帽子 その5 ~スキー用~
中国5県を販売エリアとする
広島支店に勤務していた時に
お付き合いしていた仲間から
スキーを
教えてもらいました。
30歳頃のことです。
まさか広島で
スキーを覚えるとは
夢にも思わなかったのですが、
中国地方の山間部には、
思いのほかスキー場がたくさんあり、
住んでいた安佐南区祇園町から、
車で1時間も走れば
簡単にスキー場に行けるので、
やり始めたらはまってしまいました。
初めてのスキー板は
ロシニヨール。
195cmの長さだったと思います。
最後の頃には、
軟らかいロシでは物足りなさが出てきて、
硬いクナイスルの205cm。
今でこそ
短い板でみんな滑っていますが、
当時は
背丈より15~20cm位長い板を履くのが
当たり前でした。
かたくて長い板で
こぶの斜面を
果敢に滑り降りてきて、
やめればいいのに
コースの一番脇の方を
ウエデルンでさっそうと滑っていたら、
エッジが出っ張りにちょっと引っかかり
そのままコースをそれて
大きな木の幹にドスーンと激突。
危うく両足骨折かと思われましたが、
何とかとっさに防御して
怪我だけは免れました。
しばらく起き上がれませんでしたので、
見ていた人が駆けつけてきて、
大丈夫ですか、と問いかけてきます。
ものすごい勢いで激突したので、
骨折くらいはしているだろうと
心配したそうですが、
その人にお礼を言って
そのまま滑り始めたら、
嘘みたいだとあきれていました。
ちょっと上達したからといって、
慢心したらいけませんね。
そのスキーの時に被るのが
スキー帽。
板は
ロシニヨールとクナイスルですが、
帽子は
「オガサカ」。
スキーをされる方はご存知だと思いますが、
当時、
スキー板で国産品の一番は
ミズノなどではなく
オガサカでした。
私は
外国産を選びましたが、
どういうわけか
帽子だけはオガサカ。
足にも頭にも
ブランドを身に付けて
かっこつけて滑っていた結果が
大木への激突事故。
どんなにブランド品を身につけても、
その人の中身が変わるわけではないので、
思い上がりには
よくよく気を付けなければいけないと
この時に思い知りました。
この時から
私のブランド志向は
なくなりました。
皆さん、
身の周りを
ブランド品で固めていませんか。
どんなにブランド品を身につけても、
その人の品位は変わりません。
高い金を出して
そのブランドの宣伝員になるようなことは
やめましょう。
見栄を張って
驕っている性格をモロだしで歩くのは
恥ずかしいことだと知ってください。
人を光り輝かせるのは
常識を見極める判断力と
豊富な知識しかありません。
ブランド品1個買う金で
本を50冊買いましょう。
それを全部読み終えたら、
あなたは間違いなく
光り輝き始めます。
またしても
スキー帽から
話がとんでもないところに飛びました。
ご容赦ください。
