今日は、どうにもならないことを書いてみようと思います。
寝言のことです。
私は、寝ている間に、突如として寝言をいうことが多いらしく…
朝になると、拠点で同室だった方がそのことを証言してくれます。
「秋ちゃん、きのう寝言言ってたよ〜！」と、だいたいニコニコして言ってくれます。
しかし、寝言を聞いた方もその瞬間は寝ており「秋ちゃん、今なんか言った？」と一瞬目を覚ましてはみるけれど、それから再び寝てしまうので、寝言自体は覚えてはいないようです。
私自身は、睡眠を妨害してしまい申し訳ない気持ちでいるのですが、相手の方のほとんどは、笑ってくださいます。
「なんかセリフ喋ってるみたいだった」とか
「普通の声のボリュームで明瞭に喋っていた」とか
「何かのシチュエーションで誰かと話していた」とか
「あきらかに何かを感じている様子だった」とか、そんなことを言ってくださいます。
おそらく、言ってくれているその様子からして、
私の寝言は、だいたい、楽しいものなのでしょう。
いや、寝言の内容が楽しいというよりも…
寝言から察するに、私が、愉しそうにしているのを感じてくれているのでしょう。
だから、みんなニコニコして伝えてくれるんだろうと思います。
それを聞いて、私も
「私は、いったい何を観ているんだ？」と、笑ってしまいます。
まれに寝言の内容を聞かせてもらえることもあるのですが…
そう言われても、やっぱり、さっぱり何も覚えていません。
ある意味、寝言を聞いてしまった人と同じくらい新鮮に、私は、自分の寝言から、私自身が観ている世界を探ることができるのですが…
どうやら、私の寝言にも、
私らしい心の世界が現れているかもしれない、と思えてきます。
それを考えるにつれ。
人って、たぶん
自分で自覚できていることって、氷山の一角ほどのことで…
理解していることも、ほんの、それくらいで。
まったく、自分の思考ではわかりようのないものが、
莫大に、膨大に、壮大にあるんじゃないかと。
自分のことですら、自分でもわからないほど、
ほんとうは、深いものが。
それを観ていこうとするのが、バトンという場です。
別に夢の話も、赤ちゃんの時の記憶の話も
まったくしません。
心理学などでも、氷山の一角…などといいますが
心理学的なアプローチも一切おこないません。
ちょっとした会話、ちょっとした日常の出来事で感じたこと…
そんなところから、瞬時に深層の意識に触れていきます。
笑いながら（笑）
この時期の蒼穹のお庭を観ていても思います。
毎日、いろんな花が咲き続けていますが…
植物は、いったいどうして咲こうと思うのかな？って。
気温や、水分、土の栄養、日光の照射など、条件的なこととは別に。
本当は、私たち人間にわかるはずもないくらいのことが、植物にもあるんじゃないかなって。
存在って、はかりしれないものだな、と。
まったく
わかりようのない存在。
その深さと広さを知り続けたくて…
だから、バトンという場はあります。
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