車には乗ってもらえない。





そんな電車だが、


これらの写真を見て下さい。




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赤い電車もある。




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黄色い電車もある。





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お年寄りに優しい、最新型の低床車両もある。





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緑と黄色のこのデザインが、昔からの鹿児島市の市電。





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大人160円、小人80円。


どこまで乗っても全線均一運賃。




循環路線もある。



ただし運賃は片道の断り書き。




それは言わずもがな。




行き先が違ったら、


乗換券で乗り換えられる便利な電車。




鹿児島市の中心部「天文館」の電停。



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赤い電車が走り去る。






こんなのどかな


市内電車の写真を見ていただきましたが、


すでにお気づきになりましたでしょうか。






いろいろな色の電車があり、


きっといろいろな地域から取り寄せた電車を


今でも走らせているのだろうな。




この程度の考え方の人は、


その感性が


安易な利己主義の域を出ない。





この電車の色に捉われず、


走っている軌道が


緑の芝生に覆われていることに気付かれた人は、


その感性が敏感で、


人に優しくできる人であると、


断言して良い。





では、


なぜ舗装ではなく


芝生なのか。




鹿児島市交通局に確認していないので、


ここから先は


私の想像。




目に優しい、


人にやさしい、


そんな交通局の人のアイデアが


採用されたのだろうが、


その発想の原点には、


きっと


舗装された軌道を


わがもの顔に走る


マナーの悪い車を、


どうしたら軌道から排除し、


お年寄りや自然に優しい人を


優先的に運べるか、


そんな考えがあったと思う。






その、


マナーの悪い車を


排除する方法に、


物理的に侵入を禁止するポールを立てるとかしなかった、


交通局の人の


優しさと感性の鋭さが感じられて、


我が故郷にも


賢い人がいたものだと、


思わずうなってしまった風景だった。




うれしいうれしい、


そしてなんとも優しいやり方であると、


皆さん思いませんか。




コートを来た人のコートを脱がすのに、


風の神と太陽が競った物語の結論のように、


太陽みたいな暖かな心地にさせられる、


南国鹿児島の


市内電車の話でした。





九州の旅 2 ~憧れの九州新幹線・驚異の体験談~


九州への一人旅。



前々回のブログで


羽田~鹿児島間の


飛行機での恐怖の体験を書いたが、


その時最後に、



「九州新幹線で、


とんでもない事態に巻き込まれようとは、


この時は予想だにしなかった。」



と、含みを持たせたので、


途中の内容はスキップして、


早速、九州新幹線の話題に入りたい。






6月12日午前。


鹿児島地方は前日の雨もやみ、


新幹線の旅には


なんの問題もないように思えた。




切符を求めるため


改札の辺りに行くと


博多方面から到着する客を迎えて


歓迎人がたくさん出ている。



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東京みたいに、


出口があちこちにないから、


ここで待てば必ず会える。



新幹線といえど、


そんな便利な、

一か所だけの改札口。






我が故郷・鹿児島から


博多に向けて出発を待つ


九州新幹線 「さくら」 先頭部分。



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間違いなく


博多行き さくら


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梅雨のさなかで、


客はあまり多くない。

というより


非常に少ない。




ホームだって


客室だって、


こんなにゆったり?としている。


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私は、


最後尾車両を、


いかにも貸し切った形で


くつろいでいた。




「熊本地方が大雨のため、


その間は徐行しながら参りますので、


定刻より遅れる可能性があります。」





仕事で来ているわけではないので、


時間はたっぷりある。



そんな放送も心地よく聴きながら、


「たっぷりと九州新幹線の旅が味わえるかも・・。」 


むしろ喜んでいた。





鹿児島中央駅を


11時53分、定刻通りに滑り出し、


曇り空ではあったけれど、


わずか1時間半余りの旅が


快適にスタートした。




ところが、である。




しばらく走り、


川内を過ぎ、


いずみ駅で停車した時、



「熊本地方が大雨のため、


しばらくここで停車いたします。」 との放送。




ほら来た!


「九州新幹線は、安全のため様子を見るのだろう。」




何と言っても


1車両に数人、


貸し切り状態で乗っている。



どうぞゆっくり走って下さい、と、


心憎いばかりの余裕である。




だけど、


いつまで待ってもなかなか動かない。


はてさてどうしたものか。



そうこうするうちに、次の放送。



「各駅に列車が止まっているため、発車できませんでしたが、


この新幹線は、次の新水俣駅まで移動します。」




ようやく動き始めた。




それにしても、


これは新幹線だろう?


移動します、はないもんだ。





そして新水俣駅に着き、


そこでまた様子見で停車。




ここでの停車は長かった。



だから、


改めて九州新幹線「さくら」


先頭から最後尾までをお見せしたい。



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これが先頭車両。




中に入ってゆっくり移動。


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私はとてもここには乗れないが、


これがグリーン車だろうか。


左右2席ずつで相当な余裕。


でも、


座って1時間半で博多に着くので、


眠っている暇などない。



こちらは最後尾車両。


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下りの時は


こちらが先頭になる。



だから先頭車両と最後尾車両は同じ車両。


違いは、


ヘッドライトが点灯しているか、


テールランプが点灯しているかだけの差。




1時間半くらい待ってから、


乗客がみんなびっくりした


驚きの放送があった。




「ただいま大雨の影響により、1時間50分遅れで運航していますが、


この列車は博多行きから、熊本行きに変更になりました」




「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ!」


「それでは俺たちはどうすればいいんだよ。」



熊本から先へ行く人は、


みんなそう考えただろうが、


何しろ相手は天候である。


JRだって被害者。



分かっているから、


乗客は誰も文句は言わないし、


誰も問い合わせもしない。



都会の人とは


根本的に考え方が違うし、


心が広い。



「今から新八代駅まで運航します」


熊本駅の一つ手前の駅で待機するらしいい。



もうどうにでもしてくれ、で


完全にまな板の上の鯉。



新八代駅で待機し、


熊本駅が空くのを待って、


熊本到着。



本来なら1時間で来る距離を、


2時間遅れの3時間もかかってしまった。


時は15時。



でも、


九州新幹線の


ゆっくり、たっぷり驚きの旅は、


まだまだ続く。



「熊本から先へお出でのお客様は、


駅での放送に注意し、


熊本駅でお乗り換え下さい。」



それってちょっと無責任じゃない? とは思うけれども、


きっと乗務員も、


熊本からいつ出発するか分からないため、


はっきりと放送できないのだろうな、と


妙に納得し、


少しも怒る気にはならない。



そこで待っていた車両は、


同じ「さくら」でも


今までの700系とは形が違い、


前から走っていた


「つばめ」 800系車両の 「さくら」。






先頭車両の形が違うのがお分かりだろう。

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こちらもなかなかカッコイイ!



驚くのは、


この車両が


ここに午前中から止まっていること。



実はこの「さくら」は、


熊本駅発10時53分発の「さくら」。



熊本~新玉名間の豪雨のため、


それが出発できずに


いまだにここに居る。




逆算して見ると、


私が鹿児島を出発した11時53分より


1時間も前から、


ここに止まっていることになる。



我々が熊本駅に着く頃には、


きっと出発しているだろう、という想定だったのだろうが、


豪雨は思いのほか激しく、


完全に立ち往生。


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ツバメのデザインが可愛い。


乗客は、


当然鹿児島からの客が次々に加わって、


全車両立ち席も含めて満席。



いつ出発するかわからないので、


田舎の人は心配で、


全員車両に乗り込んでいるが、


中は狭いし、立たなければいけないので、


私はホームの


3、4人座れる


小さな石のベンチに座って待っていた。


結果的にその判断が


疲れないために正しかった。


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先頭車両のサイドには、


高速で空を飛ぶツバメのマーク。



そのツバメが、


駅のホームで


もう4時間以上も止まっている。



しかし、


それから更に3時間以上も待たされることになろうとは、


私は想像すらしなかった。



石の小さな椅子に座って、


お尻は痛いは、


お腹は空くは、


3時間も経過した頃、


「もうすぐ出発します」 のアナウンス。


みんなあわててかけ込む。



ギュウギュウ詰めを我慢しながら待っていると、


今度は車内で、


「念のため、改めて安全確認をいたしますので、


しばらく出発を延期いたします。」 



いい加減にしてほしい。


また列車を出て、石の椅子に座り込む。



そしてしばらくして


今度こそ、


本当にスタート。



さすがにこの時には、


「やっと動き出した!」


「よかった~!」


乗客から喜びの声が上がった。



静かに熊本駅を滑り出す。


走りだしさえすれば、40分か50分で博多。


そう思った途端に、


200mくらい走ってからまた止まってしまった。


再び、


「安全確認をしています」



おいおい!


確認をしたから走りだしたのではないのかよ。


もういい加減にしてくれ。



そして


更に15分くらいが経過してから、


やっと本格的に走りだした。


博多までの


わずか40分の距離を残して、


熊本駅で、


私が3時間以上、


午前中からの人だと


7時間くらい


待たされたことになる。



それでも暴動が起きないところが


さすが九州。



みんな優しくて、心が広いな~。


きっと


東京だったらこうはいかない。



一体どのような豪雨だったのかは知らない。


熊本~新玉名間を抜ける時には、


雨は一粒も落ちて来なかった。
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やっと博多駅に着いたのは、


18時50分。


鹿児島駅をスタートしてから、


実に7時間が経過しようとしていた。


優に東京まで帰れる時間である。



博多駅について


東京行き最終新幹線を確認したら、


出発まであと5分。


あわててホームに行ってはみたが、


自由席は立ち客で一杯。



指定席はぽつぽつと


空きがあるように見えたが、


北九州辺りから乗ってくる人がいたら、


東京まで5時間半、


立ちっぱなしになるから、


やむなく今夜は博多どまり。



その夜は


博多の海の幸で一杯やり、


久しぶりに博多ラーメンを楽しんだ。



翌朝


東京行き新幹線に乗り込み


東京に着いたのは


出発してからわずか5時間15分後。


それを思うと


九州新幹線は遅かった。



その九州新幹線総括。


1.通常1時間半くらいのところを7時間もかかり、


  実質4時間もたっぷりと乗せてもらった。


2.新幹線特急料金がかかるところを、払い戻しを受け、

 

  普通乗車券料金で乗せてもらった。


3.最新の700系さくらと、


  800系ツバメ型さくらの両方に乗せてもらった。


4.九州の人々の驚くほどの心のおおらかさと


  優しさに触れられたのは、うれしい経験だった



飛行機の怖さを思うと、


時間はかかったけれども、


決して悪い旅ではなかったな~。



<最後にひとこと。>


薩摩では、


祝い事の時に降る雨を


「島津雨」と言って縁起がいいと喜ぶのだが、


今回の熊本の雨は、


ちょっと降りすぎ。


被害がないことを祈る。




長い体験談にお付き合いいただき


ありがとうございました。


私は気にしませんので、


「人の不幸は蜜の味」、のつもりで


笑って読んでいただければうれしい。


国立駅北口の悲劇・その後 ~違法駐停車撲滅運動開始!~


国立駅北口の歩道上で、


小学4年生の児童が


前方不注意の車にひかれ、


幼い命を失ったことは


先のブログ


「国立駅北口の悲劇 ~ドライバーの非常識~」  で書いた。





まだお読みでない方は、


1分間だけ過去に戻り、


是非それを読んで頂き、


内容を理解したうえで、


この先に進んでもらいたい。





さて、


その後、


全く駅前の道路中央寄り違法駐停車は後を絶たない。





これをなくさなければ


悲劇が繰り返される恐れがある、として、


非力ながら


個人でできる範囲で行動を開始したのは


それから間もなく後のこと。




まず、管轄の


立川警察署交通課を訪れ、


悲しい事故の実情を訴え、


そしてなすべき事柄など要望しつつ、


私個人で


すぐできる行動の提案をし、


協力を要請する。





警察が一ヶ月くらい


徹底して毎日取り締まりを行えば、


必ず無くなる行為なのに、


警察の実情を知るものとしては、


そのような行動を警察にはあまり期待しない。




その代わり、


警察には


私の行動に対する協力を要請した。




それは、


国立駅北口前の


「道路中央寄り違法駐停車をなくする運動」の


チラシ配布に対する協力要請である。





何回か通った末、


やっとその意を理解していただき、


立川警察署からは


「道路使用許可」 を頂き、


九州から帰って来た日の、


13日夕刻から


早速配布を開始した。





そのチラシはこれ。もちろん個人で作成・印刷したもの。



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これを、


初日の13日、17時から20時までの間に、


実に40台以上の車のドライバーに手渡した。







これは


道路使用許可証。



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サラ金などがティッシュを配るのも、


すべてこれが必要。



常に携帯しなければならない。






違法駐停車は後を絶たない。



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駐停車違反であることは知っているが、


悪いと思っている人は皆無である。






死亡事故が起こったことを知っているドライバーは


95%を超えるが、


間接的原因が自分たちの行為にあることを


意識している人はゼロ。






孤軍奮闘。


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Tシャツの


にらんでいる目は、


違反行為は


「いつでも誰かが見ています!」 のつもり。




1台1台に、


説明をしながら協力を求める。








国立市建築課交通係にも、


何度も足を運び、


協力を申し入れたが、


「その運動でドライバーとトラブルがあった場合は、



国立市は責任を負わない旨の念書を書いてくれ」 という。





さらに、


個人には協力できず、


団体なら良いといいうので、


団体名にして再提出したら、


その団体の会則(規約)を提出してほしいという。





最初から、


個人の行う行動であることを知っての話である。




国立市は頼みにならない。



月命日には現場に花が供えられ、見るも悲しい。


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協力要請後、


国立市のやってくれたことは、


横断者用に


黄色い旗 を設置したこと。





そりゃぁ、ないよりいいが、


でも、


横断者に注意を促す前に、


違法駐停車を取り締まる方が先でなないか。






事故直後の立て看板。


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犯人は逮捕されたのに、


撤去もされないまま、


黄色い旗が加えられた。






行政のやることは


この程度のことである。




国立駅の助役にも会って、


協力を要請したが、


駅長から


管轄の八王子市支所まで行って、


体よく断られた。





ま、


あまり期待はすまい。





黙々と、


配布は進む。

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2日目には


50台以上の車に


チラシを説明・配布した。




2日で100枚。





ドライバーの発言を、


少し載せたい。


「じゃぁ、どこに止めればいいんですか」・・・・・それは自分で考えて下さい。



「子供も気を付けないとね」

      ・・・・・年端もいかない横断歩道上の小学生に、こんなことを言うか?



「こんなところでチラシを配って危ないじゃない、警察に言うよ!」

                               ・・・・開いた口がふさがらない。


「迎えにはここが一番安全なんだよ」

                 ・・・・中年の良識あるオヤジの台詞とは思えない。


「事故を起こした運転手、それはね、絶対マナーが悪いんだよ!」

                       ・・・あなたもマナーが悪いですが。



「それより、絶対事故運転手のマナーが悪いに決まっている!」

                           ・・・・もう絶句。





中央のゼブラゾーンで迎えの車を待っていた


若いサラリーマンに声をかけた。


そしてチラシを渡そうとすると、


「事故は知っています。亡くなった子供は私の子供の同級生でしたから・・。」



これには私も驚いた。




身近な事故であるにも関わらず、


自分たちの違法行為が


その事故を招いたとは


全く考えていない。




何と言う自己中心的な考え方であることよ。




違法駐停車の


96%は女性ドライバー。つまり主婦。




「じゃぁ、どこで送迎をすればいいのよ~!」 と


ヒステリーみたいに文句を言う女性もいるから呆れる。





夜になれば、


私はいよいよ忙しくなる。


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暗くなっても、


違法駐停車は後を絶たない。




2日連続して配布したが、


同じ車両は1台だけ。




初日に配布された車両は、


おそらく道路中央寄りの違法駐停車を


避けてくれたものと思われる。





しかし、潜在的には


まだまだたくさんの違法車両がいるはずだ。





これから毎日、


この違法駐停車がすっかりなくなるまで、


私の運動は続く。




亡くなった幼い命から意志を受け継ぎ、


必ず違法駐停車を撲滅して見せよう。




そのうち警察も、


行政も、


動いてくれるかもしれないという希望を捨てずに頑張ろう。




私には、


時間はたっぷりある。