1排卵検査薬を使って陽性反応がでましたが、基礎体温は低いままでした。その後、陽性反応がでてから3日ほどして基礎体温は高くなったのですが、タイミングはどこで合わせたらよかったですか?

2クリニックのLHキットと、市販のLHキット併用でタイミングを取っていますが、ベストなタイミングがいまいち、分かりません。 ピークから36時間以内の排卵というのは分かりますが、タイミングとしてはいつが一番いいのでしょうか?

陰性から陽性まで毎日計っていくと、ピーク前の40とピーク後の40がありますが、説明会では子宮頚管粘液の性質が変化すると聞いたので・・・。 ピーク後の40でもタイミングをとった場合には、精子は子宮内に入ることはできないんでしょうか?よろしくお願いします!

 

A.

  • 下垂体からの黄体形成ホルモンLHは増加(サージ)開始から一日半程度(36-40時間)、ピークから半日程度(12-16時間)に排卵があると考えられます。 

  • 卵子が排卵する前に精子が存在していることが大切です。言い換えると、排卵日に精子が卵子を待ち構えている状態がよいのです。
  • 排卵検査薬が陽性または色が出始めたら、その日から体温が完全に上昇するまで1日間隔でタイミングを合わせると、最も妊娠する可能性が高くなります
  • 卵子は排卵から24時間程度まで受精の可能性があります
  • 精子は射精から2~3時間あれば受精の場である卵管膨大部に達すると考えられ、1日以上待機できる可能性があります

  • 子宮頚管粘液は排卵が終わりプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加すると 精子上昇を妨げるように変化しますが、排卵直後に変化するといったものではありません
  • LH濃度は個人差もあり、また測定した時間によって一日の内にも大きく変動します
  • タイミングをとるという意味であれば、尿中LH40以上が確認できれば、できるだけ早くタイミングをとったほうが良いでしょう
  • 尿中LH検査は、LH濃度が全体に低かったり、サージの幅が狭いといった異常があれば一日1回の検査では分らないことも想定されます。そういった場合には1日2回検査することも考えられます
  • 「排卵にまだまだの早い時期」や「排卵が終わってから」検査を開始しても無駄になってしまいます
  • 過去の基礎体温表、透明で糸を引く帯下などを参考にしてLH検査をスタートするのが良いと思いますが、周期によっても異なりますので、診察で超音波検査などを受け医師の指示のもとに検査を開始するのがよいでしょう
  • 月経終了後から排卵日まで1~2日おきに、複数回のタイミングをもつことができていれば、必ずしも排卵検査薬の必要はなく、 3周期以内に妊娠成立が一般的です。妊娠を希望されている場合には早目に受診することをお勧めします。