『低温の焙煎と高温の焙煎は、どう違うのか?』
焙煎と言うのは、ご存知のようにコーヒーの生豆を焙煎機で煎る事によって、コーヒー生豆に含まれる旨み成分を熱変化させて、コーヒー独特の味わいに作り替える作業です。
この時、焙煎過程において優しい火力で比較的低温で煎りあげた豆と、強い火力で比較的高温で煎りあげた豆とでは全くタイプが違う味わいの珈琲になります。
(仮にAタイプ・Bタイプと呼びます)
このAタイプとBタイプの異なる珈琲の味わいの接点に、位置するように焙煎された時の珈琲が最初に述べた『コクが有るのに、キレが有る』と言う味の珈琲になるのです。
また、焙煎されたコーヒー豆の形状も、低温と高温では見た目にも異なる形状の豆になります。
下記の写真は、高温で焙煎されたコーヒー豆(D社)と低温で焙煎されたコーヒー豆(当店のコーヒー豆)とを判りやすいように比較したものです。
※サンプルとして、『コロンビア』のコーヒー豆で比較しています。
また、判りやすいように焙煎による違いがハッキリとしているコーヒー豆を、 選別して並べていますので、実際はもう少しいろいろな形状の豆が混ざっている事をご理解願います。
↑上の写真は『D社焙煎のコロンビア』の腹の面です。↑
センターライン(シルバースキン)の部分の形に注目して下さい。
1.豆の形状は、上の生豆の形状とあまり違わない。
2.センターの溝の部分は、それほど広がっていない。
↑上の写真は『当店焙煎のコロンビア』の腹の面です。↑
センターライン(シルバースキン)の部分の形に注目して下さい。
1.豆の形状は、D社の豆と比べてみるとプックリと良く膨らんでいる。
2.センターの溝の部分が、良く広がっている。
一見すれば同じように見えるコーヒー豆ですが、よく観察してみると豆の形状に大きな違いの有る事がご理解頂けたでしょうか?
上記のコーヒー豆は、豆の色合いで見る限りは、D社のコーヒー豆の方が焙煎度数(煎り具合)が深いように見えます。
しかし、コーヒーを淹れて飲んでみると、D社の豆の方が浅煎にあがっています。
挽いた豆の色も浅煎りの色合いですし、噛み砕いても、歯がたたないぐらいに硬いです。
では、豆の色合いは、同じように見えるのに、何故そのような違いが出てくるのでしょうか?
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