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夾竹桃の咲く風景 ~広島の原爆の日に思う~



近所で、


こんなに奇麗な夾竹桃が


満開。



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この色合いは、


きっと品種改良されたものだろう。






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私には、


忘れられない夾竹桃の思い出がある。







私は、


5年おきくらいに転勤をし、


広島に


8年間勤務したことがあった。






結婚して間もない頃であったが


よく、平和記念公園にも行った。





そこでは


8月になると


真っ赤な夾竹桃の花が、


あたかも燃え上がるように咲いていた。





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私の近所には


真っ赤な夾竹桃がないので、


この写真を見て、


赤い夾竹桃をイメージして先に進んでください。









8月6日 8時15分。


広島の歴史的瞬間。






核爆弾リトルボーイを積んだ


米軍の


エノラゲイは、


同日1時27分、


テニアン島を広島に向けて飛び立った。




わずか7時間弱で広島上空に到着。





そこで


8時15分17秒、


原子爆弾リトルボーイは自動投下された。





その被害のほどは


今更言うまでもないと思うが、


概略を記す。





当時の広島市の人口は


約34万人。




一発の原爆でその半数が死亡し、


その年の12月までに


10数万人が死亡。





5年後までには、


広島市の人口を上回る人々が更に死亡し、


救援に入った


何万人という数えきれない人々が被曝して、


次々に死亡したり、


病を発症して苦しむ。





ウラン235の原爆は、


爆発力だけで


TNT火薬換算15キロトン分。(爆薬15,000キロ分の爆弾に相当)






これには、


放射能障害や、


放射能汚染の数は全く加味されていない数字である。







その3日後には


今度は長崎の悲劇。





この爆弾はファットマンと呼ばれ、


プルトニューム239仕様。




広島型原爆の1.5倍の破壊力を持ち、


毒性はそれをはるかに上回り、


更に


その毒性が


半減期2万5千年という


とてつもない長い期間を持つ物質である。






今の原爆の規模や


原発の放射能から比べれば、


ほんの小さな原爆で、


発生する放射能の量も少なかったから


不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。




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廃墟となった広島に、


その後一番に夾竹桃の木が育ち、


真っ赤な花を咲かせて、


市民に生きる希望を与えたのは


随分後になってからのことだが、


それを機に、


夾竹桃は広島市の花となった。




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赤い夾竹桃。


8月6日の頃には、市内各地でこの花が咲き乱れる。


(画像は広島市のHPよりお借りしました。)






プルトニュームのような、


猛烈な毒性のものを使った原発が


日本には数えきれないほどある。






そばの貯蔵タンクには


それを何千本も貯蔵してあるのに、


国民にはその危険性など、


全く知らされていない。







そしてその原発の事故。






原発は、


爆弾と違うため、


その時の爆発による破壊力は原爆と比較しようもないが、


事故により放出された放射能は


広島型原爆の20発分以上もあり、


放射性セシウムに至っては、


100発分以上のものが放出されているのだから、


その周囲の人は、


相当量の放射能を浴びているはずである。





3月16日までに、


北東の風に乗って千葉県・東京都も


全域が汚染された。







「直ちに健康に影響はない」という


あの枝野の言葉にだまされて、


10年後、20年後の


子供達の健康が心配でならない。






先日、


福島の子供達のセシウム量を測定したところ、


計測されたのは


1%だとか0.1%だとか言って、


いかにも安全だというようなことを言いたげな報道がされたが、


体内では最大100日くらいで排出されるセシウムを、


今頃計測して


安全だなどという政府と報道機関の姿勢は


あくまでも国民を欺くもので、


詭弁であることを知らなければいけない。






昨年の3・11から数日間で、


セシウムは


1.5京ベクレルが放出されているのである。





1.5京ベクレルである。





京という単位が


どれだけ膨大な数字であるかは、


今更説明するまでもあるまい。





このような数値のセシウム134の半減期が


2.1年であっても、


2.1年経って


1.5京ベクレルが、


7,500億ベクレルになるだけの話で、


人にとっては致命的であるのは何ら変わらない。






それが


セシウム137に至っては


半減期が30年の長きにわたり、


無害化するには


おそらく200年以上かかるであろう。






その間、


人は汚染され続ける。






原発事故では、


その時にすぐに避難させなかったから、


周辺の人たちは、


命にかかわる膨大な量の放射能を浴びているのに、


そのことについては


政府もマスコミも


ひとことも触れない。






「周辺の民200万人が放射能によるガンを発症する頃には俺は生きていない」。



そんな無責任ぶりである。






原爆を2発もくらい、


100万人近くの死者を出し、


そして今


原発の事故で200万人もの被爆者を出し、


10年後、20年後に


おそらく何10万人という死者が出る可能性があるのに、


なおかつ原発再稼働である。






日本の政治家と


支給される金に目がくらんで、


それを許している立地県の金の亡者どもと、


自分たちは原発から離れている地域に住んでいるからと、


事故を他人事に捉えて原発稼働に賛成している


自己中心的な連中は


全くめでたい考え方をしていることよと、


嘆かざるを得ない。






このままでいくと、


いずれ日本だけでなく


地球は生き物の住める星ではきっとなくなる。




それが見えない近視眼的人間が多いことに


あきれ果てている今日この頃である。







「あなたは、


子供や孫のために


きれいな地球を残してやろうと


思いませんか?」



















蓮の話あれこれ ~猛暑の中ですまし顔~


うだるような暑さが続き、


庭のバラ達は影をひそめ、


花壇には


ジュエルとその仲間達ばかりになってしまった。





そんな中、


お隣に咲くきれいな1輪の花。






前回のブログで


ティンシャの心地よい音色に、


仏の世界にいざなわれ、


心身を浄化してもらったが、


仏と言えば


この花なしには語れない。







「蓮の花」


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まだあどけない蕾だが、


いったん開花すると


仏の台座にもなる花。





「蓮華座」。



如来や菩薩の像を安置するのに用いられる


蓮の花をかたどった台座をいう。



蓮は、


泥の中に根を張りながら、


泥にまみれることなく美しい花を咲かせる姿が、


仏教の教えと一致することから、


たびたび教えの中に登場し、


台座にまでもなった。





花びらが散った後に残る


種子は、


いかにも仏の残された申し子のようで、


ますます結びつきが強くなる。






もう一つの


「蓮華座」。



ヨーガなどで瞑想する時の座り方の一つ。


胡坐の形から、右足を左足の上に乗せ、


次に左足を右足の上に乗せ、


膝を床に付けて背筋を伸ばす座り方。




形が正三角形になり、


非常に安定した状態になる。








さて、


その蓮の花は


蕾が広がり始めて


いわゆる花の状態になり始めたら、


寿命は4日だけと決まっている。



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このような花の時が


一番美しい。





この状態から完全開花し、


夕方になれば


またこの状態に戻り、


それを丸2日続けて、


4日目にはこのようになる。



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この後、


潔く花びらがみんな落ちて、


中央の芯だけが残る。








ラーメン屋などで出てくる


陶製のスプーンを、


「散り蓮華」 という。







略して「レンゲ」ともいうが、


それはこの道具が


蓮の花が散った時の


一枚の花びらに似ていることから


そう呼ばれる。








「♪ひ~らいた ひ~らいた~ な~んのは~ながひ~らいた~♪


♪れんげのは~ながひ~らいた~ ♪


♪ひ~らいた~とお~もった~ら~ い~つのま~にか~つ~~~ぼんだ~♪」





みなさんよくご存じのこの歌。




この歌に出てくる「れんげのはな」は


「蓮の花」のことで、


決してレンゲソウのことではない。





それは2番の歌詞を見ればよく分かる。





「♪つぼんだ つぼんだ なんの花が つぼんだ 


れんげの 花が つぼんだ


つぼんだと 思ったらいつのまにか ひらいた」





前述したように


1日のうちに開いたりつぼんだりする花なのである。






でも、


私などは


小さい頃から海育ちで、


蓮の花など見たことがなく、


畑や稲作の後に咲いている


「レンゲソウの花」しか知らなかったので、


この歌に出てくる「れんげのはな」も、


当然、畑や田んぼのレンゲソウだとばかり思っていたのだが、


その花は


いつまでも咲いていて、


「いつの間にかつぼんだ」り、


「つぼんだと思ったらいつの間にか開いた」なんて感じられずに、


不思議でならなかったのを覚えている。





大きな誤解を


大きくなるまで持っていた。






その「レンゲソウ」。





一般的には


「ゲンゲ」 と呼ばれるのだが、


花の形が蓮の花に似ているということで、


「レンゲソウ」もしくは「レンゲ」と呼ばれるものだから


ややこしい。









「ほのぼのと舟押しだすや蓮の中」


                                       夏目漱石






夏の盛りに


「蓮見」という習慣のあった頃の歌ですが、


あの繊細な神経の持ち主の漱石が、


「ほのぼのと」と歌っているのですから、


この時には


何かよほどうれしいことでもあって、


心が穏やかだったのでしょうね。




あるいは蓮の花に


仏を感じて


穏やかな気持ちで詠んだ歌かもしれません。









夏の盛りに


さも涼しげに咲く


蓮の話いろいろでした。

















心を浄化するティンシャの音色 ~チベットの仏の世界~



詳細は割愛する。



前回

南部鉄風鈴の素晴らしい音色を聞いていただいたので、

それに関連して、

今日は

身も心もすべて浄化すると言う

仏の音色をご紹介します。




もう十数年も前になるだろうか。

上野は不忍池のほとりで開かれた、

骨董市で手に入れたもの。



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これが何なのかは当時知らなかった。




調べてみて、

チベットの高僧の使う

ティンシャという法具であることが分かった。




シンバルのような形をしているが、

手のひらほどの大きさもなく、

それでいて厚みがあるため相当に重い。




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日本の仏教でいえば

いわゆる「リン」みたいなものだが、

リンと違って

歩きながら使うものらしい。




その音色に

私は一発で参った。




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デザインがいかにも仏教的であるが、


詳細は分からない。





でも、

みなさん一度これを聞いてみてください。






前回のブログで紹介した

南部鉄風鈴の音とはまた違い、

本当に心が穏やかになる。






聞くところろによると、

この音の聞こえる範囲に存在するものは、

身も心もすべて、

浄化されると言う。




恐るべき力を持った音色である。





1分にも満たない時間です。

聞く人の心を浄化しますので、

是非聞いてみてください。









いかがでしたか?




2枚の法具のぶつかる音が、

素晴らしい共鳴を起こし、

心に染みいる。





なるほど、

深みがあって

物を浄化してくれるような音に聞こえる。




中空に浮かした時の音を

もう一度聴いてみてください。









風鈴とまた違った音を

体験していただいたでしょうか。




チベットの高僧が

人も物も

仏の世界にいざなう

素晴らしい音。




ヨーガや禅などの行を行う前に、

この音を聞けば

更に効果が増すらしい。





ティンシャという法具の話でした





余談:

チベットで手作りされているティンシャは、

7種類の金属(金・銀・水銀・銅・鉄・スズ・鉛)が丁寧に混合され、

それぞれの音を追及していると言うが、

中国で作られているニセ物は、

鉄と銅を使っただけの粗悪品だから、

購入する時は注意が必要。








涼を呼ぶ南部鉄風鈴の音色 ~天下に勝るものなし~



夏になると、

この風鈴の出番。



風鈴の材質はいろいろあるが、

これに勝る音を出す風鈴は

おそらくあるまい。



それは

南部鉄風鈴。




大きな風鈴と

小さな風鈴。




それに負けないような

涼しげな音を出す

ウインドチャイムも

一緒に吊り下げました。



涼しげな音色に

2分間だけ耳を傾けてください。









風鈴の音は

決して強風で聞くものではなく、

あるかないかの風の中で聞くのが

一番美しい音色を響かせます。




ひと時の涼を

味わっていただけましたでしょうか。






猛暑の中の小鳥たちに思う ~熱中症の予防法~


暑い日が続きます。





小鳥たちも


水なしではやっていけない。




だから我が家の水盤には


入れ替わり立ち替わり小鳥たちがやってきて、


水を飲んだり、


水浴びをしたりして帰っていきます。




猛暑の昼下がり。





うだるような暑さで、


人なら


とても外で農作業などはやってられない時刻、


シジュウカラも暑いと見えて、


一日に何回でも水浴びをします。



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ところが我が家にやってくるスズメたちは、


ほとんど水浴びをせず、


いつだって見るだけ。






シジュウカラは、


見られても何も気にせず


マイペースで水浴びをします。



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学習をして、


水浴びをするスズメがいるにはいるのだが、


今日はその本人ではないらしい。







何せ私には、


スズメの個体を見分ける力がない。



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スズメの視線を見れば、


「気持ち良さそうだな~」と思っているのだろうが、


自分ではなかなか浴びない。




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シジュウカラはというと、


こんなにふっくらとなって気持ち良さそう。





シジュウカラが


羽繕いのため


梅の木に飛びあがって水盤が空いたら、


ヌッ! とキジバトがやってきた。




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同じ倍率の写真ですが、


スズメやシジュウカラとしたら、


キジバトが


いかに大きいかがわかります。






でも、


スズメもシジュウカラも、


キジバトがおとなしい性格であることを知っているので、


そばに居てもほとんど気にしませんが、


これがヒヨドリだったら


あっという間にその場を逃げ出し、


距離を置きます。










さて、


小鳥たちの水の飲み方。




スズメは


水を飲む時に、


水を口に含んだら


鶏と同じようにくちばしを上にあげて、


水を喉に流し込むようにして飲みますが、


キジバトは違います。



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そのままゴクゴクゴクと、


連続的に飲みこみます。





喉の筋肉の構造に、


人と同じような


逆流防止の機能が付いているようで、


そういう意味では


キジバトは、


スズメや鶏よりも進化しているようです。






余談ですが問題を一つ。





砂漠に1人取り残されて、


水は水筒一個分しかありません。





当然喉が渇きますが、


あなたならどのような水の飲み方をしますか?





1.喉に軽い乾きを覚えた時に、その都度少しずつ補給し、


 体の状態を常に平常に保つように心がける。




2.いつ助けが来るか分からないので、最後まで水を大事にして、


 いよいよの時までとっておく。




3.事前に体に充分水を与えて体力をつけ、助けを待つ。








少なくとも砂漠などでは、


体が極限の渇水状態になってから幾ら水分を補給しても、


体の機能はすぐには回復しないので、


手遅れになるのだそうです。




だから


渇水状態になる前に


常に体に水分を補給しておくことが大事です。






いつでも水分が補給できる状態にある今の生活で、


喉に渇きを覚えるほど水分を取らずに動くことは、


非常に危険が伴います。





おじいちゃんやおばあちゃん、


自分の子供達に、


熱中症の症状が出るようだと、


それは大人の管理不足以外の何物でもありません。








暑い時には早めに水分をとり、


涼しい環境を作り、


くれぐれも熱中症にならないように


そしてさせないように


気を付けてくださいね。