①「聖杯 〜Holy Grail〜 」と呼ばれる双眼鏡 SARD 6×42 Mark43 前編 | BLRM ブラッキー リッチモア ~ Be Lucky Rich More!! のブログ

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私自身が、ワクワクドキドキ出来る事だけを記事にします。
〜 SINCE 2015.4.8

注 ※ 本ブログの全ての記事は、極力 PC版にて、

  ご覧になられる事をお勧め致します。

  スマートフォン版だと、非常に読み辛いかと思います。

 

 

いよいよ、ここ和歌山市でも桜が満開となった。

 

皆様方の地域は如何だろうか?

 

 

毎年、桜を見る度に、私は命のありがたさ、

 

生かされている事への感謝を、深く噛み締めざるを得ない。

 

 

25年前、もう2度と、生きて桜を見る事は出来ないだろうと、

 

病院の窓から桜を見た、あの瞬間を思い出すからである。

 

今年もこうして桜を見れる事は、幸せ以外の何物でもない。

 

 

「当たり前」が、実は「当たり前」ではなく、

 

当たり前な日常こそが、奇跡そのものであり、

 

幸せに満ちているのだと気付かされた時、

 

人は足る事を知り、生きているだけでありがたく、

 

十二分に幸せな事だと、日々感謝に満たされるのだろう。

 

 

ちなみに、撮影したのは、今月の10日だったが、

 

数日後には、花も随分と散って、葉桜となりかけていた。

 

 

有為転変、泡沫夢幻、諸行無常・・・

 

 

全てのものは刻々と形を変え、留まる事を知らない。

 

だからこそ、一期一会なのだろう。

 

2度とは来ない、その瞬間瞬間を味わい、

 

大切に、丁寧に生きたいと願うばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いきなりセンチな冒頭となってしまったが、

 

気分を変えて、双眼鏡の話題を始めよう。

 

 

この所、広角タイプの双眼鏡の記事が続いているが、

 

理由の一つとして、私自身が広角視界の双眼鏡が好みだ、

 

と言う事もある。

 

 

仕事柄、これまでにハイエンド機種からエントリー機種、

 

最新のモノから戦前のモノまで、

 

数百種類の様々な双眼鏡を覗かせて頂いたのだが、

 

流石にそれだけ色々と覗いていると、

 

自分の好みもハッキリと明確に分かって来るようだ。

 

 

また、知れば知るほど、双眼鏡に求めるものや、

 

好みが変化したりもする。

 

 

人の好みは千差万別で それぞれだが、私の場合に限っては、

 

古今東西の新旧様々な、数多くの双眼鏡を体験すればする程、

 

ヴィンテージ双眼鏡に惹かれて行き、残念ながら、

 

現行のハイエンド品には殆ど興味が無くなってしまった。

 

 

また、現時点での、私が双眼鏡に求める、

 

双眼鏡の見え方の好みの一つの例として、

 

覗いた際の視野環(円?) が大きく、視界の広い、

 

広角タイプの双眼鏡を好むようだ。

 

 

ただし、例え広角であっても、円が小さく見えるモノよりは、

 

広角でなくても、円が大きいタイプの方が好きである。

 

 

つまりは、双眼鏡を両眼で覗いた際に、

 

以下の画像のような、円の中に像が見えると思うが、

 

この円が大きく見える双眼鏡が好きだ、と言う事である。

 

 

遠くに円( 像 ) が見えるような、

 

こちらから像を覗きに行かなければならないような、

 

少々窮屈な感じがするものよりも、

 

円の中に見える像の中の世界に、

 

自分が迷い込んでいるかのような感覚にさせてくれる、

 

或いは、像が目の前に迫って来るかのような、

 

より開放的で、ダイナミックな視界が得られるものが好きである。

 

 

以下の画像イメージの、A よりもB が好き、と言う事になる。

 

 

それが広角タイプであれば、尚一層良いと言う事だ。

 

 

A

 

 

 

 

B

 

 

 

 

 

 

今回は、そんな上記の私の好みにピッタリと当て嵌まる、

 

広角双眼鏡の名機の一つを取り上げたいと思う。

 

 

以前の記事でも、何度か登場した事もある、

 

アメリカはニューヨーク州 SARD社の軍用 広角双眼鏡で、

 

世界中のマニアから、「聖杯〜Holy Grail 〜」と呼ばれている、

 

SARD 6×42 Mark43 である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SARD Mark43 6×42 が登場する以前の記事

 

 

 

 

 

 

 

正直、本機の素性に関してはあまり詳しい情報はなく、

 

SARD社の双眼鏡と言うのも、この 6×42 Mark43 以外は、

 

殆ど知られておらず、残念ながら私も聞いた事が無い。

 

 

もし、SARD に関して、詳しくご存知の方がいらっしゃれば、

 

是非とも御教示願いたいと思う。

 

 

また、現在 SARD社は双眼鏡は製造しておらず、

 

恐らくではあるが、双眼鏡を製造していたのは、

 

ほんの限られた一時期であったようだ。

 

 

しかしながら、この Mark43 6×42 は、

 

世界中のマニアの間で有名であり、

 

敬意を込めて「聖杯 Holy Grail」と呼ばれている。

 

 

滅多に他国の機器を誉めることのない、

 

ハンスシーガー博士も、ベタ褒めされている名機でもある。

 

 

まず、FOV= 207m/1000m ( 11.6°) と、

 

圧倒的な広視界を誇る。

 

 

そんな SARD Mark43 6×42 の完全オーバーホールの

 

ご依頼を頂いたのであるが、今回の個体は、

 

非常に興味深い経緯を持つ個体であった。

 

 

実は、オーナー様が入手される前に、前オーナーによって、

 

世界的にも有名なイギリスの双眼鏡修理の専門会社によって、

 

オーバーホールが実施された個体であった。

 

 

世界的に有名な、歴史ある双眼鏡修理の専門会社が、

 

一体どのような修理、オーバーホールを行ったのか!?

 

そのクォリティーは如何程のものなのか!?

 

 

個人的にも非常に興味深く、その辺りも意識しながらの

 

オーバーホール作業となった・・・。

 

 

 

〜 後編に続く

 

 

 

 

〜 お陰様で、6年目 〜

 皆様方には、心より感謝申し上げます。

 

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