帽子 その9 ~ソフト中折れ~
私の持っている帽子の
極めつけは
この帽子。
「ソフトフェルト中折れ」。
飾り羽が付いていますが、
これは脱着可能です。
この帽子は
さすがに日常的には使いません。
背広を着て
黒いロングコートを着た時に
この帽子を被り、
昼間なら
レイバンのサングラスをすることもあります。
その時には
自分なりに
最高のおしゃれを決め込んでいるつもりですが、
初めてその恰好で会った女性からは、
「びっくりした~」という言葉の後に、
「アルカポネみたい・・。」といわれました。
それじゃ私は
アメリカの古い時代のギャングか。
だけど、
そんな言葉はまるで気にせず、
人ごみを歩きます。
上背が
180cm位ある私が
黒いロングコートを着て、
この帽子を被り
サングラスをして歩くと、
「この人、何者?」という目で見られますが、
本人は
いたって真面目なサラリーマン(今はOB).
女性は
色とりどりの洋服で
出かけるたびにおしゃれができるのに、
男といえば
いつも背広で
味気ないことこの上なし。
時々は
みんながびっくりするような恰好をして、
歩いたっていいじゃないか。
でも、
そんな恰好は
一年に一度か二度しかできません。
だから、
帽子も長持ちします。
今度はいつ被れるのか、
本人にも分からない
恰好だけはいい帽子です。
帽子 その8 ~テンガロンハット風~
昔、西部劇の映画をよく見て、
ジョンウェインなどが演じる
馬上のカウボーイを
かっこいいと思ったものでした。
そのカウボーイが被っている帽子が
「テンガロンハット」。
そんな背景もあって、
ストローハットを被るくらいなら
ちょっと頑張って
テンガロンハットを・・・、と思い、
買い求めました
テンガロンハット風帽子。
夏用のもので
メッシュになっています、
陽射しが強い時には
このようなつばの広い帽子は
本当に助かりますが、
この帽子は
見た目ほど涼しくはありません。
メッシュとはいっても、
生地が黒い材質のため、
熱を吸収すること甚だしく、
じわっと頭が暑くなります。
やはり夏の帽子は
白っぽいのがいいですね。
テンガロンハットとは
10ガロンの水が入るくらい大きな帽子だと、
間違った解釈をして、
中にためしに水を入れたのが
このデニムのテンガロンハット。
水を入れて見る前は
綺麗な形をしていたのですが、
中に新聞を詰めこんで乾かしたら、
最初のかっこいい形はなくなりました。
でも、
面影だけは残っています。
因みに
テンガロンという容量は
ブリキの四角い5ガロン缶、
日本でいう一斗缶の二缶分。
これが約5ガロンですから
その2倍の容量ですが、
上記の帽子に
そんな量の水が入るはずもなく
わざわざ入れて試すほどのことはなかったのに、
若気の至りで
軽薄そのものでした。
そんな思い出の残る
テンガロンハット風帽子。
今でも
出かけるたびに
変わりばんこに被っています。
帽子 その7 ~野球用~
大学を卒業し、
会社に入社して福岡支店勤務を命じられ、
その支店で
野球部を作ろうということになり、
私も野球部に入りました。
当時、
ソフトボールは
相当な球威で投げられ
思いもせずに
球が変化したりしていましたが、
野球の経験は皆無。
だけど
何も知らないため
怖いもの知らずでバターボックスに立ち、
野球経験のある後輩ピッチャーに
何するものぞと挑みましたが、
ものの見事に三球三振。
やはり
野球とソフトはまるで違いました。
でも、
枯れ木も山の賑わい。
自分専用のユニフォームを
作りましたが、
それを着て活躍したという記憶は
ありません。
それからあと、
大阪支店へ転勤になり、
野球部は自然退部。
当時
180cm、76kgの
私のユニフォームを着れる後輩がいなくて、
誰にも譲れず
やむなく持ったまま異動しましたが、
当然のことながら
それ以来ユニフォームは着ることもなく、
家の中でどこかにしまわれたまま
行方不明。
帽子だけは
他の帽子と一緒に置いていましたので、
今でも時々
懐かしんで被っています。
これがその帽子。
TSは会社の頭文字。
他の人には
何の帽子か定かではないだろうからと
好きなオレンジ色なものだから、
恥ずかしげもなく被っています。
当時は
入社したばっかりで、
年齢は22歳。
その年齢にちなんで
ユニフォームの背番号は22番。
幸い
帽子には背番号は付いていませんので
40数年たった今でも被れます。
若い頃の
懐かしい懐かしい帽子です。
帽子 その6 ~釣り用~
私は
海育ちですので、
小学校に入る前からから
よく釣りに親しんでいました。
磯釣りや
防波堤からの釣りや
砂浜からの投げ釣り、
そして
父親に連れられて
船釣りもよくしました。
タイ、チヌ、ヒラメ、カレイなどの底魚(白身魚)や
シイラ、カツオ、アジ、サバなどの表層魚(青物)、
そして
アオリイカやモンゴウイカなどに至るまで、
およそ海に棲む生き物は何でも釣りました。
ウニやナマコ、タコなども
潜ってよくとったものです。
そのころに
被っていた帽子は
小さい頃のことですから、
麦わら帽子(ストローハット)。
田舎を出て、
働き始めてから
仲間と釣りに行くようになると、
帽子もちょっとおしゃれになりました。
釣り用の帽子。
この帽子には
つばの上に
立派なマカジキのワッペンが付けてあったのですが、
使っているうちに
外れてしまい、
マカジキは行方不明になりました。
海は
波に跳ね返る反射光も強いので、
できるだけ
つばの広い帽子が便利です。
顎紐もついており、
風で飛ばされないようになっています。
スキーの帽子などは
スピードを出したり、
転んだりしたら
帽子が脱げることがよくありますが、
陸上では
帽子が脱げたら
拾いに行けばいいことですが、
海ではそう簡単には行きません。
船釣りで帽子が風に飛ばされても
そのためだけに船を回せないし、
波止場から帽子が海に飛ばされても、
まさかそのために
海に飛び込むわけにもいきませんので、
釣り用帽子は
必ずひも付き。
冬の海は寒いので
帽子には
耳カバーが付いていますが
いつもは折りたたんで
帽子の中にしまわれています。
出すと
このような状態です。
撮影したカメラが違いますので、
色合いが一緒ではありませんが、
それは無視して
形状だけ見てください。
ハンティング用の帽子にも
冬の雪山に登るため
耳カバーが付いていますが、
私はいずれの帽子を被っても、
決して耳カバーは使いません。
街中では
イヤホンで音楽を聴きながら
歩いたり
自転車に乗ったり、
あるいは車を運転していたりと、
目と耳を
いかにも器用に働かせて
行動している人を見かけますが、
あれは
目か耳のいずれかに注意がいくと
必ず片方の注意がおろそかになり、
まさかの時に
事故につながりますので、
私は決してそのようなことはしません。
人の五感とは
言うまでもなく
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5つ。
触覚こそ
全身に散らばっていますが、
頭部には
5感すべてがあります。
脳で瞬時に判断するために
頭部に集まっていると考えるのが妥当で
それほど大事な感覚です。
その感覚を
特に視覚と聴覚を併用すると、
瞬時の判断を誤り
大きな事故につながります。
まさかのことが起こるからこそ
事故になります。
注意すれば防げるはずだった事故を
不注意で起こすと
取り返しのつかないことになりかねません。
充分注意したいものです。
因みに
私が今持っている釣竿は
船釣り用、
磯釣り用、
波止釣り用、
投げ釣り用、
チヌ専用竿など
みんなで十数本あり、
リールも
スピニングリール
太鼓リールなど
10個以上ありますが、
国分寺を終の棲家にしたために
周りに海がなく
今はそれらのすべてが
天井裏で眠っています。
帽子 その5 ~スキー用~
中国5県を販売エリアとする
広島支店に勤務していた時に
お付き合いしていた仲間から
スキーを
教えてもらいました。
30歳頃のことです。
まさか広島で
スキーを覚えるとは
夢にも思わなかったのですが、
中国地方の山間部には、
思いのほかスキー場がたくさんあり、
住んでいた安佐南区祇園町から、
車で1時間も走れば
簡単にスキー場に行けるので、
やり始めたらはまってしまいました。
初めてのスキー板は
ロシニヨール。
195cmの長さだったと思います。
最後の頃には、
軟らかいロシでは物足りなさが出てきて、
硬いクナイスルの205cm。
今でこそ
短い板でみんな滑っていますが、
当時は
背丈より15~20cm位長い板を履くのが
当たり前でした。
かたくて長い板で
こぶの斜面を
果敢に滑り降りてきて、
やめればいいのに
コースの一番脇の方を
ウエデルンでさっそうと滑っていたら、
エッジが出っ張りにちょっと引っかかり
そのままコースをそれて
大きな木の幹にドスーンと激突。
危うく両足骨折かと思われましたが、
何とかとっさに防御して
怪我だけは免れました。
しばらく起き上がれませんでしたので、
見ていた人が駆けつけてきて、
大丈夫ですか、と問いかけてきます。
ものすごい勢いで激突したので、
骨折くらいはしているだろうと
心配したそうですが、
その人にお礼を言って
そのまま滑り始めたら、
嘘みたいだとあきれていました。
ちょっと上達したからといって、
慢心したらいけませんね。
そのスキーの時に被るのが
スキー帽。
板は
ロシニヨールとクナイスルですが、
帽子は
「オガサカ」。
スキーをされる方はご存知だと思いますが、
当時、
スキー板で国産品の一番は
ミズノなどではなく
オガサカでした。
私は
外国産を選びましたが、
どういうわけか
帽子だけはオガサカ。
足にも頭にも
ブランドを身に付けて
かっこつけて滑っていた結果が
大木への激突事故。
どんなにブランド品を身につけても、
その人の中身が変わるわけではないので、
思い上がりには
よくよく気を付けなければいけないと
この時に思い知りました。
この時から
私のブランド志向は
なくなりました。
皆さん、
身の周りを
ブランド品で固めていませんか。
どんなにブランド品を身につけても、
その人の品位は変わりません。
高い金を出して
そのブランドの宣伝員になるようなことは
やめましょう。
見栄を張って
驕っている性格をモロだしで歩くのは
恥ずかしいことだと知ってください。
人を光り輝かせるのは
常識を見極める判断力と
豊富な知識しかありません。
ブランド品1個買う金で
本を50冊買いましょう。
それを全部読み終えたら、
あなたは間違いなく
光り輝き始めます。
またしても
スキー帽から
話がとんでもないところに飛びました。
ご容赦ください。






