自由とは「自分に由る」ことだと
友人が言っていて
ああ、ほんとうに!と思いました。
こうすべき、こうあるべき
とか
あなたはダメな人間だ
とか
うまくいくわけがない
とか
世の中には、さまざまな呪いをかける人がいます。
それが親だったりすると
子どもの頃に呪いをかけられているので
なかなか気づかず、気づいても解くことが難しかったりします。
そして、どんなに難しくても
呪いをかけた本人が解いてくれるなんてことは
なかなか望めないことですし
やはり、呪いを解くのは自分自身です。
それでも、大丈夫。
ちゃんと力がありますからね。
自分で選択する力、自由になる力が
人には備わっているのです。
ただ、呪いが強固でくじけそうになったりもしますよね。
わたしは生い立ちがこうだったから
過去がこうだったことは変えられないから
今自分を苦しめている思い込み(呪い)は変えられるわけがない。
この先もずっと苦しいんだ、だって、、こうだったから。
そこにとどまって、ぐるぐるしてしまう
なんてこともあるかもしれません。
だって、周りが悪いのだから・・
わたしが悪いんじゃないから・・
はい、その通りです。
呪いをかけた側が悪いのです。
かけられたあなたは悪くはない。
けれども
その状態は不自由です。
呪いをかけた人に支配されたままなので。
自分自身に選択権を認めていないので。
そして、同時に
自分の責任を放棄しているという意味でも、不自由なんです。
自由とは「自分に由る」ことなので。
(責任とは、なんでも自分のせいにするということではありません。
自分で選択することそのものであり
自分で選択したと自覚を持つこと
自分で自分を認め、引き受けるということです。)
呪いをかけた人に選択権を与え、責任を問い続けることで
自分自身が自由になることから遠くなってしまう。
悪者を裁くことが必要なときもあるのでしょうけれど
裁くことでは、自分を自由にすることは難しい。
裁くことは、自分を自由から遠ざけてしまう。
そんなことを思ったのでした。
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