身近な人に対して
「相手が望むようにしてくれないと物凄く腹がたってしまう」
という人に出会うことがあります。
「相手に期待しなければ腹はたたないんですけどね・・」
とため息をついたりしてね。
うーん。それはどうでしょうか。
「人に期待しなければ、相手の言動や反応がどうであっても腹がたたない」
というのは、よく耳にする言葉です。
けれども
それは、いささか極端な考えのように、わたしは思うのです。
期待外れは怒りに直結するものではないからです。
たとえば
誰かに喜んでほしくてプレゼントをしたとき
相手の笑顔を期待しますよね。
そんなとき、その「期待」は相手への思いでもあります。
ところが
相手はあまり喜ばなかったとしたら
がっかりしたり、悲しくなったりするのは当然のことです。
そこに思いがあったのだから。
ただし、それが「怒り」になるとは限りません。
身近になればなるほど
大切な人であればあるほど
「期待」して当然だし
相手が期待通りの反応をしなかったときは
がっかりしたり、悲しくなったりはするのもあたりまえ。
けれども、「物凄く腹が立つ」のは
自分の内から出てくる反応なんです。
言い換えれば
自分自身の中に原因が潜んでいるということ。
誤解のないように付け加えておきますが
それは、自分が悪いというのとは違いますよ。
原因があるのと善悪は無関係です。
自分自身の中に潜む原因については
長くなるので、また明日。











