コンテンポラリーアートは今の絵です -23ページ目

山中 たろうさんの作品

今日は、山中 たろうさん  の作品を紹介します。


山中さんは、空間の広がりを本当に上手く表現できる作家さんだと私は思います。

作品を観ると、自分が今どの視点から対象を見ているかを強く意識させられます。


時には空高く、時には水面からと 一瞬にして現実の自分から作品の世界に吸い込まれていく感覚です。



 

タイトル 【無題】


それと、Web上では解りにくいですが、作品の中に小さな人や動物が描かれています。

すごく小さく描かれていますが、その人や動物が居ると居ないとでは、全く違う作品になってしまいます。



タイトル 【フットボール】


描かれた人物が小さくても、それだけインパクトの強い表現なのだと思います。

作品の中の人物の視点をイメージすると、さらに自分が作品の一部になってしまう感覚に陥ります。


不思議な感覚を楽しめる作品です。 是非 ギャラリーで直接ご覧ください。




【山中 たろうさんのコメント】

個人的な思いの非常に強い作品であり、過去の目や耳での記憶や思い出などを頼りにその感覚を

時間差でありながら現在の自分の中で再構築し描いている。


またモチーフは時々により様々に変化。


だが、その中心にあるのが自然と人間および動物の関わりであり、その時間と空間の関係である。


下田 ひかりさんの作品

今日は、下田 ひかりさん  の作品を紹介します。


下田さんの作品は、観る人に強い印象を与えるエネルギーを持った作品だと思います。

メッセージ性の強い作品を通して、作家が強烈に訴えたい世界があります。

一つの作品でも十分なエネルギーを持っていますが、ギャラリーに展示されている複数の作品を

連続して鑑賞すると、作家の世界観をよりいっそう強く感じることができます。




すごく緻密に丁寧に作品が描かれています。 近くで見ると本当に細部にまで拘った作品です。





作家さんが何を思い、何を伝えようとしているかはご本人のコメントをご覧ください。 


【下田 ひかりさんのコメント】

私の絵のモチーフは7歳~15歳くらいまでの子供です。


私たちが生きている現代は、たとえ平和な先進国であったとしても、子ども達は生きづらさを感じ、

環境に順応するために大変な努力をしています。


それは昔子供であった大人達も同じで、私は子供という自我が曖昧で不安定な器(=まだ誰でもないもの)を通して、今の世界に生きる人たちの誰でも持ちうる孤独、悲しみ、痛み、その奥の愛情などを表現しています。


それはそのまま、私自身と向き合って表現している事に他なりません。


モチーフの少年少女がほぼ無表情なのは、心の底にずっとため込んできた感情は、なかなか表に出ることはないということ(自覚していない場合もある)、その、ほんの少しの感情を相手にわかって欲しいと思った時に、目や口だけが感情を表すのだと思います。同様に、手足も隠れた感情の表現として使っています。


ワタベ テッサンの作品

アンブリーチド展 Vol2で展示している ワタベ テッサン  の作品紹介です。


テッサンの作品は、独特の世界を楽しめます。

思わず微笑んでしまうというか、体の力を抜いて 「自然体で生きようよ」と作品から呼びかけてくれます。




作品タイトルは、 【パーティーが始まる】

画面にいるのは、おきゃん犬 彼の描き出すキャラクターです。


ヘタウマな感じの作品が好きな人にはたまらない作品です。是非直接観て欲しいですね。


先日、ギャラリーにテッサンが寄ってくれたので、二人で作品について色々と話しました。

この作品は、彼の思いや、狙いを上手に描きだした、今回の一押し作品だと私は思います。

ヘタウマと言っても、本当は細部に様々な嗜好をこらしているので、作品全体から受ける印象は

破綻がなく、思わずほほが緩んでしまいます。



当たり前ですが、本当にヘタではこんな楽しい作品は描けません。

静物画や人物デッサンで鍛錬を積んだからこそ描ける世界なのです。



【ワタベ テッサンのコメント】

自分の世界観を広げていく中で、エネルギーや楽しさ、おバカさや寂寥感が混在する作品を作っていきたいです。