児童養護に興味を持たれた方へ その2 | はばたけ! 養護施設出身者

はばたけ! 養護施設出身者

養護施設で虐待を受けて育った者が、その後、社会で生きて行くために歩んだ記録

既にに訪れて下さった方が居るかもしれませんが、実はかつての里子だった方が、里親家庭での出来事を綴ったページ

里親家庭を家とよばないで

という、里子の方が集まって里親の実態を告発しているページがあります。

私のブログのブックマークにも登録しているのですが、そのまま上の緑の文字をクリックしても、そちらをご覧になれます。

この里子の方の体験についてなのですが、実際当の里親の方は

証拠がないから

という事で、こういった行為が行われている事は一切認めていません

里親の方によれば

「本当なら訴えればよい」

「事実なら新聞報道されるはず」

こういった事を主張されて、あくまでも里親家庭でそういった事が行われる可能性すら否定しています。


この訴えるという事についてなのですが、実際に訴えようと思えば、証拠が必要になります。

しかし、児童養護施設と違い里親家庭の場合は、完全密室であるため証拠となるものがまずありません。

仮に、青あざ等があったとして、それを学校の教師などが見つけて指摘しても、

本人が転んでつけたもの

こう言われてしまえば、それを覆す事はまず不可能なのです。

また、実際に家庭訪問などをされた場合でも、

里親の方の真横に里子がいる状態

で、里子の子に同意をもとめるそうです。

この状態で、

里子の子の自由意志で

発言できるとは、私にはとてもじゃないですが思えません。

児童養護施設の場合、他の職員や周りの子ども。 こういった者から証言を得る事ができるのに対し、里親家庭の場合は、そういった事は期待できないのです。


また、新聞報道についてなのですが、実際に里親家庭での事件をとりあげた千代子さんのページ

里親から里子への児童虐待~搾取される子どもたち~

というページがあります。 

こちらの方では、里親家庭での事件で実際に報道されたものを取り上げています。

一度ご覧いただければ分かると思うのですが、里親家庭での事件は

「里子の子の命が奪われる」

「6ヶ月以上も入院生活を余儀なくされる」

「覚せい剤を打たれた上で、売春を強要される」

「里父の子どもの妊娠させられる」

と、正直、ここまで酷い状態で初めて報道されています。


それに対し児童養護施設の虐待問題は

お風呂場で男の子のおちんちんに、水性マジックでぞうさんの絵を描いた

このレベルで、施設職員の入所児童への性的虐待として報道されるまでになっています。


これは、形態そのものの問題から、児童養護施設の場合、

内部の職員による告発が行われる

こういった自浄作用により、ささいな事件も人の目にふれるのに対し、里親家庭の場合は、そういった事はまず期待できない事によります。

そればかりでなく、当の里親に問題がなくても

里親の実子。 親類縁者

こういった者からの、性的虐待や身体的虐待がなされる事もあるのです。


私は上記の2つのページを知り、里親家庭の危険性を認識してから、その問題を取り上げるようになりました。

その結果、頻繁に明らかに脅迫と取れるメッセージを受け取るようになりました。

これは、

里親家庭を家と呼ばないで

でも語られているのですが、全くの事実です。


今回の記事については、過去にも取り上げている内容ではあるのですが、新しい読者の方にも是非冷静に判断して欲しいと思い、新たに記事としてまとめました。


実際に報道されている事実と、報道されていない里子の方の叫び。


当の里親の方や里親団体の方は、報道されていない里子の方の訴えについては

里子の子は歪んでいるから、嘘つきだ

とされ、全ては里子だった方の作り話としています。

これを聞いて私は、里親の方による自浄能力には期待できないと思っています。


私自身は、今回興味を持ってくださった多くの方に、是非これらの実態を知ってもらい、どうすれば里子の子どもの安全を守れるかを、共に考えて頂ければと思っています。

読んだ後で、

里親制度は、全く問題が無いと思う

こういった感想があっても、それはご自身で感じた事として構わないと思います。

まず知って貰う事から初めて頂ければ、本当にうれしく思います。


私の拙い文章では、うまく伝わらないかもしれないのですが、これもブックマークに登録させていただいている、りさりさんのページ

ぬるく愛を語れ

でりさりさんが

実際に起きた虐待事例

を、漫画化して下さっています。

連載中ですから、まだ途中の段階ですが、私の所より読みやすいと思いますから

長い文章は嫌い」(笑)

と言う方も、ぜひ上記のページと合わせて併読して頂ければと思います。


私自身は自分への虐待についても、当時は嘘つき扱いされ、誰にも信じてもらえなかった経験から、その辛さを知っています。

出来る限り多くの方に、まずこれらの問題を知って貰う事ができればと、今回は取り上げさせていただきました。



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