赤ちゃんポストについて (はじめに) | はばたけ! 養護施設出身者

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養護施設で虐待を受けて育った者が、その後、社会で生きて行くために歩んだ記録

こちらも、読者の方よりの記事になります。

お休みに入る前に、読者の方に情報として提供しておきます。


以前ですが、赤ちゃんポスト(こうのとりゆりかご)について、読者の方から意見を求められた事があります。

その時私は、

「色々と問題はあるが、どちらかと言えば賛成の立場」

として、賛成の意見を表明しました。


理由は単純明快で

「失われる命が、結果として救われるなら」

といった考えからです。


このシステムについては、私自身は

「どうしても納得できない部分」

も存在していました。それが

「私のような両親がいない子どもを、結果として増やしてしまう」

こういった懸念です。

保護者がいない事について、私自身、本当に大変な思いをしてきましたから、

「そういった子どもを増やす事は問題ではないのか」

という思いも強かったのです。

ですが、

「生まれてきた以上、生きる権利は等しくあるはず」

この事との天秤にかけた場合、

「命の大切さ」

これに勝るものはないはず、との結論から上記の考えになりました。


しかし、この考えについても、

「もしかしたら間違いなのでは」

と思えるような情報が、読者の方からもたらされました。

以前、表面上の情報のみで、里親制度を推奨していた時に、

「実情を知って、問題を語っているのですか」

という意見を頂いたことがあるのですが、正直、この情報によれば

「同じ過ちを繰り返していた」

事になります。


私は、テレビや新聞などで報道された内容で、軽く知っていた知識から問題を語っていたのですが、今回頂いた、より詳しい情報によると、

「子どもの命を守るシステム」

という部分も、揺らいできます。


既に多くの方がご存じの事なら、記事にしなくても良いと思うのですが、もし私と同じレベルの知識しかお持ちでないなら、これは

「是非知っておいた方が良い内容」

だと私は思います。 

情報を提供して頂いた読者の方からも許可を得る事ができましたので

そういった意味で、過去の反省も込めて、

「赤ちゃんポストの問題」

として、コメント欄より、新たに記事にしておきます。


今回もいかに続く記事の前文として、まず私の赤ちゃんポストに対する過去の経緯と反省から、有益な情報を提供いただいた読者の方に、感謝をこめて。



PS

とりあえず、記事にしたい内容について、触りだけでも提供できた形になります。

体調が本当に良くないので、当初の予定通り、暫くしてお休みする事になるかと思いますが、ご理解いただければと思います。

今回、かなり無理して復活したのですが、本当に読者の方に恵まれました。


タイミング的にもドラマの時期と重なったのも、運が良かったのかも知れません。

今まで以上に、こんなに沢山の有益な情報を頂けるとは、全く思いもよりませんでした。

本当にありがとうございます。