心窩部痛-胃もたれ(胃下垂or機能性胃腸症)と下痢便の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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心窩部痛-胃もたれ(胃下垂or機能性胃腸症)と下痢便の整体治療

子宮筋腫が影響?!…
患者Mさん=38才-女性-無職の症例

 

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①    Mさんの病歴・・・
患者Mさんは10年以上前から心窩部痛と胃もたれに悩まれていたそうです。消化器内科を始め、幾つかの医療機関を受診されましたが効果が無く、体重も5kgも減ったそうです。

 



②    Mさんの診察
・Mさんの身長は157cmで、体重は40kgですが、20代の頃は45kgをキープしていたそうです。
・直近の胃カメラや大腸の内視鏡検査での異常は無く、血液検査でも異常は無かったそうです。ただ、10年前に消化器内科での大腸内視鏡検査で「胃下垂」との指摘を受けているそうです。
・血圧は110/85mmHgだそうです。
・痛む部位は心窩部の持続性の鈍痛で、痛みは食後に強くなるそうです。
・胸やけやゲップは時折ある程度で、食欲も普通だそうですが、食後すぐに膨満感が強くなるので、量は多くは食べられないそうです。膨満する部位は下腹部だそうです。
・月経周期は28日で、月経期間は7日だそうです。生理痛は強く、下腹部が持続性に痛むそうです。月経が近づくと乳房が張ってかなり痛くなるそうです。毎回月経血は非常に多く、月経開始日から3~4日はドローっとした塊状のレバー様経血が何度も出るそうです。
・排卵痛はたまにしか無いそうですが、排卵出血が半年ほど前からあり、出血は3日程度続くそうです。
・多発性子宮筋腫および子宮腺筋症の指摘を受け、子宮粘膜下と子宮筋層に最大3cmの筋腫が10個以上あるそうです。子宮は前傾後屈しているそうです。
・排便は毎日あるそうですが、ほとんど下痢or軟便で、時おり便が水の上に浮くことがあるそうです。
・初診来院時、某病院の検査CDを持参されていて、その画像を確認すると胃は正常位置にあり、下垂はしていませんでした。子宮は「玉ねぎ」の様に丸く大きく肥大し、子宮底がヤコビー線付近まで上昇していました。円形の筋腫像が10個前後散在して見えました。
・腹部聴診上、血管雑音は聴取されず、グル音はやや減弱して聴取されました。
・腹部触診上、左肋骨弓下縁と右季肋部に著明な緊張と圧痛があり、また下腹部全般に巨大化した子宮と思われる腫瘤が触診できました。左右の恥骨結節深部にドロッとした触感があり、その奥に著明な硬結がありました。
・改めて詳細にお聞きすると、右季肋部も心窩部と同様の鈍痛があるそうです。また、胃カメラの検査を受けた時に「胃潰瘍の痕」の存在を指摘されたことがあるそうです。

 



➂ 治療目標と整体治療
   ⑴    十二指腸の癒着(?)と緊張を解放し、門脈の還流を促進する
   ⑵    胃腸の平滑筋の緊張・疲労を改善する
   ⑶    子宮筋腫が関係していると推測される消化管の癒着を解放し、消化管の易刺激性を緩和して下痢を改善する

・十二指腸解放テクニック
・門脈解放テクニック
・子宮底解放テクニック
・消化管平滑筋テクニック

 

 

 


④    経過と結果・・・
・3診目来院時、

心窩部痛が少しマシになり、胃もたれ感も少し軽減していたそうです。便はまだ軟便状態だそうです。


・4診目来院時、

心窩部痛-胃もたれはかなり解消し、食欲も出てきて、食べ過ぎた時は下痢便だそうですが、食べ過ぎない限り、通常の便が出るようになっているそうです。

 

・6診目来院時、

日常の生活で心窩部痛・胃もたれは全く解消しているそうです。


・11診目来院時、

「食欲が出てきて、たくさん食べても下痢便でなく、普通の便が出るようになりました」と喜んでおられました。
 

・Mさんの別件(子宮筋腫・子宮腺筋症/外陰部痛)の治療が終了する13診目まで、心窩部痛・胃もたれは全く生じず、逆に食欲も出て美味しく食べられるようになり、そして便の状況も大幅に改善していたので、本件の治療も終了することにしました。

 



⑤     今回の症例の概説、、、
◆ FDの原因…子宮筋腫が消化管を刺激 ?!

・Mさんの心窩部痛・胃もたれ、あるいは下痢便は、一般的な機能性胃腸症のセオリーと考える胃腸消化管の平滑筋の疲労・緊張が主因と思われます。ただ、Mさんは3cm大の筋腫を十個前後有する子宮筋腫を下腹部に存し、子宮自体も相当肥大している事から、その消化管への物理的刺激や、筋腫からの炎症産物の消化管への浸潤やそれによる癒着あるいは腹膜の損傷など、消化管の易刺激性があるものと考えられ、それが機能性胃腸症の、特に下痢便の一因の可能性があります。

 

 

  

 

 

◆ FDの治療に子宮筋腫の整体治療を適応 !!

・従って機能性胃腸症の一般的な治療である消化管の平滑筋テクニックだけでなく、積極的に子宮筋腫の鎮静化を図る事が必要と思われます(子宮筋腫・子宮腺筋症/外陰部痛の整体治療参照)。
 

・実際の治療経過でも、上腹部の愁訴の緩解は比較的早期に見られましたが、下腹部あるいは下痢便の状況は少し長引いたこと、あるいは子宮筋腫も小さくなっていくにつれ便の状況も改善していった事が、この仮説を裏付ける根拠になるかもしれません。


 

 

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