雨の日のバラたち ~ラブ&ピースは濡れて輝く~
バラの花は、
天気の良い日に見ても
そのみずみずしい花びらに
優雅さが漂うが、
花びらに
雨粒をとどめたバラの美しさは、
また一味違うものがある。
完全開花したバラは
雨が降る前に切り花にして部屋に取り込んだのだが、
蕾で残したバラは
雨をものともせず
水を得て生き生きと咲き始めている。
ラブ&ピース。
このバラは、
茎が非常に丈夫なので、
雨にぬれても首が折れない。
水をむしろ
エネルギーに変えている。
花びらが、
1枚また1枚と
開いていく。
ラブ&ピースの良いところは、
同じ株に咲きながら、
わずかに色合いの違う花が咲いたりするところだが、
株が違えばなおさら。
これは、
親株を挿し木して
鉢植えにしてある株に咲いたもの。
薄いピンクが何とも言えない。
ピンクといえばこの花。
ピエール・ド・ロンサール
この花の色合いは、
ピンクパンサーなどとは違い、
何とも言えぬ優しさがある。
まだ固い蕾の
クリスチャンディオール。
この状態なら、
決して雨には負けない。
後二日もすれば、
剣弁咲きの
貴婦人の姿を見せてくれるだろう。
花弁が
雨の受け皿みたいになり、
二日続きの雨で、
さすがに枝がみんな横向きになっている中で
頑張っている花もある。
カクテル。
雨などには流されず、
己の赤を強く主張して、
なんのこれしきの雨で折れてたまるか、と
言っているようだ。
一重でも
実にきれいなバラの花。
カクテルは、
強くたくましい花である。
アナベルと違い、
雨に濡れて輝くバラも
我が家の庭にはあります。
雨のアナベルとカクテル ~利害は表裏一体~
久しぶりに、
本当に久しぶりに
武蔵野に恵みの雨。
梅雨に入った、と
予報士(私に言わせれば、天気の予想屋)が言ったとたんに
カラカラ天気が続いていた。
梅雨の雨を期待していた農家などは、
作物に被害が出始めていた。
だから、
遅ればせながらの恵みの雨には
みんな喜んだろう。
我が家の庭のドラゴンロードも
水を含んで芝生が青々。
まさに
「青龍の道」。
ところが、
功罪や利害は
いつでも表裏一体。
喜んでばかりいられないのもある。
隣の白いアジサイ
「アナベル」 と
我が家の一重のバラ
「カクテル」
まさに今、
見ごろを迎えた時だった。
雨の重さに耐えかねて、
無残、アナベル。
花を支える茎が細くて上品なのだが、、
花だけはたくさんつける。
その花弁の
一枚一枚に雨を含んではたまらない。
あるいは根元からポッキリ。
雨の後の手入れが大変だぞ、これは。
一重のつるバラの代表格、
カクテル。
今を盛りと咲いていたのだが、
雨の受け皿みたいな花の中心部に
雨をたっぷりと含んで、
花がみんな横向きになり、
そのため、
花弁の裏側にも雨を受け、
強引にめくられて、
そしてもがれる。
天を向いて咲く花は、
上からの力には比較的強いのだが、
反対側からの力には弱いのだろう。
1枚1枚、
弱い花弁から順に
もがれて地に落ちる。
もう少しだけは
幹に付いていたかったろうが、
これも自然。
土にまみれて、
大地に帰る。
何でも
功罪や利害は、
表裏一体。
はかないからこそ、
美しさがあるのかもしれない。
雨の武蔵野。
十二支神と七福神 ~堀切の神々~
日暮里から
京成電車に乗って10分ほど経つと
「堀切菖蒲園駅」に着く。
言わずと知れた
堀切菖蒲園のあるところ。
この堀切には、
どういうわけか、
神々もたくさんお住まいである。
まずは
「しょうぶ七福神」。
菖蒲園の「菖蒲」と
勝ち負けの「勝負」と
武を尊ぶ「尚武」などの意味が込められ、
あえてひらがなで
「しょうぶ七福神」。
東京には
七福神を祀った神社はたくさんあり。
確認できるだけで31箇所。
しかし、
七福神が七人とも勢揃いしているところは
そのうちの21箇所。
堀切の
「しょうぶ七福神」はそのうちの一つ。
天祖神社の祖霊社。
小さなたたずまいなので、
よくよく注意しないと通り過ぎてしまう。
この神社の左横に
道路に向かって七福神がある。
その七福神に目が行き過ぎて、
この神々に気付く人は少ないが、
裏へ回ると
こんなにたくさんの神がおいでになる。
「堀切十二支神」。
(一部が表示されない場合は、クリックして全体像をご覧ください。)
十二支とは
皆さんご存知の通りに
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 の総称で、
年・月・日・時刻・方位などに利用されているものだが、
およそ、
神にされた例は聞いたことがない。
それが堀切では、
誰が創作したものか、
堂々と神の姿で存在するから面白い。
石像が
十二体あり、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 の順番通りに
左から右へ順に並んでいてくれれば
わかりやすいのだが、
どういうわけか
右から左へ並んでいるからややこしい。
前の写真を左から順に拡大します。
十二支の
動物の上半身と、
人の下半身を組み合わせて作られた
半獣半人なので、
七福神ほど威厳はないが、
京成電車に乗られたら、
話の種に
是非途中下車して
堀切十二支神をご覧になってはいかがでしょうか。
駅から
徒歩約3分ほどのところです。
珍しい神様なので、
御利益があるかもしれません。
マリオンのからくり時計 ~金色の奏者たち~
前回のブログで書いた、
「GAP銀座店」から
JR有楽町駅へ歩くと、
いくらも行かぬうちに
有楽町センタービル前に来ます。
有楽町センタービル、
通称「マリオン」。
当初は
西武百貨店と
阪急百貨店が出店して、
東京の名所ともなったのだが、
おごれるもの久しからず、は世の常、
西武はあえなく轟沈。
そのあとに
2011年、
JR東日本系ファッションビル
「ルミネ」が開業、
阪急もリニューアルして
「阪急MEN’S TOKYO」をオープンした。
男を対象にした商売で
繁盛するのは飲み屋だけと
昔から相場は決まっているのだが、
阪急の真意は分からない。
他人事だが
将来がちょっと不安。
それはさておき、
そのマリオンの2階の外壁に取り付けてある
懐中時計の形をした
大型時計。
これは「マリオンロック」と呼ばれます。
メーカーは
日本が誇る「SEIKO」
この前の広場は、
適当な広さがあり、
ちょっと掛けられる石の椅子などもあって
よく、待ち合わせ場所にもなっているのだが、
この大型時計が
からくり時計であることを、
あるいは知らない人がいるかもしれない。
たまたま通ったのが
午後7時。
からくり時計が動き出すのを
ご紹介しましょう。
7時でなくても、
1時でも3時でも、
時間ごとにからくりが動きます。
大きな文字盤が
少しずつ上に上がり、
中のからくりが見え始めます。
ここまで上がったら、
中から
からくりが登場。
金色をした
何人ものパイプ奏者が姿を見せます。
何人いるかは、
一度ご覧になってご確認ください。
一応正面を見て、
観客に挨拶。
そしてそれぞれが、
パイプの演奏を始めます。
キンコンカンコン・・・・。
澄んだ音色が周りに響き渡ります。
金色の奏者が演じる曲は
音までが金色の音色のように思えます。
待ち人のことなど
しばし忘れて、
聞いてください。
あるいは、
待ち合わせ時間を
○時丁度の3分くらい前にして
二人で一緒に聴くのもいいでしょう。
綺麗な音色です。
演奏が終わると、
奏者はもう一度正面を見て、
観客に挨拶。
そして今度は、
静かに中へ引き上げ始めます。
この間も
確か綺麗な音色は響いていましたので、
見ていても飽きません。
全員が中に入ると、
静かに文字盤が下りてきます。
こうして、
ひと時の爽やかなメロディが
時の終わりを告げます。
静かな元の状態に戻りました。
この間
約5分。
このからくり時計は
1984年に
日本初の屋外大型からくり時計として
設置されたものです。
30年ほども前のことですが、
今でも立派に動いています。
さすがにSEIKOですね。
まだご覧になっていない方は、
是非○時丁度に行って
ご覧ください。
音色は、
あるいはご存知の曲かもしれません。
GAP銀座店 ~姿見にTotoron登場~
銀座は
もう昔の面影などは
どこにもない。
老舗が軒を並べ、
よそ行きの服装で出かけた思い出のある
お歳の方もおいでだと思うが、
今では、
ジーンズを始め
着慣れた普段着姿が往来し、
中国人の観光客が
大型バスでやってきて、
外国のブランド店で
ブランド品をごっそりと買って帰る時代である。
そんな中国人に言わせると、
偽物ばかりの中国と違って、
日本には偽物がないから、
安心して買い物ができる、らしい。
金持ちの中国人は、
自国に対する尊厳など
少しも持ち合わせていないのが実態である。
銀座4丁目交差点と
JR有楽町駅を結ぶ晴海通りと
並木通りが交差する場所。
その角にひときわ目立つ
「GAP」。
「Gapフラッグシップ銀座」
2011年にできた
新たな日本の旗艦店である。
外から店内が良く見えるので、
中に入りやすい。
私は
決してブランド志向ではないが、
唯一
「ダンヒル」だけは
バッグ、財布、ベルトを所有している。
所有している、というより、
所有していた、といった方が良いかもしれない。
バッグは
ある時前後不覚に酔っぱらい、
妻に言わせると、
「乞食みたいなボロボロの恰好で家に帰って来た」、らしいが、
その時には既に持っていなかった。
それ以来、
ダンヒルのように高いバッグは持たせてもらえない。
財布は使い古して
もうボロボロだが、
財布の値段ほどの現金が
中に入ったことはない。
ベルトは、
余りにも使いすぎ、
金具が色落ちしてきて、
もう使えない。
ただし、
ブランド品でも
安ければ話は別である。
安い、と言われて買った
初めてのブランド品が
GAPのぶかぶかズボン。
10年ほど前に
御殿場プレミアム・アウトレットができた時に、
友達に連れて行ってもらった時のことである。
「御殿場プレミアム・アウトレット」
後で聞くと、
GAPとは
衣料品を
自ら企画・製造・販売する
アメリカの製造小売業で、
日本の
ユニクロのようなもの、らしい。
なんとなく馴染みがあって
銀座店に入ってみた。
1階2階は女性専用品売り場。
明るい色の服がたくさん並んでいますが、
男の私には縁がありません。
その店の中の
到る所においてある姿見で
ちゃっかり自分の写真を撮りました。
今日は
GAPの製品ではなく、
自分の姿を公開。
自分を撮るのに
「はい、チーズ!」とか、
「1+1は?」・・・「2」などとは言いません。
着ているTシャツは
若者向きの
「バーバリー」。
バングラデシュのデパートで求めたもの。
1,500円。
かぶっている帽子は
金色で刺繍してあるブルーインパルスの帽子。
米軍横田基地見学の時に求めたもの。
2,500円。
いい年していても、
恥ずかしげもなくこんな格好で
銀座に出かけます。
GAPの女の子は
なんと思っただろうか。
店に突然入って来て
写真など撮っている不審な人物、ではあったろうが、
連れが
衝動買いで
シャツを1着買ったので、
笑顔で
「ありがとうございました」と言ってもらえた。
近くに行かれたら、
是非立ち寄ってみてください。
安心価格の品物が
たくさんあるお店です。




































