Totoronの花鳥風月 -284ページ目

パリのラジュレ ~銀座4丁目のマカロンタワー~


銀座に出ると、


1丁目や8丁目まで足を延ばさなくても、


4丁目には


必ず行きます。



その4丁目交差点、


鳩居堂の隣の丸い三愛ビル。




そこには私が良く利用する


「ドトール」が入っている。




そのドトールの二階に陣取り、


しばし銀座4丁目交差点の人物観察。



Totoronの花鳥風月-gh9


こんなコーヒーのデザインを


ラテアートと呼びますが、


これはカフェラテではありません。




カプチーノ。




ミルクを使うコーヒーは


こんなおしゃれをして出てきます。




それよりなにより驚くのは、


そのコーヒーの量。




ここまで入れるか、というくらい


カップの縁ギリギリまで入ってくるので、


2階席まで運ぶのが大変。




その時の歩き方をご想像ください。




この時だけは


紳士も淑女もありません。




ただただ


こぼさないように慎重に歩くだけ。





ちょっと前置きが長くなりました。



ドトールの窓から見る


銀座4丁目の交差点。


Totoronの花鳥風月-gh1



正面に見えるのは


三越銀座店。





その正面入り口。



Totoronの花鳥風月-gh2


入り口に鎮座する


ライオンの前は、


いつでも人の待ち合わせ場所。



Totoronの花鳥風月-gh6


今日はそのライオンではなく、


その上の


2階の喫茶室をご覧ください。






ハイ、ここです。


Totoronの花鳥風月-gh3


ペアで仲良くお食事中。



左の方は親子のペア。



娘さんが


お母さん孝行をしているのでしょうか。


優しい心情があふれます。




右側のペアは


彼氏と彼女。




二人とも


ざっくばらんな格好で、


三越2階のこの喫茶室に入るくらいですから、


しっくりと来ている


深い仲の二人。




あるいは


もう将来の約束をしているかもしれません。




その二人のいる


ガラス窓にご注目。


Totoronの花鳥風月-gh4


「LADUREE」 の文字。




これは


日本では


「ラジュレ」 と呼ばれる


フランスは


パリのシャンゼリゼ通りにある


お洒落なお菓子屋さん。



マカロンは特に有名。





そのマカロンでできた


マカロンタワーがそびえます。


Totoronの花鳥風月-gh5


凱旋門のすぐそばのこのお店は


連日観光客であふれます。




日本女性は


このマカロンを


フランス土産に友達に持って帰ってやりたいのだけれども、


持って帰れないので悔しがるのですが、


今ではそのマカロンが


ここで買えます。






パリのラジュレのたたずまいは


こんな感じです。



Totoronの花鳥風月-gh7


緑に囲まれて、


シックですね。




日本みたいに


大きな看板を出したり、


カラフルに飾ったりはしていません。






正面入り口も


こんなにしとやか。


Totoronの花鳥風月-gh8


日本人とは感覚が違います。





中に入れば、


おいしそうな色とりどりのお菓子が並び、


どれにしようかと迷います。




この写真は、


もう何年も前の写真ですので


今では少し


変わっているかもしれませんが、


古きを愛するパリの人々ですから、


あるいは


このたたずまいのままかもしれません。





銀座にある、


パリのお店の話でした。












新歌舞伎座案内 後編 ~緞帳(どんちょう)と内容紹介~


前編で、


座席の様子を紹介しました。




いよいよ公演が始まりますが、


今度は


舞台の紹介。




以前の歌舞伎座が


そのようにしていたかどうかは知りませんが、


始めていった歌舞伎座で、


緞帳(どんちょう)紹介があったのには


驚きました。



Totoronの花鳥風月-sk11


雪をかぶった富士山頂と昇る朝日模様。




これが朝日だという根拠はありませんが、


こけら落としのめでたさで、


きっと夕陽ではないと思います。





左下に


企業名が書かれています。




この緞帳は


その企業が提供したか、


もしくは


相当の広告料を支払っているものと思われます。





緞帳紹介は、


場内にスピーカーで放送され、


企業名と織りの方法などが紹介されます。




歌舞伎開始前のCMタイムのようです。




緞帳は


これ1枚だけではないのです。




2枚目の緞帳。



Totoronの花鳥風月-sk12



桜と紅葉模様。




これにも左下に企業名が書かれていますが、


私のブログは


その企業にCM料をいただいていませんので、


企業名は記しません。






まだあります。




Totoronの花鳥風月-sk13


水鳥の群れ遊ぶ模様。



オシドリやカワセミ・サギ・シギなどの水鳥が描かれています。





まだあります。




Totoronの花鳥風月-sk14


垣根に絡まるヒョウタン。




ヒョウタンの実が


30個ほども生っています。




ヒョウタンが


どのようなめでたさを表しているのかは知りませんが、


このような絵柄に用いられているということは、


やはり、


「ヒョウタンから駒」の縁起担ぎでしょうか。





緞帳が4枚とも上がり、


幕が開かれると


歌舞伎の始まり。




舞台写真は撮影禁止ですので、


歌舞伎座紹介のネットからお借りしています。



Totoronの花鳥風月-sk15


壽曽我対面の1シーン。




歌舞伎役者が勢揃いする


様式美に満ちた華麗な一幕。




始めから終わりまで、


曽我十郎、五郎の兄弟が、


親の仇の工藤祐経と対面するシーンですが、


日本古来の


能や狂言の表現もふんだんに取り入れられて、


歌舞伎とは


1つの物に縛られない


じつに多彩な芸を持つ芝居だと感心しました。





土蜘(つちぐも)。


Totoronの花鳥風月-sk16


クモとは


普通漢字で「蜘蛛」と書きますが、


歌舞伎では


「蜘」の一字でクモと読ませます。




重病の床に伏せる源頼光のもとに現れた、


土蜘の精と


頼光の家臣平井保昌及び四天王との


戦いのシーンがメインですが、


土蜘の精の不気味さと


千筋の蜘蛛の糸を繰り出す派手な立ち回りが


見どころになっています。





こんなこともあるのだな、と思った


面白い出来事を二つだけ。




土蜘の精が


正面を向いてセリフを言っているときに、


瞬間、


次のセリフが出てこずに


空気が停止した時がありました。




えっ?と思った時には、


何もなかったかのようにつながっていきましたが、


こんなこともあるのですね。




もう一つ。




クモの精が


千筋の蜘蛛の糸を繰り出すときの、


最後の蜘蛛の糸が


千筋にならずに


塊のまま遠くに飛んでいきました。




3階席からは、


その塊が舞台の上に落ちたままであるのが


良く見えました。




この二つは、


こけら落としのご愛嬌でしょうか。





さて、


舞台が終了した後の


混雑模様。




Totoronの花鳥風月-sk8


お土産物売り場は、


人、人、人。






特にこの売り場には


人の行列。



Totoronの花鳥風月-sk9



一体何を売っているのかと思い、


近づいて見ました。



Totoronの花鳥風月-sk10


歌舞伎座限定「めでたい焼」。




女性は、


この「限定」に弱いようですね。




ただし、


限定というだけあって


普通のたい焼きではありません。




どこが違うかというと、


めでたい焼きというだけあって、


普通のたい焼きの黒アンの中に


小さな紅白の


モチが一つずつ入れてあります。




それだけの違いが


このような行列を生み出していますので、


商売はアイデアですね。





私は、


20日にもまたここに来ますので、


何も買わずに帰りました。





でも、


席の場所は違うけれど


同じ演目で


同じ3階席だから、


窮屈なのであまり気が乗りません。





新装なった


歌舞伎座のご紹介でした。






新歌舞伎座案内 前編 ~内部の様子と演目紹介~


新歌舞伎座の


チケットを申し込んだら、


6月4日と20日のチケットが


入手できたことは前に書きました。




その4日の公演を


見に行ってきました。


Totoronの花鳥風月-sk1


新築なった


新歌舞伎座への


初めての入場です。





読めそうで読みにくい大きな幟があります。


Totoronの花鳥風月-sk17


杮葺落六月大歌舞伎」と書いてあります。


皆さんは読めますか?



「落」の字があるので、


なんとなく読める人も多いと思いますが、


辞書で引くと


「杮落し」と書くのが普通です。




そして


「柿」だけで


「こけら」と読みます。



正確には


杮(かき)の右側・市という部位は


5画で書くが、


柿(こけら)の市の部分は


縦棒を1本(1画)とみて4画で書くために


柿(かき)とは違う、とも言われますが、


ここでは


そこまでの区別はしません。




その区別はさておき、


杮葺落六月大歌舞伎」は、


「こけらおとし六月大歌舞伎」 。




そして


「こけらおとし」とは、


「新たに建てられた劇場で初めて行われる催しのこと」を言います。




その催しの


6月公演第二部は


下記の通り。



Totoronの花鳥風月-sk2


1、壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

   
工藤祐経 仁左衛門
曽我十郎 菊之助
曽我五郎 海老蔵
化粧坂少将 七之助
八幡三郎行氏 松 江
近江小藤太成家 男女蔵
梶原平次景高 亀 蔵
梶原平三景時 市 蔵
鬼王新左衛門 愛之助
小林妹舞鶴 孝太郎
大磯の虎 芝 雀


2、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)

   
僧智籌実は土蜘の精 菊五郎
待女胡蝶 魁 春
巫子榊 芝 雀
番卒太郎 翫 雀
同 次郎 松 緑
同 藤内 勘九郎
太刀持音若 玉太郎
石神 実は小姓四郎吾 藤間大河
坂田主馬之丞公時 尾上右近
卜部勘解由季武 亀 寿
碓井靭負之丞貞光 亀三郎
渡辺源次綱 権十郎
平井保昌 三津五郎
源頼光 吉右衛門



こけらおとしなので、


錚々たるメンバーです。





私が入手したチケットは、


3階席。


Totoronの花鳥風月-sk3


正面舞台。



まるでアルプススタンドから


舞台を見ているみたいです。




左側はこんな感じ。


Totoronの花鳥風月-sk4


座席は1列だけ。




右側を見ると


こんな感じです。



Totoronの花鳥風月-sk5



右側の席も1列だけ。




3階席の上の方はというと、


一番後ろには


立見席もあります。



Totoronの花鳥風月-sk6


オペラグラスでもないと、


とても役者さんの顔など識別できません。




新歌舞伎座は


席も広くとってゆっくりとみられるようにしました、


と言っていましたが、


3階席に座った限りは、


飛行機のエコノミークラスより前が狭い。



私の膝は


前の席にぶつかって、


とても身じろぎできませんでした。



立川の


映画館の方がはるかに席はゆったりとしています。




映画館や飛行機より


金儲け主義に走っているようで、


イメージがガクンと落ちました。




ただし、


1階席は余裕があるようです。




Totoronの花鳥風月-sk7


金持ち優遇の劇場ですね。




少し長くなりましたので、


後は後編で説明します。




興味がおありでしたら、


またおいでください。



カリブラコア ~ペチュニア?サフィニア?~



「カリブラコア」




名前から


花を想像できないため、


余り馴染めないが、


その花数の多さは


目を見張るものがある。



Totoronの花鳥風月-kb2



ペチュニアの近縁種とも


サフィニアと似ているとも言われるが、


大体、


こんな花は


サントリーが1枚からんでいる。




ミリオンベルと


同じ仲間だろうか。



Totoronの花鳥風月-kb1


とにかく


鉢一杯に咲く様は


見事である。




これはまだ


満開途中だが、


花数を増やしたければ、


芽の先端を摘心し、


枝を増やすといいらしい。





「カリブラコア」とも


「アマービレ」とも書いてあるが、


どれが名前なのか分からない。






Totoronの花鳥風月-kb3


多分、


「カリブラコア属」の


「アマービレ」という種だと思われるが、


園芸屋は


不親切である。




「どちらの名前でも、売れればいい。」



そんな考えが底流にあるから、


花は好きだが、


園芸屋は余り好きになれない。







前にも書きましたが、


植物の分類について


参考までに記します。




たとえば


「ひまわり」



上位からの分類


界(かい)  : 植物界


門(もん)  : 被子植物門


綱(こう)  : 双子葉植物綱


目(もく)  : キク目


科(か)   : キク科


属(ぞく)  : ヒマワリ属


種(しゅ)  : ○○ヒマワリ



(最下位の種が植物の名前。

そこから順に上位の方に「種属科目綱門界」と分類。

細かくは、それぞれに「亜」が入ることもありますが、ここでは無視。

これで見ると、ヒマワリはキクの仲間だということが分かります。)




カリブラコア アマービレ、


訳の分からない名前から波及した


要らぬお節介でした。







ホテルニューオータニのスズメ ~ちゃっかりと住んでいます~


スズメたちは、


全国でその数が


激減しているというニュースがあります。




人は、


スズメの人口を調べているわけではないだろうから、


何を根拠にそのようなことを言うのかわかりませんが、


人は


時として自分本位で、


その推理を正当化するために


非常に勝手な解釈をします。





その様な解釈はさておき、


こんなところにも


スズメが住んでいることは確かです。




ホテルニューオータニ。



Totoronの花鳥風月-hn1



宿泊したくても


なかなか泊まれないところです。




否、


お金さえ出せばだれでも泊まれますが、


そのお金が高くて、庶民にはなかなか出せません。





でも、


そんなホテルの敷地に


家族で住んでいるスズメがいます。





こんなところに自分のすみかを作っています。




Totoronの花鳥風月-hn2


ホテルの正面玄関を


少し降りてきたところ。





1本の街灯があります。



夜には


夜目の効かない人のために


周りを明るく照らすための街灯です。




そこに


1羽のスズメ。



Totoronの花鳥風月-hn3


ここにいることに気づいたのは、


私がここを通った時に、


一羽のスズメが


餌を口にしてせわしなく鳴いていたからです。





すぐに


近くに巣があることに気づきました。




遠くから観察していると、


なんと


餌を持ったその親は、


街灯の中に入り込んで行ったではないですか。






こんなところに巣を作っていたのですね。



Totoronの花鳥風月-hn4


これは、


過日ホテルニューオータニに行ったときに撮った写真ですので、


もうすでに


このスズメたちは


この巣から巣立っているかも知れません。





でも、


生まれてから巣立つまで、


ホテルニューオータニで過ごすことのできる人は


ほとんどいないといっていい時に、


スズメが


「あなたの出身はどこですか?」と聞いたら、


「ホテルニューオータニ」と答えるとしたら、


ちょっと驚きです。




私の出身は


誰も知らない鹿児島の片田舎です。





誰でも知っている


「ホテルニューオータニ」と


答えてみたいものですね。




聞いた人は、


一体どのような驚き方をするのでしょうか。




なんとなく


スズメの立場に立ってみたくなったひと時でした。