Totoronの花鳥風月 -243ページ目

ルーズになった人の悲劇 ~全ての人生崩壊模様~


昨年末


ある一人の人の


人生崩壊の現実を


目の当たりにした。





自分への戒めとして、


あえてブログにアップする。





読者にも、


参考になればと思いますので、


簡単に述べますが、


他人の不幸な話など


興味のない方は


スルーして下さい。




でも、


読んでいただければ、


その人は、


必ずや何かを得ることができると信じる。






その人物は


我が家から1kmも離れていないところに


住んでおられた。





往時は


テーラーで生活を支えていた


腕利きの職人であった。






自宅の


表通りに面した一部屋を


総ガラス張りにして


その仕事ぶりが


道行く人からも見ることができるようにしてあるほど


信頼できる技を持った人であった。





しかしある日、


故あってその職を辞した時から、


その人の運命は


今思えば狂い始めたのかもしれない。




その


テーラーとしての仕事場であった


外から見える部屋に、


いつの間にか


炬燵が持ち込まれ、


その部屋が居間のように変化していった。





さらにその居間に


今度は布団まで敷かれて、


いつの間にか


寝室も兼ねるようになっていった。





何といっても


総ガラス張りで


外から見えるようにしてある部屋だったので、


居間になろうと寝室になろうと


外から丸見えである。




広い窓だとはいえ


居間にした時点で


カーテンを付けようとする気持ちさえ


持たなかった時に


少しずつ自分のルーズさが


表に出始めていた。





布団を持ち込んでも


外からの目を気にしないところにも


そんな気持ちが現れている。





布団は


しばらくは毎朝


起きたら当然畳んでかたずけていたのだが、


そのうちに


布団が敷きっぱなしにされるようになっていった。





時々は


そんな部屋で、


食事をするところも


目にするようになっていった。




後片付けもそこそこにした


毎日が過ぎていく。




過去には


テーラーとしての腕を振るった


きれいな部屋であったのだが、


いつの間にか


自分だけの生活だからと


到る所でルーズになっていく。






通る人は


何かしら


人の末路を見ているような


そんな感じがしながらも、


他人のことゆえ、


「どうしたんですか?」などとは問わない。





「何をするにも面倒くさい」。



「片付けなどしなくても、このままでいい」




こんな気持ちには


内に得も言われぬ危険さを秘めていることに


気付かない。





人が


このような気持ちになると


最後には


悲惨な結果が待っているのだと、


その時には


本人はおろか


誰も考えはしなかった。





そして


自分の過去の栄華を


全て崩壊させるような悲劇は起きた。






「火事」 である。



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自分の家と


隣の家が


丸焼け。




敷地に停車してあった


車も丸焼け。




写真手前の部屋が


テーラーであったころの仕事場で、


のちには居間にも寝室にもなった部屋。





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1階も2階も


完全に消失。




出火原因は


ガスコンロの火の消し忘れ。





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火は


容赦なくものを奪い去っていく。




1人暮らしだから、


後片付けなど


どうでもいいや。





こんな気持ちが


知らず知らずのうちに


物忘れを助長していく。




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初期の痴呆症に


自分から入りこんでいくことに


気付かない。





面倒だという


この気持ちが


社会に対して、


隙だらけになり


不用心になり、


結果として、


自分を奈落の底に落とし込み、


社会に対して


多大な迷惑をかけることになるなどとは


それこそもう


考えもしなくなっている。





人生の最後になって


過去の自分の栄華を


もろくも瓦解させ


そして気が付けば


自分の居場所さえまるでなくなってしまっている。





テーラーとしての


立派な仕事部屋を


ルーズな生活の場にしていった時から、


この人の悲劇は始まっていたように思えてならない。





何をするにも面倒くさい。


人に迷惑はかけないのだから、これでいいや。





そんな気持ちが


少しでも出てきたら、


初期の痴呆症への逃げ込み行動。




外出時の


電化製品のスイッチの切り忘れ。





油揚げをしている時の


来客時の


コンロの火の消し忘れ。





仏壇の


ロウソクの火の消し忘れ。




線香の火の


危険性の認知度の薄さ。





面倒くさいという気持ちの背後には


そのようなさまざまな危険が潜む。





もし自分を顧みて、


少しでもそのような気持ちに


なっていることに気付いたら、


くれぐれもご用心ください。





事故は


予告なく発生するから


事故なのです。





栄華は


長い間に頑張りとおして


やっと築き上げるものですが、


その崩壊は


一瞬で済む。








近所の火事でつくづく思った


自分への戒めでした。









故荒木俊雄氏を偲んで ~常滑で酒を飲む~



新年が明けるのを待たずに


黄泉の国へ旅立たれた


日展会員で


我が陶芸の師匠


荒木俊雄氏。






陶芸界に


変革をもたらすのだと


やる気満々ではあったのだが、


運命とははかない。





ふるさとの


常滑駅前



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ピラミッドのように


イルミネーションが輝く。




こんなものに


目を奪われたらいけない。





常滑駅を降りたら、


こちらのピラミッドをご覧ください。




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数mはありそうな、


常滑を象徴する巨大な陶製のピラミッド





荒木俊雄氏と


その門弟たちによって制作されたものだと聞く。





テーマは


「フューチャードリーム」。


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製作者の


未来の夢はかなえられなくなったが、


その精神は


ここでいつまでも生き続ける。





駅舎の中にある


常滑市観光プラザ。



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その観光プラザの一角に設けられた、

「ギャラリー cera



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常滑の


陶芸家の作品が並ぶ。





ここは、


展示会もするが


即売会もするところ。






「赤の荒木」こと


荒木俊雄氏の


「赤釉丸花器」がひときわ目につく。



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今、


陶芸界で


この赤色を出すことのできる人は


もういない。




釉薬の原料の


セレンが猛毒であるため、


市販されていないことにもよるが


セレンがあれば出せるかというと


そうではない。





この輝くような赤色は、


セレンに


純金の粉末を


百万円単位で溶かし込まなければ


出ない色だと言っておられた。




売れる売れないは二の次、


技術屋のこだわりだと


一歩も引かなかった。






値札に


「48,000円」とある。





そのそばには、


このラベル。



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通常の6割程度の値段とのことだが、


これを展示中に


ご本人が亡くなってしまったので、


これが遺作になってしまった。





もう


この値段では買えない。






悲しみを


酒で紛らす。



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駅の


雑然とした居酒屋に入る。






壁に


ポスターが貼ってあり、


常滑焼で


常滑の酒を飲もうと呼びかける。




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おいしそうな常滑の酒各種。





そして常滑焼の


お銚子とぐい吞み。




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書いてある文言を


参考までに記します。



常滑市は、常滑焼の器に注いだ地酒による


乾杯の習慣を広めることにより、常滑焼及び


地酒の普及を図り、もって日本文化への理解の


促進に寄与するため、平成25年9月13日に


「常滑焼の器に注いだ地酒による乾杯を


推進する条例」を制定しました 


とある。





そんな常滑で


酒を飲むのだ。



条例に従おう。



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大吟醸「白老」 


常滑焼でいただく。




のど越しが柔らかくて


おいしいが


少しもの悲しい。




この飲み屋の御主人に


荒木俊雄氏のことを尋ねたら、


当然ご存じだったのだが、


何とこの店の御主人が


荒木俊雄氏の二人のご子息の


後輩だというから驚き。





まさに


常滑に


荒木一族あり。




御主人、


「残念です」、とひとこと。




「日本六古窯」(にほんんろっこよう)の一つ、


「常滑焼」の郷、


常滑の酒は


おいしくもあり、


ちょっと


苦くもあり。






参考までに


日本六古窯を記します。



日本六古窯とは、


日本古来の陶磁器窯のうち、


中世から現在まで生産が続く


日本の代表的な6つの窯の総称で


次の6つの窯を言います。


1.瀬戸焼

2.常滑焼

3.越前焼

4.信楽焼

5.丹波立杭焼

6.備前焼




伊万里焼や有田焼、九谷焼などの


大陸から入って来た陶磁器と違い、


日本古来の陶磁器なので、


非常に貴重な作品です。










玄関の生花 ~咲いてこそ花~




1月1日、


玄関を飾った生花。



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いつもより


ちょっとにぎやかな様子は


正月のブログで


見ていただきました。




めでたさの表現で


松と千両が添えられています。




ユリの花はまだ蕾。





松の内が明けて


松と千両を取り払いましたが


華やかさでは


今が盛り。




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大輪のユリが開花したので、


何ともにぎやかになりました。




紅白のカーネーションも


一輪なれど


豪華さに花を添えます。






バラの花でも


ユリの花でも、


蕾の時は


満開の時の可能性を秘めているので、


それなりに美しいが、


やはり、


「花は咲いてこそ花」。







バラの花などを


蕾のままで終わらせたら、


やはり


自分の世話の未熟さに対して、


悔いが残ります。







このブログをご覧になっている方で、


今現在、


子供たちを大事に育てている人も


多かろうと思います。






花が


「咲いてこそ花」であるのと同じように、


人も


「人生で花開いてこそ人」です。





自分の子供が


人生において


綺麗に花を咲かせるかどうかは、


ただひとえに


親の育て方にかかっています。





スミレはスミレなりに


ひまわりはひまわりなりに


そして


バラはバラなりに


咲いてこそ花です。





子供たちが


自分の人生において、


誰にも恥ずかしくない


綺麗な花を咲かせられるように


充分愛情を込めて


育ててください。






警察に御厄介になって、


縄をほどいて逃げ回り


4,000人もの警察官を動員して、


川の中で捕まり、


ぶるぶる震えて


「もう逃げませんから寒いので川から出してください」、などと


たわごとを言うような馬鹿な奴にも


育ての親はいるのです。


(この程度の罪人を捕まえるのに、4,000人もの警官を

投入したことと、マスコミ特にNHKがバカみたいに追いかけて

実況放送したこと、そして、当然罪人を簡単に逃がしてしまった

日本の警察は、世界各国で笑いものになっていますが・・・。)



そんな親には


間違ってもならないように


心してかわいがってください。





「人も、それなりに咲いてこそ人」です。







ヒヨドリ ~けたたましい鳴き声~


我が家の梅ノ木には、


ヒヨドリは


あまり飛んでこなくなった。





メジロのために


半分にカットしたみかんを


枝に刺していたときには、


メジロより先に飛んできて、


全て独り占めにし、


来たついでに


小鳥たちをひとしきり追い回して


帰っていく。






ヒヨドリの性格は、


昔から


人々に嫌われていたと見えて、


その命名に


よく表れている。





騒がしく


「ピ~ヨ!ピ~ヨ!」と鳴き、


果物などを食い荒らすものだから、


その姿や


色合いや


飛び方などは全く無視して、


ただその鳴き声を


そのままヒヨドリの名前にしてしまった。






そのヒヨドリが、


珍しく飛んできた。




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梅ノ木の


高いところにとまって、


周りを見回すが、


餌などはない。





ヒヨドリは


我が家の水盤で、


水浴びをして帰る姿もみているので、


決して水浴びが嫌いなわけではなさそうだが、


こんな大きな鳥が


安心して水浴びできる場所が


そんなにたくさんあるとも思えないので、


メジロやシジュウカラみたいに、


毎日水浴びする、という


そんな生活はしていないだろう。






だから、


首の回りなどは


時々痒くもなる。



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ひとしきり痒いところを掻いてから


おもむろに一声、


けたたましく叫ぶ。



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鳴くというより、


叫ぶという方が当たっている。





この一声は、


仲間への呼びかけなのかもしれないが、


私には、


小さな鳥への


脅かしの声に聞こえてならない。





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前はみかんもあったのだが、


もう君のためのみかんは


置いていない。





メジロなどと一緒に


仲良く食べれば


置いてやってもいいのだが、


ヒヨドリは


性格がそのまま出て、


決して仲良く食べることはしない。




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ハトとスズメは


体の大きさがだいぶ違うが、


粟を食べさせると、


ハトは決してスズメを追うことはせず、


仲良く食べる。





ヒヨドリは


なぜ、小さな鳥と


仲良くできないのか。





自分なりに考えてみた。





ヒヨドリは


季節の渡り鳥。





時期になると


ある岬の先端に大挙して集まり、


海を越えて移動していく。






この時に


ワシタカ目に狙われて、


海面すれすれの飛行で


仲間を少しだけ犠牲にしながら、


目的地までたどり着く。





この渡りは


まさにヒヨドリにとっては


命がけのことなので、


途中餌を食べる時でも、


とても他の小鳥のことなど


考えている余裕はない。





自分が、


早く食べてエネルギーをつけ、


素早く飛んでいかなければ、


自分の命を落とすことになる。





このような


命がけの渡りを


季節のたびにしているヒヨドリは、


その習性ゆえに、


どこにいても


餌はわれ先に食べる癖がついているのかもしれない。





その癖を


安全なところで


使い分けができない。





我が家の庭で、


小鳥たちを追い回すヒヨドリは


どうしても好きになれないのだが、


ヒヨドリが大好きだという方は、


本当に鳥好きな方なのだな、と


感心してしまう。





今回は


周りに嫌がらせをせず、


ひとしきり


鳴いて帰っただけだったので、


久しぶりに


ブログに登場させました。










多肉植物の今 ~ブロンズ姫・乙女心・虹の玉~



多肉植物の花は、


そう目立つ色彩でも、


大きさでもないので


花を楽しみに買う人は


少ないかもしれない。




何はともあれ、


手間いらずで育てられる利点が


受けているのであろう。




だけど、


寒いこの時期、


思いのほか


多肉が存在感を深める。




ブロンズ姫。



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FAの材料の一部だったものを


育て始めたのは


もう何年も前の話。




「朧月」を片親としながら、


「ブロンズ姫」の名前があるのは、


あるいはもう片親が、


生粋の外国産かも知れない。





この時期に


まさにブロンズの名にふさわしい


綺麗なブロンズ色に変身する。




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多肉でありながら


寒さにもめっぽう強く


どんどん成長を続ける。




姫とは名ばかりの


やんちゃ娘。




伸び放題に伸びて、


手におえない。



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小さな鉢から、


こぼれるように伸びて、


一体どこまで行くのやら。





こちらは


そこまで暴れん坊ではない。




「乙女心」



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この多肉の


どこから乙女心の名が付いたのかは


定かではない。




でも、


ふっくらとしたふくらみで


それぞれの葉?が


ほんのりと朱に染まっているのは、


まさに乙女心。



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ほんのり、というところが


いいのだろう。





同じ朱でも、


ここまで染まると


乙女心などとは言ってもらえない。




「虹の玉」。




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虹色は


七色に輝く色を言うものだが、


緑色の葉が


冬になって赤く色づいたその様が


余りにもきれいだったので、


感性豊かな人が


きっとつけてくれたのだろう。



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多肉植物は、


手間いらずで強く育つが


ややもすると


忘れられて、


長い間水を切らされると、


そこはやはり植物、


いかに多肉であっても


水なしでは枯れることもある。





でも


丁寧に育ててやると、


このようにきれいな姿を見せてくれる。





新年の日差しを受けて、


明るく輝く


我が家の多肉3種を


アップで見ていただきました。