右わき腹の刺すような痛みと整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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右わき腹の刺すような痛みと整体治療

4診目にほぼ解消した症例の解説です。
患者Sさん=40才-女性-会社員/主婦の症例

 

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①    Sさんの病歴・・・
患者Sさんは以前に
逆流性食道炎・他の治療で通院されていましたが、その治癒終了後に右わき腹の刺すような痛みと他の愁訴がいくつかありましたので、今回の再来院となりました。

 



②    Sさんの診察
【右わき腹の刺すような痛みについての診察所見】
・痛む部位は右肋骨弓の中央下縁で、その範囲はたまご大の大きさだそうです。
・痛みの性状は、文字通りナイフで刺される様な痛みだそうです。
・痛みの間隔は、短い時は数分間隔で数秒から十数秒間持続するそうです。
・痛みが軽減または増悪する姿勢は、特に無いそうです。また、痛みを誘発刺激も思いつかないそうです。
・胆石の検査では異常が無かったそうです。
・黄疸、灰白便、褐色尿、掻痒感などの既往は無いそうです。
・触診上、右季肋部に緊張と圧痛がありました。抵抗感や腫瘤感はありませんでした。


【その他の診察所見】
・血圧は110/80mmHgだそうで、特段の血圧の変動は無いそうです。
・今年の血液検査で特段の異常は指摘されていないそうです。
・喫煙歴はなく、咳や痰などの所見も無いそうです。
・頻脈時の失神あるいは前失神所見は時折あったそうです。
・発熱・微熱の既往は無く、ここ1年の感染症歴も無いそうです。また、皮膚の発汗所見もありませんでした。
・バルサルバ動作による頻脈の誘発はありませんでした。
・頭顔面部から頸部の浮腫あるいは腫脹や腫瘤は認められませんでした。また、頸部や腋窩のリンパ節腫脹も認められまず、甲状腺の腫脹・腫瘤もありませんでした。気管は正中にありましたが、甲状腺下部の気管の触診で咳が誘発されました。また、右胸骨右縁(R1~3)の押圧で、咳が誘発できました。
・乳房の腫瘤感や陥没・発赤所見も無いそうです。
・胸部聴診上、心音や呼吸音に特段の所見はありませんでした。
・胸部打診上、特段の異常打診音は認められませんでしたが、右胸部上部の打診で咳が誘発されました。改めて既往歴を問診すると、学童期と数年前の35才ころに肺炎の既往歴があり、毎年の社内検診で(左右どちらの肺かは覚えていないそうですが)肺にその瘢痕による影が写っている、と毎回指摘されるそうです。
・腹部聴診上、特段の所見はありませんでした。

 



➂ 治療目標と整体治療
 
 ⑴    十二指腸の緊張を解放する
   ⑵    小網の緊張を解放する

下記⑶、⑷を3診目以降より追加
   ⑶    右胸骨右縁上部内にあると推測される胸郭内癒着(右肋骨・縦隔胸膜内外の癒着)を解放する
   ⑷    心膜~上・下横隔膜筋膜~肝冠状間膜~肝鎌状間膜~小網ラインの連続する腹膜・筋膜の緊張を緩和し、小網の易刺激性を解消する

 初診時、2診目
・十二指腸の平滑筋テクニック
・小網解放テクニック

 


 

 

3診目以降下記を追加
・縦隔解放テクニック
・胸膜解放テクニック
・心膜-横隔膜解放テクニック
・肝臓可動力テクニック

 

 



④    経過と結果・・・
・初診後、2診後に効果は全く認められなかったが、3診目に上記③の⑶と⑷のテクニックを追加すると、翌日には効果が表れて、4診目来院時には「この一週間、刺すような痛みはありませんでした」とビックリしておられました。


・その後、別件で来院されていいましたが、その数週間の間、刺すような痛みは一度も無かったそうです。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のSさんの所見に関しては、当初の見込みとして十二指腸の問題か小網の緊張ではないか、と踏んでいました。ただ、それに対する整体手技を施術しても全く効果が無かったので、改めてその原因を考え中でした。ところが、たまたまSさんの別件で「動悸(130回/分におよぶ頻脈)と右胸部痛(肋間神経痛?)」についての整体治療も依頼されていたので、それに対する整体手技を3診目以降に追加しました。それが運よく右季肋部痛にも功を奏した形となった”タナボタ”的な症例でした。

 

 

 

・詳細は、上記「動悸・肋間神経痛…」に関する概説を参照していただきたいと思いますが、おそらく、Sさんの胸膜・心膜の緊張が横隔膜を超えてその下にある肝臓被膜~小網にまで達していて、小網の閾値が低下する事によって同膜が易刺激性になり、チョットした体動や胃・幽門~十二指腸の蠕動運動などの刺激により、同膜に刺すような痛みが生じていたのでは、と推測します。
 

 

 

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