英語公用語の村?

今日は帰宅後、録画しておいたTBS番組、「夢の扉」を観ました。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20110220.html
紹介されていたのは、庄司日出男さん。
富士山麓、富士河口湖町で
すべて英語で生活する「英語漬け」幼稚園を開園しているそうです。
英語を教えるのではなく、
すべて英語しか使わずに、普通に生活しているだけだとか。
入園する前は皆、日本語しか知らずに育ったのが、
入園して数ヵ月後には、英語を普通に話しているようです。
そして、それ以上に大きな理念は、
子どもに自ら学ぶ力を身につけさせているところにあるように思います。
「教えると学ばない。
教えないと自分で学ぶ。」
おもしろいと思ったのは、
それをさらに、英語公用語の「村」を作ろうとしているとのこと。
教育は地域、社会があって初めて成される、という理念のもと。
すばらしい。
理念は別のところにありますが、
かつて武者小路実篤が理想を求めた、「新しき村」を思い出しました。
http://www.atarashiki-mura.or.jp/
こういう、あるアイデンティティを持った小さな「社会」は何かを変えていけるのでしょうか。
最後に、庄司さんの言葉、
英語なんてどうでもいい、英語はあくまで道具なんだ。
自分から学ぶ姿勢を身につけることが大事。
強く共感します。
師弟関係の超越
大学で研究をしていると、時々本当に頭のいい人に出会います。
いわゆる、天才というやつです。
それに関連し、
教える立場の人間を観察していると、2通りのタイプに分かれます。
A.頭のいい学生に出会い、自分もわからないような鋭い質問をされたりすると、
ワクワクしてきて楽しくなり、そこから新たな議論に向かう教師。
B.頭のいい学生に出会い、自分もわからないような鋭い質問をされたいすると、
分からないことを悟られまいと、質問を突きはねるか、
はたまた怒り出してしまう教師。
Aこそ、本当に頭のいい教師です。
頭のいい人は、自分より頭のいい人に出会うと、ワクワクするんです。
そこからまた、新たな知識・智恵につながるから。
師弟関係も親子関係も同じです。
初めは、上に立つ人にはある種の「権威」が必要です。
カリスマとも言いましょうか。
そのカリスマ性に魅了され、その世界の面白さ、奥深さを体感し、
弟子(子ども)の側から積極的に知への憧れを抱きます。
そして、ある時を過ぎると、弟子は(子どもは)、師を(親を)超えていきます。
師は(親は)、弟子を(子どもを)自分の理解不能なところへ向かわせるのは怖いのですが、
そこを押さえ込んではいけないのだと思います。
研究でも、ビジネスでも、何でもいいですが、
他にないオリジナリティがあるから存在価値が出てくるのだし、
それを生み出すことの重要さ、おもしろさは、
誰しもが分かってはいるはずなのに、
いざ自分を超える人が出てくると拒絶してしまう。
それでは新しい世界は構築できない。
覚悟を持った上で、教育に臨みたいものです。
そしてそれを楽しむような余裕を持ちたいですね。
いわゆる、天才というやつです。
それに関連し、
教える立場の人間を観察していると、2通りのタイプに分かれます。
A.頭のいい学生に出会い、自分もわからないような鋭い質問をされたりすると、
ワクワクしてきて楽しくなり、そこから新たな議論に向かう教師。
B.頭のいい学生に出会い、自分もわからないような鋭い質問をされたいすると、
分からないことを悟られまいと、質問を突きはねるか、
はたまた怒り出してしまう教師。
Aこそ、本当に頭のいい教師です。
頭のいい人は、自分より頭のいい人に出会うと、ワクワクするんです。
そこからまた、新たな知識・智恵につながるから。
師弟関係も親子関係も同じです。
初めは、上に立つ人にはある種の「権威」が必要です。
カリスマとも言いましょうか。
そのカリスマ性に魅了され、その世界の面白さ、奥深さを体感し、
弟子(子ども)の側から積極的に知への憧れを抱きます。
そして、ある時を過ぎると、弟子は(子どもは)、師を(親を)超えていきます。
師は(親は)、弟子を(子どもを)自分の理解不能なところへ向かわせるのは怖いのですが、
そこを押さえ込んではいけないのだと思います。
研究でも、ビジネスでも、何でもいいですが、
他にないオリジナリティがあるから存在価値が出てくるのだし、
それを生み出すことの重要さ、おもしろさは、
誰しもが分かってはいるはずなのに、
いざ自分を超える人が出てくると拒絶してしまう。
それでは新しい世界は構築できない。
覚悟を持った上で、教育に臨みたいものです。
そしてそれを楽しむような余裕を持ちたいですね。
クマの冬眠
面白い研究が出ていますね。
[ナショナルジオグラフィック] 冬眠中のクマの驚くべき体内メカニズム
新聞各紙にも取り上げられているようです。
アメリカクロクマ、冬眠中には脈拍が9回/分になるそうです。
すごい!
動物の冬眠についてなんて、
そこらじゅうで研究されていると思いますが、
まだまだ分からないことは多いものですね。
ミクロな視点と、マクロな視点、そしてそれをどうつなぐか。
研究も、通り一辺倒ではいけません。
世界は複雑です。
だからおもしろい。
だから、つめ込み教育は、いけないと思います。
[ナショナルジオグラフィック] 冬眠中のクマの驚くべき体内メカニズム
新聞各紙にも取り上げられているようです。
アメリカクロクマ、冬眠中には脈拍が9回/分になるそうです。
すごい!
動物の冬眠についてなんて、
そこらじゅうで研究されていると思いますが、
まだまだ分からないことは多いものですね。
ミクロな視点と、マクロな視点、そしてそれをどうつなぐか。
研究も、通り一辺倒ではいけません。
世界は複雑です。
だからおもしろい。
だから、つめ込み教育は、いけないと思います。
自分を見失わないために
鬱。
できることならなりたくありませんね。
しかし、大学で学生を見ていると、精神的にまいってしまう人が本当に多いです。
これは恐らく大学に限ったことではなく、今の社会は、
鬱が発生しやすい構造になってしまったように感じられます。
自己啓発やカウンセリングが大流行りですが、
それもこの社会構造の一つの現れでしょう。
よく言われることですが、ここ数年で、社会の構造はがらりと変わりました。
社会、コミュニティの希薄化です。
そうやって「個人」が表出してくると、
どうしても「個」と「個」の関係でしか社会を見れなくなり、
私たちは自己言及の悪しきループに陥りやすくなってしまう。
大きな社会の中で、「個」を、
客観的に、抽象的に見られるようになってきた。
だからこそ、自分の出来なさを否応なしに感じ取り、
ますます悪い自己言及に陥る。
社会は大きな転換期にある。
そして、その中で人々はもがいている。
何とかせねばなりません。
できることならなりたくありませんね。
しかし、大学で学生を見ていると、精神的にまいってしまう人が本当に多いです。
これは恐らく大学に限ったことではなく、今の社会は、
鬱が発生しやすい構造になってしまったように感じられます。
自己啓発やカウンセリングが大流行りですが、
それもこの社会構造の一つの現れでしょう。
よく言われることですが、ここ数年で、社会の構造はがらりと変わりました。
社会、コミュニティの希薄化です。
そうやって「個人」が表出してくると、
どうしても「個」と「個」の関係でしか社会を見れなくなり、
私たちは自己言及の悪しきループに陥りやすくなってしまう。
大きな社会の中で、「個」を、
客観的に、抽象的に見られるようになってきた。
だからこそ、自分の出来なさを否応なしに感じ取り、
ますます悪い自己言及に陥る。
社会は大きな転換期にある。
そして、その中で人々はもがいている。
何とかせねばなりません。
水金地火木土天海...Tyche??

数年前まで、私たちはこう教わっていました。
水金地火木土天海冥
太陽系の惑星の順番ですね。
それが2006年、冥王星が惑星ではなくなってしまいました。
太陽系第9惑星が消滅――「冥王星は惑星ではない」ことに決定
つまり、水金地火木土天海 と惑星は8つになってしまったわけです。
大きなインパクトでしたね。
しかしまた、9番目の新たな惑星の存在が実証されようとしているようです。
今のところ、その名は Tyche.
[The Independent] Up telescope! Search begins for giant new planet
それも、質量は木星の4倍。
つまり、太陽系で一番大きな惑星が木星ではなくなる!
... かもしれないんです。
今まで発見されてこなかったのは、その軌道がとてつもなく遠いこと。
なんと太陽からの距離は、
太陽→地球 の15000倍!
太陽→冥王星 と比べても、375倍!
まだ完全に実証されたわけではなく、議論の余地は色々あるようですが、
エキサイティングですね。
そして、教科書に載っていることなんて本当かどうか分からない。
冥王星の話も、Tycheの話も、そのいい例ですね。