武蔵野のお盆 ~迎え火と精霊馬~
私の住む地域は、
8月1日がお盆である。
だから
7月31日には
家の門の入口あたりで、
ご先祖様をお迎えするのに、
キュウリの精霊馬を用意し、
迎え火をたく。
今でこそ、
こんな小さな火をたくが、
以前は稲わらを束にしたものを燃やし、
門の前でグルグル回していたらしい。
「我が家はここだよ」という目印の火なのだが、
各家で燃やすのだから、
どの火が我が家の火か
ご先祖さまは
分からなくなるかもしれない。
この後
精霊馬は
家の中に持ち込まれ、
仏壇の前のお供え物のそばで控える。
お供えの概略図。
朝、近所を回れば、
迎え火をたいた跡があちこちに残っている。
家の中での供養が済めば
そのうちに
ここにまた馬や牛が出現する。
先祖を敬う素晴らしい行事が、
大都会東京の郡部では
しっかりと生き残っている。
ちなみにキュウリの精霊馬は
先祖を迎えに行ってその背に乗せ、
早くこちらへ連れてくるようにとの使命を負っている。
お盆が終わり
ご先祖様をまたあの世に送り返す時には、
今度は
ナスの精霊牛。
帰る時にナスの牛になるのは、
仏壇に供えたたくさんのお供え物を乗せて帰ってもらうことと、
ご先祖様を
ゆっくりとあの世へ送るための配慮。
来る時は馬で早く来てもらい、
帰る時は牛でゆっくり帰ってもらう。
やさしい気配りである。
私などは、
ひょっとしたら迎え火などたいてもらえないか、
あるいは
来る時は牛で遅く、
帰る時は馬で早く、
なんてやられるかもしれない。
8月1日がお盆のところは
そんなにたくさんはないと思うが、
参考までに記すと、
東京都は
小金井市、国分寺市、府中市、調布市などの多摩地区の一部がそうである。
8月1日お盆の行事のお話でした。
あなたのところは
お盆に
どんな行事がありますか?
首相官邸前デモの様子 ~国民の熱い思い~
2012年7月27日 金曜日。
「原発再稼働反対」の声の高まりは
留まることを知らず、
首相官邸前に集まる人々は、
週末にもかかわらず、
毎回毎回数が増えているという。
60年安保反対のデモと
決定的に違うのは、
若者ばかりの暴力的なデモではなく、
老若男女すべてが集い、
子供連れも多く
「再稼働反対!」の抗議の声はあげるが、
駆り出された沢山の警官との衝突が
ほとんど起きない規律正しいデモになっていることである。
写真でご紹介しましょう。
地下鉄「国会議事堂前」駅で降りると、
周りには警官だらけ。
改札を出て地上に出るまでの間に、
数えただけで30人くらいの警官がいた。
極めつけは男子トイレ、
大と小の、中が見えるところに
私服の警官。
「ご苦労様ですね」と声をかけると、
「はい、ありがとうございます」との返事。
女性警官も駆り出されていた。
「警察官は、体制側の番人ではなく、あくまでも国民の味方でいてくださいね」
と言ったら、
答えようもなく苦笑い。
群衆の最後尾に回されて、
周りを見れば
警察車両がびっしりで、
向こうに見える国会議事堂の方向には、
とても道を渡れない。
「再稼働反対!」とみんなで叫んでいるのだが、
耳だけではなく、
目にも訴える。
過激にならず、洒落が効いている。
このデモには
こんなに若い人たちが
真剣な気持ちで参加している。
マイクをラジカセに繋ぎ、
ワイワイガヤガヤになりそうな大衆を、
「再稼働反対!」
「原発止めろ!」
「福島返せ!」などの大合唱に導く。
こんな若者が頑張っているのに、
大のおとなが引き籠っていてどうする?
現場に来ればそんな気になる。
フェンスが設置してあって、
道路には出れないが、
反対側にも警察車両がびっしり。
民衆の暴発を恐れてのことだろうが、
毎週行われているこのデモは、
決してそんなことにはならない。
でも、
ご覧の通りの用心深さである。
これほどの念入りな用心が、
原発になされていれば、
事故は発生せずに済んだはず。
悔やまれる。
大飯原発などは、
福島の地震・津波の規模に対する対策が
何も講じられないまま
見切り発車の稼働である。
しばらくは来ないだろう、という
「だろう運転」が一番危険であることは、
福島で煮え湯を飲まされて
充分に分かったはずなのに、
喉元を過ぎる前からもう熱さを忘れている。
この先の先頭部分が
このデモのスタート地点で、
いわゆる本部。
ここの交差点は
「総理官邸前」
官邸に
総理がいるかどうかは分からないが、
これだけ多くの国民の声だから、
どこにいても届くはず。・・・・・・・・・・・・なのだが、
野田首相はじめ閣僚は
みんな耳が聞こえないらしいし、
目も見えないようだ。
警察官ばかりが目につくが、
彼らとて
家族もあれば
妻も子もいるだろう。
だから、
決して原発推進派ばかりではないはずだが、
そんな警察官にとって
心にもない仕事をしている事は
さぞつらかろう。
若い警察官が駆り出されている。
「あなたは原発推進派ですか?」と聞くと
笑ってごまかす。
「自分や自分の家族のためにも、国民の味方でいてくださいね」
というと、
「事故が起こらないようにしています」
その言葉通りに、
「原発の事故が起こらないようにする」ことが肝要なのだが、
政府は無視である。
首相官邸のある道路側には
渡らせてくれない。
警備の網をかいくぐって
1人の男性が座り込むと、
警察官が数人がかりで取り囲み、
その人を説得して排除する。
「公道を歩いたり、座ったりしてどこが悪いのか。」
「国民のための道路だろう?」
こんな問答が交わされているかもしれないが、
何しろ相手は警察官。
いざとなれば
公務執行妨害の罪を作れる。
S&W(スミスアンドウェッソン)
チーフススペシャル。
レボルバー(弾装回転式)45口径拳銃。
こんなものを持っている人には逆らえない。
45口径拳銃は
アメリカの警官でも持っていないような威力のある拳銃で、
人の命を簡単に奪えるため、
本質的には
防御のためのものではない。
日本で
人を殺しても罪に問われない人が3人いる。
1人目は医師。
2人目は警察官。
そして、
3人目は死刑執行人。
3人目の罪は問うまい。
でも、
1人目と2人目は
間違うと命を取られる。
夜も更けて来た。
でも、警察の動きは忙しい。
マイクを持って、
人々のアジを最後まで録音している。
記録係もいる。
取材記者のようないでたちで、
ビデオのフィルムをまわしている人もいる。
帰ってから、
ビデオを見て1人ずつ人を特定し、
マークする。
官邸前をたまたまバイクで通りかかった人も
しっかりと停車を命じられ、
職務質問。
このデモの特徴は
人々が
福島からも福井からも
各地からたくさん集まり、
そして誰にでもマイクを持たせてくれること。
誰でも自由にマイクを持って
原発反対を訴えられる。
国会議員も顔を出す。
ある雨の日、
狂った鳩が百均のビニール合羽を着て現れ、
「あなたたちこそ本当の日本国民だ」などとほざいて帰ったらしいが、
何をたわごとを。
マザコンの
あんたにだけは言われたくない。
今の大人のするべき事は
将来に決して
日本を壊滅させるような負の遺産を残さないこと。
この幟をご紹介して
金曜日の原発再稼働反対の
デモの報告を終わりたい。
またまた長くてくどいブログになりました。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
土用の丑の日 ~うな重から消えたウナギ~
2012年の土用の丑の日は
今年は7月27日。
当然我が家も
ウナギを
うな重にして食べたのだが、
その話しをしようと思うと、
本当に間の抜けた話になるので、
その前に
土用の丑の日にちなんだ話をして、
我が家の話は
一番最後に披露したい。
さて
「土用の丑の日」。
小さい頃は
「土曜の牛の日」かと思って、
なぜ土用が土曜日とは限らず、
なぜ牛ではなく
ウナギを食べるのか
不思議でならなかった。
大体
「土用」とは一体何?
土用とは、
古代中国の
五行思想(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという思想)に由来する
暦の雑節で、
1年のうち不連続な4つの期間があり、
四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間をいうのだが、
現在では、
夏の土用のみを敢えて土用と呼び、
ウナギを食する習慣がある。
「土用」をご理解いただけたでしょうか。
さて我が家の話。
我が家も
1年に1回あるかないかの機会なので、
相場が高騰する中
奮発して
ウナギの長焼き(LL)を
お重にして食べた。
だけど
笑ってやってください。
うな重用のちゃんとしたお重が
模様違いで
家族の数だけあるのです。
一年に一回使うだけのために、
河童橋のお店で買った
きれいなお重です。
それに大きなウナギのかば焼きを
二つ切りにしてどっかと乗せた
豪華なうな重を見た途端に、
座るが早いか、
「いただきま~す!」と言って、
あっという間に平らげてしまった。
大好きなウナギで、
しかも1年に1回のことである。
他のことは何にも考えない。
ハッと気が付いたら、
当然お重もお椀も見事に空っぽ。
「しまった!せっかくのご馳走だったから、
写真に撮れば良かった」
そう思った時は後の祭り。
惜しくておしくて、
女房殿に、
「再現はできないかな?」と聞いてみたけど、
連れなく、
「出来ないですね。それしかなかったから」。
ウナギは
あっという間にお腹の中に消えてしまった。
「覆水盆に返らず」。
そして、
「腹鰻もお重に返らず」。
悔やんでも悔やみきれず、
いろいろ考えていたら、
智恵は出るもので、
ぎこちないながら、
写真だけでも再現してみた。
粗が出ているのは
お見逃しください。
豪華なうな重と玉子スープの再現版。
間違いなく
こんな感じのうな重でした。
前の
空っぽになったお重とお椀の写真に
ネットから切り抜いた写真をはめ込みました。
うちだって
うな重くらいは食べるのだ、と
証明したくて
執念の再現。
こんな豪華なうな重を食べ、
その日は夕方から、
金曜日恒例の
首相官邸前「原発再稼働反対」の静かなデモに
参加してきました。
ウナギから取ったエネルギーは
そのデモで使い果たしましたが、
良い汗をかいてきました。
その時の様子は
また後日。
猛暑の中のジュエル(宝石)の庭 ~六角形の遊び話~
猛烈な暑さが続きます。
今日もすでに11時には、
昨日と同じ38℃になりました。
ひょっとすると
14時頃の暑さのピークには
40℃くらいになるかもしれない。
そんな中、
ジュエルたちが元気です。
ジュエル(宝石)の庭。
花数こそ少なくなってきていますが、
この暑さの中
まだまだ元気で、
通りすがりの人に、
ひと時の涼を提供します。
主の 「ジュエル」。
赤紫一重大輪。
花の中心部が濃い紫の五角形。
他の花色のものとは
ここが決定的に違います。
他の花の中心部分を見てください。
基本的には
星形になっています。
1つひとつの花びらのデザインが、
五枚合わさると
このような模様になります。
だから
五角形も星形も
松葉ボタンには
花びらが五枚ある、と言う証明の形です。
中心部が濃い紫になっているのがジュエル。
同じ赤紫でも
中が星形になっているものはジュエルではありません。
でも、
この暑さの中で頑張って咲く
健気さと美しさは一緒です。
ところが
余りにも暑いからだろうか、
こんなものが出現しました。
五枚の花弁が普通なのに、
これはなんと
六枚の花弁を持っています。
六枚の花弁を持った
松葉ボタンの出現に関連付けて、
今から少し
六角形の面白い話を少し。
六角形は自然の中では
強さを極めた形です。
水滴を
宙に放りあげると
球体になって落ちて来ます。
自然の中での、
立体の安定の極致は球。
平面上の安定の極致は円。
絶対安定の見方でいくと、
単体では
球や円が一番安定した強度を持ちますが、
現実的な立体の世界では、
複数を組み合わせても利用ができず、
応用の世界が開かれます。
円の立体的集積が円柱。
どの方向からの力にも
等しく強いので、
スカイツリーなどの支柱に最適。
円の周りに
同じ円をおいていくと、
少し隙間はできますが、
六個の円が置かれます。
その頂点を線分で結ぶと
六角形になります。
円の複数形の集積は
隙間ができて現実的には使えないので、
応用で
六角形の集積を使います。
六角形の集積を
立体化したものが
ハニカム構造。
これは、
隙間がない分だけ、
きわめて強い。
自然体で六角形のものをあげると、
トンボの複眼、
蜂の巣のハニカム構造、
亀の甲羅、
雪の結晶、
いろいろありますが、
絶対安定型の球体や円形に
極めて近い安定性を持っているのが
六角形。
特にハニカム構造などは
飛行機の機体や
宇宙ロケットの機体、
宇宙衛星の機体には、
欠かせない構造です。
人も同じく
性格のまるい人が
どのような衝撃的な出来事にも対応でき、
強い人ですが、
その集積の六角の備わった人は
もっと強い。
それは、
人の感覚。
味覚、
触覚、
嗅覚、
聴覚、
視覚。
この五つの感覚(5感)の他に
もう一つが備わると
人は更に強くなる。
それは
第六番目の感覚で、
いわゆる
第六感。
これは決して無視できない感覚。
この感覚の研ぎ澄まされた人が
優秀なのは
今更言うまでもない。
この感覚は
小さい頃から、
感性を大事にして育てることで身に付く能力です。
幼い頃から、
育児を人に頼んでいると、
決して身に付きませんので、
ご注意ください。
六角形から
随分と話が飛びましたが、
こんなくどい文章を、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
猛暑の中のスズメたち ~花咲くオアシスで一休み~
猛烈な暑さが襲ってきている。
正午現在で
外は日陰でもこの温度。
38℃もあります!
いかに体温の高い小鳥たちでも、
やはり暑い!
喉も渇きます。
というより、
水の補給は欠かせない。
ジュエルとその仲間たちが咲き誇る
花壇の端に置いてある水盤は、
スズメたちの憩いの場。
鶏と同じように
水を口に含んだら、
くちばしを持ちあげてゴクゴクと流し込みます。
ハトのように
下を向いたままゴクゴクはできません。
入れ替わり立ち替わり。
これだけ暑ければ
喉も渇きます。
水分は
乾きが出る前に補給するのがベストです。
我が家の庭に集まる
スズメのグループ十数羽が、
変わり番子にやってきます。
花影でゴクゴク。
飛んで来た時には
くちばしを半開きにしているスズメもいます。
これだけ暑ければ
とても水なしではやっていけない。
でも、
野性には安心して飲める水場は
きっとそう多くない。
アフリカの動物たちでも、
水場には、
いろいろな動物が集まるから、
それを狩りするライオンやワニなども集まり、
油断すると命にかかわり、
水場が一番危険な場所だと知っています。
でも
我が家はいつでも安全だから、
気の向いた時に飛んできて、
一口二口飲んで帰る。
猛暑でも、
花と水のある庭の片隅の
休憩所。
政府と、
電力会社とマスコミは、
一緒になって
熱中症にならないようにエアコンをしっかり使い、
電力不足を引き起こさないように
こまめに電気を切るように、と
矛盾だらけのことを叫んでいます。
原発を推進する
政府と電力会社に協力して、
熱中症で
命を落としたら元も子もありません。
だまされないように気を付けてくださいね。





































