仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

■仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。

もうだいぶ前の話ですが、わたくしが会社経営をしていたときに、先代の社長(実父)の勧めもあって、以下の電通の社訓であった「電通鬼十則」を朝礼時に皆で唱和していたときがありました。


電通鬼十則

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。



この電通の社訓が世間でもてはやされていたときは、ちょうどバブルの真っただ中のときで、栄養ドリンクのTVのCMで、「24時間、戦えますか」という広告があったり、「地獄の訓練」というネーミングの管理者養成合宿セミナーなどが脚光を浴びていたときでした。

それからバブル崩壊、リーマンショックを経ても電通の企業風土は変わらなかったようです。

苛酷な仕事を課せられた若き女性社員が自殺したりして、この社訓はいまでは電通でも公にはされていないようですし、多くの企業経営者からも過去の遺物のように思われているようです。

さて、現在、コロナ不況で失業者が全国で6万人を超え、さらに半失業(シフト制の就労者の出勤が激減)の方も入れると雇用環境は著しく悪化傾向にあります。

「仕事がほしい」、「仕事を探してもみつからない」等の声をTVでよく耳にします。

仕事は与えられるものという認識が頭に染みついているのですね。

いまこそ、電通鬼十則の第1に掲げられている「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。」を多くの人、とくに若い人に強く自覚していただきたいと願っています。


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

占い教室・占風鐸 田中宏明


★「陳老師の八字(台湾の四柱推命)」のブログへ
(日本の四柱推命とは違う本場の八字とは・・・)


占い教室・占風鐸



田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回(2019年現在)を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸と東京で鋭意教室や個人指導を行っている。