④「本質的な叡智のバトン」:本当の人生に関わる場 | ふわり、言の葉|鵜飼秋子

ふわり、言の葉|鵜飼秋子

言葉が、ふわり、想いとなって届きますように。
本質的な叡智のバトンに参加しながら、人という存在のこと、そこに流れる人生のことを綴っています。あなたの人生を選択する道しるべとなることを願って。

 

 

 

 

「本質的な叡智のバトン」にはじめてご参加される方に向けて贈るシリーズ、第4回。

 

今回は、バトンは「カウンセリングをしない場」ということについて、説明する。

 

なぜ、「カウンセリング」という言葉を出してわざわざ説明するかというと、それは、そらさんの人との向き合う姿勢と、バトンという場があまりにオリジナル過ぎて、社会に対し説明する言葉がないため、「カウンセリング」という言葉を、やむを得ず使用することがあるからである。

私も、バトンに参加する際に「カウンセリングの勉強に行く」と手っ取り早くご説明差し上げることが多々あるが、それもやむを得ずなのであり、私自身が人に向き合うことを「カウンセリング」、その職業を「カウンセラー」と言ってご説明する場合も、同様である。

 

しかしながら私は、バトンの場でカウンセリングの勉強をしていない。

では、なんの勉強をしているのかというと、本当は勉強もしていない。

だったら何をしに、わざわざ東京、兵庫、出雲まで足を運び、バトンに参加しているのかというと、それは丁寧に説明を重ねなければならない。

 

「カウンセリングではない」ということの説明が、もしかすると、いまだバトンに参加したことがなく、でもバトンに興味はある、という方のために少しはお役に立てるかもしれないので、今回、解説を試みる。

 

シリーズ第1~3回までも、合わせてお読みいただければと思う。

 

①「本質的な叡智のバトン」:はじめて参加するまでのこと

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601278716.html

 

②「本質的な叡智のバトン」:グループセッションに臨むために

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601517384.html

 

③「本質的な叡智のバトン」:本質的な人生へのアプローチ

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601742474.html

 

 

まずは、そらさんの人との向き合い方と、カウンセリングとの違いについて。

 

バトンという場は、そらさんとの対話の場であるが、そらさんと世間話をしに来る人はまずいない。皆さん、3万円というセッション料を払って、ご参加されるのだから当たり前だ。

では、何の対話をしに来るのかというと、それは「本質」であり「人生」のことであるのだが、はじめての方は、そもそも「本質」も「人生」も、全くわからない状態でバトンに参加するだから、そんな話が最初からできるわけもない。本質と人生の話は、4、5回参加している人でも難しい。

 

では、皆さんは、まず何をとっかかりに対話をするのかというと、それは、ざっくりご自分の「心」のことであり、往々にして「感情」のことである。

 

悩み、葛藤、問題も、それら全てに、感情が絡んでいる。

 

でも、対話のはじまりは、これで万事OKである。

 

カウンセラーの前にクライアントとして現れる方も、ほとんどが、バトンにはじめて参加される方と同様、「心」そして「感情」のことをお話しになるだろう。

 

ただ、知っていただきたいのは、そらさんとの対話は、カウンセリングではない。

 

では、カウンセリングと、どう違うのか?

 

断っておきたいのは、これ以降、私は生活保護ケースワークの現場で、「カウンセラー(臨床心理士)」の方たちの仕事をぶりを直に見てきた立場で論じるが、私は心理学をきちんと学んだことがある訳ではないので、その辺の学術的な突っ込みはご容赦願いたい。

 

それでは。

 

カウンセリングの基本的態度、技法については、様々な言葉を用いて見解があるだろうが、ここでは「受容」「傾聴」「共感」を、カウンセリングの基本的態度であるとして、そらさんの基本的態度(対話)と、どう違うのかを説明する。

 

まず、

 

【カウンセリングの基本的態度】

香川大学医学部 公衆衛生学 ホームページ掲載資料(PDF)より引用

 

受容 …相手をそのまま、否定も肯定もせず、評価を加えず、受け入れること

 

傾聴 … 相手の話をただ聴くのではなく、注意深く、正確に、真摯に耳を傾けること

 

共感的理解 … 他人である自分が、価値観の違う相手とその世界を、相手の立場にたって、理解しようとする態度

 

である。

 

 

先に、結論から言う。

そらさんは、受容・傾聴・共感を、まるでしない。

 

 

【そらさんの基本的態度】

 

まず、受容。

その場にいる相手の今のそのままの状態を、否定する。

そもそも、相手は、今の自分を「変えたい」と思ってバトンの場に来ているのだから、セッション前のビフォー状態をそのまま受け入れていたのでは、「変わらなくていいんだよ」と言っているようなもので、セッションできない。だから、相手のビフォー状態は、基本、否定的態度で見ている。

しかし、勘違いしないので欲しいのは、その「否定」は、評価・ジャッジするということではない。否定的な態度というのは、その人自身も気が付いていない「本当の相手の姿」を見ようとする態度であるので、相手の真の存在そのものは、完全に受け入れる状態で見ている。

 

次に、傾聴。

相手が話をしているにも関わらず、よく言葉を遮る。

相手が話している内容に取り合わず、全然違うことを喋りはじめることが、ほとんど。

ただじゃあ、この態度が傾聴していないのかと言えばそういうことではなく、傾聴は深すぎるくらいしている。だが、これは、カウンセリングでいうところの傾聴が一体何を聞こうとしているのか、との違いとも言えると思うのだが、そらさんは、相手の言葉を注意深く聞いてはいるが、それは原因を探る聞き方ではない。

その人の「意識」がどこにあるのか、「意識」が何を見ているのか、それを聞いている。

なので、相手の思考、それも原因を追究しはじめるような思考には、敢えて取り合わない。それよりも、なぜ、相手がその思考の動きになるのか、その思考すら司っている「意識の動き」を見ているし、聞いている。

 

最後に、共感。

もう、これは全くしない。

どのくらいしないかは、分解して説明する。

 

(共感=他人である自分が、価値観の違う相手とその世界を、相手の立場にたって、理解しようとする態度)

 

まず「価値観」。これを、相手のアイデンティティを形成するものとして取り合うことはない。アイデンティティと呼べるものは、その人が本来持っている意識の動き(本質)に存在しているのだから、価値観は尊重しない。むしろ、相手にとって価値観が制限となっている場合は基本、外す。

だから、そもそも「相手の世界」の形成に価値観が重要なファクターになっているとは考えていない。

そして「立場」。これも「相手の世界」とは無関係なので、取り合わない。

 

この説明だと、共感が意味するものと、比較しようがないと思うのでもう少し加える。

 

つまり、カウンセリングの「共感」が目的とするのは、社会的な存在としての相手を尊重することである。

だから、説明書きのとおり、共感では「価値観」や「立場」を理解するということが、相手を理解することにつながっている。

けれども、そらさんが見ているのは、相手の意識の動きであり、もちろん、社会的な存在としての相手を把握することは前提にはあるが、それは単なる前置きに過ぎず、それよりも相手の意識そのものに「寄り添う」ということを、常に行っている。

そして、さらなる前提の前提として、真の「相手の世界」とは、相手の意識が見ている世界であるので、それは唯一無二のオリジナルな世界として、本当の意味でわかるはずもない、ということを常に置いている。そのことは、真の相手の姿、存在自体を、尊重しているということに他ならない。

 

 

 

以上が、カウンセリングとそらさんの基本的態度の相違点である。

概要として、まとめてみる。

 

・カウンセリング…相手を社会的存在として尊重し、感情、思考の偏りを標準化(コントロール)することを手始めに、心理にアプローチする。

 

・そらさん…相手を唯一無二の本質的な存在として尊重し、思考、価値観、心理、感情も見るけど取り合わずに、意識の動き、偏りにアプローチする。

 

 

ということである。

難しいことを書き並べたが…。

 

はじめてバトンに参加された方が、まず面食らうのは、感情にほとんど取り合わないという点であろう。

ご本人は、感情のコントロールができないなど、感情にまつわる問題を抱えてお越しになるのだが、そらさんは、その問題に対処せずに、無断で意識にアプローチしていく。

 

感情にしか向き合ったことのない私たちは、まず、キョトンとしてしまう。

でも、それは本当に当たり前のことだ。


無意識のうちに、意識にアプローチされてしまうと、そこに思考が追い付こうと必死になるので、大抵の方に、頭がボーっとしたり、痛くなったりという変調が訪れる。

 

とにかく、もうこれ以上のことは、説明を重ねるよりも、会って体験していいただくしかないというのが本音である。

 

ただ、カウンセリングとは違うこと。

なにやら、めちゃくちゃ型破りな向き合い方であることだけは、伝わっただろうか。

 

 

 

では、私は、バトンの場に何をしに行っているのかというと…。

 

そらさんになる為の勉強ではない。

 

そらさんの人との向き合い方は、メソッドではない。

それは、そらさんの存在としての表現であり、本当の意味で人を「救う」ということの探求である。

 

実は、カウンセリングとの大きな違いは

本当の意味で「救う」ということの探求、この点にある。

 

カウンセリングも、そらさんのセッションも、第一義的に、相手の心を扱うという点では一緒だが、それ以外で大きく違うのは、そらさんには「なぜ、相手にその問題が繰り返し起こるのか」という、「人生」の視点がある。

 

人生の視点というのは、相手に起こった出来事をつぶさに見ていく視点である。

 

人には、それぞれ人生の流れが存在している。

 

その視点で、相手という存在を見たときに、相手の人生にどう関わっていくのか。

 

その問いかけが、本当の意味で「救う」ということの探求につながっている。

 

私は、そらさんを勉強するために、バトンの場に参加している訳ではない。


私自身は、受容も傾聴も共感もする。


では、なぜ、参加を…?




私は、私という存在の表現として、人を「救う」ということを探求するために、バトンに参加している。

 



存在として、バトンに参加している方々に、どう「寄り添う」のか。

「寄り添う」ことで、私は、相手の人生にどう関わっていくのか。

 

その探求を、私も、バトンの場で続けている。

 

 

 

 

それは、私だけではない。

 

バトンに参加し続ける方々は、皆それぞれ、

自身の存在の表現として、相手を、本当の意味で「救う」ということを探求し続けている。

 

 

 

 

 

 

バトンという場を、あらためて見直してみたときに

カウンセリングの場と、まるで違うという点は、きっと、ここにあるだろう。

 

だから、バトンは、複数人が参加するグループセッション形式なのだし、相手の人生に関わるという点で、ある程度の時間と生活を共に過ごせる、滞在型の拠点 島根:出雲「ヒーリングテラス 蒼穹の想い」が用意されている。

 




そらさんだけ、ではない。

 



みんな、あなたに出会えるのを、待っている。

あなたの人生に関わるために。

 




 

最後に。


そんな出雲の方々と

ここを訪れた方々への人生としての関わり


そして、本当の意味での「救い」を探求する姿が垣間見える、そらさんのブログ記事をシェアする。

 

ぜひ、ご一読いただきたい。

 

Good Job!|人生のグランドデザイン

https://ameblo.jp/sora-ni/entry-12606738168.html

 

 

 

 

 

 

 

 

そら:山本博さんが主催する「本質的な叡智のバトン」は、島根:出雲「ヒーリングテラス 蒼穹の想い」6月20日〜7月5日まで開催します。ご予約は、そらさんのメールアドレスまで。

そらさんのアドレス: healing.sora@gmail.com

 

《そらに》人生のグランドデザイン
https://ameblo.jp/sora-ni/

 

本質的な叡智のバトンについて|《そらに》人生のグランドデザイン

https://ameblo.jp/sora-ni/entry-12417171662.html?frm=theme

 

 

「本質的な叡智のバトン」にはじめてご参加される方のために記事を書きましたので、ご覧ください。

 

①「本質的な叡智のバトン」:はじめて参加するまでのこと

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601278716.html

 

②「本質的な叡智のバトン」:グループセッションに臨むために

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601517384.html

 

③「本質的な叡智のバトン」:本質的な人生へのアプローチ

https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12601742474.html

 

 

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カウンセリングについてはこちらの記事もよろしければどうぞ。

本当のあなたに出会う旅:カウンセリングについて
https://ameblo.jp/fuwarikotonoha/entry-12585409707.html