首相官邸前デモの様子 ~国民の熱い思い~
2012年7月27日 金曜日。
「原発再稼働反対」の声の高まりは
留まることを知らず、
首相官邸前に集まる人々は、
週末にもかかわらず、
毎回毎回数が増えているという。
60年安保反対のデモと
決定的に違うのは、
若者ばかりの暴力的なデモではなく、
老若男女すべてが集い、
子供連れも多く
「再稼働反対!」の抗議の声はあげるが、
駆り出された沢山の警官との衝突が
ほとんど起きない規律正しいデモになっていることである。
写真でご紹介しましょう。
地下鉄「国会議事堂前」駅で降りると、
周りには警官だらけ。
改札を出て地上に出るまでの間に、
数えただけで30人くらいの警官がいた。
極めつけは男子トイレ、
大と小の、中が見えるところに
私服の警官。
「ご苦労様ですね」と声をかけると、
「はい、ありがとうございます」との返事。
女性警官も駆り出されていた。
「警察官は、体制側の番人ではなく、あくまでも国民の味方でいてくださいね」
と言ったら、
答えようもなく苦笑い。
群衆の最後尾に回されて、
周りを見れば
警察車両がびっしりで、
向こうに見える国会議事堂の方向には、
とても道を渡れない。
「再稼働反対!」とみんなで叫んでいるのだが、
耳だけではなく、
目にも訴える。
過激にならず、洒落が効いている。
このデモには
こんなに若い人たちが
真剣な気持ちで参加している。
マイクをラジカセに繋ぎ、
ワイワイガヤガヤになりそうな大衆を、
「再稼働反対!」
「原発止めろ!」
「福島返せ!」などの大合唱に導く。
こんな若者が頑張っているのに、
大のおとなが引き籠っていてどうする?
現場に来ればそんな気になる。
フェンスが設置してあって、
道路には出れないが、
反対側にも警察車両がびっしり。
民衆の暴発を恐れてのことだろうが、
毎週行われているこのデモは、
決してそんなことにはならない。
でも、
ご覧の通りの用心深さである。
これほどの念入りな用心が、
原発になされていれば、
事故は発生せずに済んだはず。
悔やまれる。
大飯原発などは、
福島の地震・津波の規模に対する対策が
何も講じられないまま
見切り発車の稼働である。
しばらくは来ないだろう、という
「だろう運転」が一番危険であることは、
福島で煮え湯を飲まされて
充分に分かったはずなのに、
喉元を過ぎる前からもう熱さを忘れている。
この先の先頭部分が
このデモのスタート地点で、
いわゆる本部。
ここの交差点は
「総理官邸前」
官邸に
総理がいるかどうかは分からないが、
これだけ多くの国民の声だから、
どこにいても届くはず。・・・・・・・・・・・・なのだが、
野田首相はじめ閣僚は
みんな耳が聞こえないらしいし、
目も見えないようだ。
警察官ばかりが目につくが、
彼らとて
家族もあれば
妻も子もいるだろう。
だから、
決して原発推進派ばかりではないはずだが、
そんな警察官にとって
心にもない仕事をしている事は
さぞつらかろう。
若い警察官が駆り出されている。
「あなたは原発推進派ですか?」と聞くと
笑ってごまかす。
「自分や自分の家族のためにも、国民の味方でいてくださいね」
というと、
「事故が起こらないようにしています」
その言葉通りに、
「原発の事故が起こらないようにする」ことが肝要なのだが、
政府は無視である。
首相官邸のある道路側には
渡らせてくれない。
警備の網をかいくぐって
1人の男性が座り込むと、
警察官が数人がかりで取り囲み、
その人を説得して排除する。
「公道を歩いたり、座ったりしてどこが悪いのか。」
「国民のための道路だろう?」
こんな問答が交わされているかもしれないが、
何しろ相手は警察官。
いざとなれば
公務執行妨害の罪を作れる。
S&W(スミスアンドウェッソン)
チーフススペシャル。
レボルバー(弾装回転式)45口径拳銃。
こんなものを持っている人には逆らえない。
45口径拳銃は
アメリカの警官でも持っていないような威力のある拳銃で、
人の命を簡単に奪えるため、
本質的には
防御のためのものではない。
日本で
人を殺しても罪に問われない人が3人いる。
1人目は医師。
2人目は警察官。
そして、
3人目は死刑執行人。
3人目の罪は問うまい。
でも、
1人目と2人目は
間違うと命を取られる。
夜も更けて来た。
でも、警察の動きは忙しい。
マイクを持って、
人々のアジを最後まで録音している。
記録係もいる。
取材記者のようないでたちで、
ビデオのフィルムをまわしている人もいる。
帰ってから、
ビデオを見て1人ずつ人を特定し、
マークする。
官邸前をたまたまバイクで通りかかった人も
しっかりと停車を命じられ、
職務質問。
このデモの特徴は
人々が
福島からも福井からも
各地からたくさん集まり、
そして誰にでもマイクを持たせてくれること。
誰でも自由にマイクを持って
原発反対を訴えられる。
国会議員も顔を出す。
ある雨の日、
狂った鳩が百均のビニール合羽を着て現れ、
「あなたたちこそ本当の日本国民だ」などとほざいて帰ったらしいが、
何をたわごとを。
マザコンの
あんたにだけは言われたくない。
今の大人のするべき事は
将来に決して
日本を壊滅させるような負の遺産を残さないこと。
この幟をご紹介して
金曜日の原発再稼働反対の
デモの報告を終わりたい。
またまた長くてくどいブログになりました。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
















