1994 年に採択されたカイロ国際人口・開発会議行動計画では、リプロダクティブ・ ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康・権利)には、「自分たちの子どもの数、出産間隔、出産する時期を自由かつ責任を持って決定でき、そのための情報と手段を得ることができる」と謳われています。

治療継続か?待機か?

それぞれメリット&デメリットがあることであり、「どちらがよい」と言えるものではありません。

夫婦でよく話し合って決める必要があります。

そのとき夫婦で十分に情報知識を共有しておかねばなりません。あとで「そうだったの」ということにならないよう下記も参考にしてご相談ください。

決めるために必要と思われる情報

  1. 女性年齢(卵子の染色体異常の割合と関係する)

  2. 卵巣予備機能(卵巣年齢、抗ミュラー管ホルモンAMH検査などでの残存卵子数推定)

  3. 現時点で見つかっている原因(問題点)

  4. 現時点での妊孕能(妊娠できる可能性)

  5. 現時点での妊娠可能な方法(タイミング法、人工授精、体外受精)

     

    妊娠治療を待機する場合に影響を受ける可能性があるもの

  1. 加齢による卵巣予備機能低下、卵子染色体異常の増加の可能性

  2. タイミング法や人工授精では、妊娠率低下、流産率上昇の可能性

  3. 体外受精採卵では、発育卵胞数減少、採卵数減少、受精卵発育不良の可能性(融解移植の成績は採卵時の年齢に依存)

  4. 加齢による妊娠中や分娩時の異常頻度増加の可能性

     

                        

下記の記事もご確認ください。

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策(第三版)

学会からのお知らせ(妊娠中の皆さまへ)

日本生殖医学会からの連絡(新型コロナウイルスについて)

JISART から声明が出されています

当院通院中の皆さまへ 20200401

ICMARTからのお知らせ

令和2年度 岡山市 不妊で悩む方への特定治療支援事業のご案内

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