先日、アメリカで発表された長期研究に、失活歯の予後評価がありましたが、
失活した歯の予後は平均で10年、うまく治療を行えば20年程度という事が出ていました。
人生80歳以上を目指すならば、歯髄温存はしておきたいですよね。
歯髄処置をすると歯の寿命が短くなってしまいます。
できるだけよい歯並びで虫歯ゼロを目指したいものです。
先日、アメリカで発表された長期研究に、失活歯の予後評価がありましたが、
失活した歯の予後は平均で10年、うまく治療を行えば20年程度という事が出ていました。
人生80歳以上を目指すならば、歯髄温存はしておきたいですよね。
歯髄処置をすると歯の寿命が短くなってしまいます。
できるだけよい歯並びで虫歯ゼロを目指したいものです。
すぐそこまで迫ってきています!
マスクの無い生活で最も注目されるのが、
まっ白に輝く綺麗な歯!
これ、とっても大切ですよね。
今までは、新生活に入ってもお互いマスク生活が定着していたために
口元が全く見えず、
この人ってどんな人なんだろう?と想像されつつ
お付き合いしてきた多くの人の好奇心の目が
ついつい向いてしまうそのタイミング、
それがマスク無し生活が開始した頃に必ず訪れます。
今までは、目周りのメイクだけで
新天地でのイメージを固めてきた貴方も、
マスクを外して口元の動かし方や
スマイル時の歯の見え方を観察されちゃうことになっちゃいます。
スマイルの印象はとても強烈なため、
歯に悩みがあると
そういう視線は強いストレスになるでしょう。
そこで、
綺麗で真っ白な歯の素敵なスマイル!!
これを簡単に作り出す方法があれば・・・・
という願いを割と手っ取り早く叶えてくれる手法が、
審美歯科治療ですね。
ところが、
ごくごく一般的な審美歯科治療は、
貴方の健康な歯を治療によりグルリと大きく失ってしまい
非常に侵襲性の高い治療になることがほとんどでした。
メーカーさんが出す形成(歯の削り方)のお手本の画像のように、
非常に上手に形成してもらえてこのような感じに。
あんまりうまくなく形成されてしまうと、あ~あこんな感じに。。。
大切な神経も抜かれてしまい歯自体が20年もつのか?という状態になってしまいます。
そこまでして
まっ白な歯で素敵なスマイルを求めるのか??
セラミック矯正やクイック矯正というような
セラミック冠で行う審美歯科治療法については
歯科医の中でも評価や考え方は極端に分かれてしまう荒業的な手法ですね。
更に、中には、様々なご事情から
こんな宣伝や体験動画まで目にするようになってきました。
もちろん、世の中には
様々な需要があり、
個人個人社会的背景、経済状態、時間的余裕、お口の状態・・・・・・・
色々な多様なご事情がありますから
ご自身がしっかり考えられた上で
この歯科医ならば一生涯お願いできると選択され(インプラント治療の場合特に)
その選択に十分満足された上での
動画投稿に繋がっておられるのですから
この方にとってよい治療選択をされたという事になるようにも思います。
このように、一見健康そうな歯があってもお口全体で考えるとそれを感染源と見限り
すべての歯を抜いて骨にインプラントを入れて
人工物で歯茎ごと一気に置換してしまうという方法を
推奨したり選択されるという方まで世の中には幅広くおられるのですから、
審美修復のために
歯髄くらいは抜いちゃってもいいよねと考え選択される方がおられても
それはそれでご本人が納得されて選択されているのであればよいのかもしれません。
人生色々な選択肢がありますから
ご本人の知識、経済状態、時間的制約、医療ニーズによって歯医者さんを色々選択していただければよいですよね。
ただ、
私の個人的な考えや好みでは、
歯はできるだけ削りたくないし、
歯をできるだけ抜かずに
80歳過ぎまでできれば一生涯健康なご自身の歯で素敵なスマイルでいたいと考えられる方、
そんな方とご縁を大切につないでいけたらよいなと希望しています。
歯を感染源ととらえて必要以上に早期に抜歯してしまったり、
早期に歯の神経を抜いてしまったり、
必要だからと言って大切な歯のエナメル質を失う必要のある
歯科治療を選択する前に、もっとできたことはなかったのか?
もっとできる歯科治療法はなかったのか?
ないならば作っていかないとという思いで
歯科医をやっています。
一旦、削られてしまった歯は、
一般的な歯冠修復治療の寿命が平均7年~10年程度
(もちろんそれ以上不満なく経過するケースもあります)という
研究結果を基にすると
何度も何度もそうそう気易くやり直せない大変な治療を早期に選択してしまったような場合は、
もしかしたら将来的に後悔に繋がっていってしまうかもしれません。
フルセラミック冠の治療はそういうリスクがあることを十分に知っておいていただき、
その上で選択される必要があるでしょう。
1本2本のセラミック冠治療ならばまだしも、
6本、8本、12本、16本とこういう治療を若いころに万が一選択してしまうと
後々の治療選択肢は非常に限られてきてしまい、
将来的に歯を失い、
オールオンフォーなどの非常に大掛かりな歯科治療法が最後の手段として選択肢に上がってきやすくなるでしょう。
歯をすべて抜いて人工物(インプラント)に置換してしまう歯科治療、
そういう治療は保険が効きませんから、
片顎100万円~600万円といういい値の世界の治療です。
また高いからよい治療という保証は全くなく
入れてからが治療の始まりと言われていますから
すべての歯や必要でない骨部や歯肉を取り除く大掛かりな治療後1日ですべての歯が仮の状態で入ったとしても
最終修復物を入れるまでに結構細かい調整の繰り返しがあり、
毎日のお手入れ、定期的なメンテナンス通院、
また、病気になったときにどうするの?等
不安も大きい、もちろん経済的な不安もずーっと付きまとってくる究極の治療の決断を要求されるでしょう。
そこに至るまでに相当歯にご苦労された過去の経験があってはじめて
選択できるような治療になっちゃいますよね。
そういう選択をしなければならなくなる以前に
もっとライトな治療ってなかったのか?
もっとできることはなかったのか?
歯医者嫌いにならない治療はなかったのか?
そういうことを毎日考えて歯医者をしています。
*******************************
私の叔父の話になりますが、
彼は戦争経験世代の大変ガタイの良い人でしたが、
30年以上前に
豆腐も噛めないほど痛みが強かったグラグラになった末期の重度歯周病の上下すべての歯を抜歯して
すべてをインプラントに置換し人生を謳歌することに成功しました。
治療費は、30年以上前で500万円だったと聞いています。
大変羽振りのよい方でした。
オールインプラント治療に入るまでに
徹底的なお口の講習を受けて
歯磨き指導も徹底して行われていました。
それにより生活習慣や価値観も大きく変わる契機になったはずです。
遠方でお互い忙しかったので滅多に会う事はなかったのですが、
食後は徹底的に歯磨き歯磨きの毎日で(歯はないのですが、人工物にもつくバイオフィルム叢が悪化すると
インプラント周囲炎に繋がっていくため毎食後しっかり磨く必要があります。)
そんな優等生のような生活習慣を身につけることが出来るなら
歯周病が酷くなる以前から歯磨き習慣を身につけることが出来ていたならば
歯周病にならずにご自身の歯で過ごすことが出来たのでは?
これが当時歯学生から卒直後だった私の持っていた感想でした。
治療が終了してもずっと定期的なメンテナンスにも通院している優等生だと
何度かその後の自慢話を伺っていました。
とにかく、合えば、常に歯ブラシをもって歯を(インプラントの上部構造ですが)磨いておられた印象があります。
(遠方でしたから滅多に会う機会はなかったですけどね・・・)
もちろんメンテナンス費用も30年間ずっと高額(自費)です。
更に途中で1本折れましたから酷く怖い思いをしつつ再治療が必要で
更に数百万円か追加したのではないか?と想像しています。
(その後の治療費の詳細を聞いてない為あくまでも推測です)
その叔父も私も年を取り
人生を謳歌していた叔父は割と早期に認知症にもなり
遠方の(とはいえ自宅とは同じ市内)主治医のところまでの通院が徐々に困難になり、
徐々に体調も崩しがちになり、
全身管理が必要になることが度重なり入退院も繰り返すようになり、
途中で転倒して前歯の修復が欠けたのですが(幸いにも欠けで収まった)
他の歯科医は大物のインプラント修復が入っているという事で受診も受け付けてくれないし、
もちろんの事インプラント治療を行った当の歯科医院では往診もしてもらえない・・・
しかも認知機能が低下してきても
肉が食べたい肉が食べたいと言い続けたとも聞いています。
とにかく大物のインプラント全額治療の治療選択に至るような方というのは
非常にやんちゃな方が多いのですが、まさにその通りの人生を送られ
最期は自己免疫疾患も患ってしまい
点滴が腕から不能となり首からの輸液で延命を図っていましたがそれが誘因で
インプラントと共に生涯を閉じられました。(平均寿命程度でした)
まあ、人生の幕が閉じられるまでインプラントとその上部構造を口腔内で機能させ続けられていたのですから
やんちゃな人生にあのやんちゃな治療選択が本当によかったのだろうと思います。
想像ですが、結局は家1軒分の金額を結局歯に使われていただろうと思います。
(主治医は患者より早く爺さんになっていたはずで、
代替わりして歯科医院が継続診療できていたのか?という疑問もあります)
遠方で滅多に会うことがなかった叔父の事ですから
実際どういう事が良くて何に困ったのか?あいにく詳細は知りません。
生前にもっともっと尋ねておけばよかったなあ~と今となって思います。
インプラント治療を受けた後は、
患者さんとしては非常に優等生だったのではないか?と思います。
その努力があって30年以上過ごせたわけです。
******************************
そういう究極の歯科治療を選択する必要性が生じるず~~~っと以前の選択肢。
非常に軽い悩みの範疇になるのかもしれませんが、
冠による歯冠修復を選択するのか?
一般的なべニアの治療を選択するのか?
スーパーエナメルを選択しておくのか?
術前矯正も行うのか?
ホワイトニングにしておくのか?
レジンでカモフラージュしておくのか?
という場合でも
患者さんの多くが様々な葛藤をもたれ
疑問と不安の中におられることを
私達歯科医療スタッフは常に十分理解しています。
個人的な考えで
補綴の指導医や認定医の歯科医からは
一笑に付されてしまうでしょうが、
もしも、
最初の段階で選択可能なのであれば、
私ならば私を選んで来院してくださった方には、
できるだけ歯を削らない治療の選択肢をちゃんと用意しておきたい。
その選択肢こそが
将来的な歯の長期保存に繋がっていく。
そう考えて
歯をできるだけ削らずに綺麗で真っ白な歯のスマイルを
作る治療法スーパーエナメル®の改良を約10年続けてきています。
この歯をできるだけ削らない極薄セラミックべニア審美歯科治療の
選択肢は、
ハイブリッドレジン、
e.maxなどの二ケイ酸リチウム系ガラスセラミック
のバリエーションで終わらず、
最進化系の
インフィルトレーションテクニックを駆使した
カスタマイズドカラードジルコニアのZR、
更には、光学スキャナーデジタルデザインを反映したモノリシックジルコニアの
DIまで
どんどん進化を遂げてきました。
更に、
今回、
この事業なんと3度の補助金採択のお蔭もあり、
(多くの日本国民の期待を背負って革新的事業構築をさせていただいております)
この歯をできるだけ削らない付け爪感覚の極薄べニア治療
「スーパーエナメル®」を
何回でも気楽にやり替え可能にする
べニアを除去できる特殊なライトタッチレーザー
この非常に秀逸な機器も無事設備導入することが出来ました。
(設備導入しすぎてますからもう事業費スッカラカンです。
手続きの都合上、補助金はなかなか入ってきませんから通帳は今寂しすぎる状態)
大学の補綴科で診療していた頃に、
テトラサイクリン歯の男性の長年の審美的なお悩みを改善するために
当時まだこの治療法の欠片すら出来なかったので、
歯を自分なりに丁寧に削らせていただいて、
象牙質と歯髄を騙しだまし削って(もちろん当時はエナメル質など残せるわけもなく)
歯冠修復を行ったのですが、
結局、後から歯髄症状が出て数本が抜髄に至ったという全くダメダメな結果になったケースを経験して以来
ず~~~~~~~~~~っと
ず~~~~~~~~~~っと
ず~~~~~~~~~~っと、
歯を過剰侵襲するのではない
全く新しい審美歯科治療法を
求めてコツコツとやってきましたが、
やっとここに来て
完成型が見えてきました。
この技術が可能なのは、
非常に優秀な技工士さんとタッグを組めている事に尽きます。
世界のテクニシャンに数多くレクチャーしてきたこの分野の実力者、
アメリカで修行を積んできた実力者、
日本の審美歯科の先端を走っていた実力者、
この3人の巧みな技の結晶が
現在提供されているスーパーエナメル®になっています。
(過去のスーパーエナメルには
別のテクニシャンの作品も含まれています。
チームは随時選別されてきました。
もちろんですが、
現在のチームが最高のチームです。
(その代わり治療費もかなり高級になってきています)
全国の加盟歯科医院でも
この匠のテクニシャンの渾身の作品である
スーパーエナメル®をご提供可能にしてあります。
(スーパーエナメル加盟歯科医院ではスーパーエナメルを選択してくださいね。
スーパーエナメルではない安価な技工物の提供を並行で行っている可能性はゼロではありません。
念のために必要ならば確認してください)
これから明るくマスク無生活になっても
ご自身の大切な歯の表面にペタリと貼られた
まっ白で悩みの少なくなった素敵なスマイルで
思いっきり歯を見せて
明るく笑える楽しい人生を
送ってください!!
加盟歯科医院全体で、
貴方の明るい人生を
サポートしています!
スマイル!スマイル!スマイル!
思いっきり笑いあいましょう!!
2022年現時点の
全国の加盟歯科医院はこちらです。
高い評価をいただいておりますスーパーエナメル®
歯をできるだけ削らないタイプの極薄タイプのべニア治療です。
こちらの説明用冊子は現在2タイプありますが、
青冊子がわかりやすいと多くの歯科医院様から評価していただいております。
その動画を以前からネット上にアップしておりますが、
ページのめくり方が早すぎて字を読みづらいというお声があったため
ゆっくりとめくる動画も作製してみました。
ゆっくりと見てみてください!
これらの説明用グッズは
全国のスーパーエナメル加盟歯科医院で
利用されるためのものです。
当院の場合、
開発当初はイボクラ社のe.max pressですべての製品を作製していました。
e.maxは二ケイ酸リチウム系のガラスセラミックです。
ネット上の動画でbefore&afterの写真をアップしていますが、
それらのほとんどは歯の形態を全く修正せずに製作されています。
歯茎のラインを整形するなどの術前処置を併用していないものが
ほとんどの為、スーパーエナメルの形がご本人の歯の形を一回り大きくした類似型になっているものが
ほとんどになっています。
実際に当院で行っている治療のステップは
青冊子の説明の流れの通りなのですが、
そうはいっても
それぞれのステップには
更に細かく精密なステップを確実に積み重ねていき作製する必要があります。
そうでなければ歯に隙間なく綺麗に接着する治療はできません。
このようにe.maxはどちらかといえば透過性が高い素材ですから
貼り付けの際に下地になるご自身の歯に色むらがあったり
出来上がりの歯並びとの厚みのムラがあったりすると
セメントの透過性や色で微調整を試みても
仕上がりのスーパーエナメルスマイルの色ムラが気になってしまう場合がありましたから
新たにジルコニアで作る
スーパーエナメルZRというラインナップを発表しております。
昨今は、このジルコニア製品であるZRが大好評です。
モノリシックジルコニアに焼成する前に
色を浸透させて作製する大変技術力の高いジルコニアべニアは
極薄ジルコニアでありながら天然歯の色調を再現しており
透過性を低下させつつ天然歯に酷似しています。
とても素晴らしい製品ですが、
この天然歯の色調までは要らない
もっと単純で簡便な方法で真っ白かややナチュラル色どちらか2択のジルコニアで作ってくれればよい
というご要望にもちゃんとお応えするために
歯の型どりから単純化した
スーパーエナメルDI (CAD/CAMタイプ)のご用意もあります。
こちらはベタな単色のジルコニア製です。
(透過性は2パターン
Hollywood(ハリウッド)=真っ白な新庄みたいなイメージのものと
natural(自然色)=やや透明感がある普通の歯に似たタイプがあります。
治療費はこちらのほうが当院では高額ですから
加盟歯科医院でも高額提供になってしまうかも・・・)
それぞれ製作ステップが異なってきますから
各加盟歯科医院で
どのタイプで治療可能なのか?等は
ご相談されるのがよいと思います。
専属のコーディネーター(私の歯科医院では歯科衛生士資格がある女性)が
豊富な症例実績を基に一緒に選択を手伝ってくれます。
基本的に
歯科の自費治療全般に言えることですが、
人件費、固定費等が高額なエリアでの
自費治療は田舎の歯科医院での治療より高額でご提供される傾向があります。
各加盟歯科医院は加盟してスーパーエナメル®を取り扱える権利を持っているだけで
それぞれが独立した歯科医院ですから
治療費もステージングも各医院で異なってきます。
そのため仕上がり具合も多少の異なりが生じます。
製品の製作元は一緒でも
それぞれが個人の歯型の採取程度に応じた個別製作品ですから
採取された歯型以上の精度や出来のものは作製できませんので
同じセラミストが製作しても
多少異なった仕上がりになってきます。
歯科治療はとても奥が深い治療ですから
青冊子の説明はイメージとしてとらえていただくためのものであることを
十分ご理解いただいたうえで
全国の加盟歯科医院で
上手に仕上げていただければと思います。
スーパーエナメルを受けられる前に
術前矯正で
安定した臼歯の咬合と
天然歯での顎運動のガイド、
ある程度綺麗な歯並びを獲得されておくことは
仕上がりにとってもプラスに働きます。
スーパーエナメル®などの歯を削らない極薄べニア治療と
インビザラインでの矯正治療は非常に相性がよい治療といわれています。
スーパーエナメル矯正という方法もございますが、
歯の厚みが不自然になる場合がしばしばありますから
歯の位置を良い位置に術前矯正されることは
非常に良い選択です。
それぞれの加盟歯科医院で
しっかりご相談してみてください。
全国の加盟歯科医院は
こちらをご参照ください。↓↓↓
かなりのジェネレーションギャップがあるかもしれませんが、
昭和40年世代にとっては
堀ちえみさんは永遠のアイドルですよね。
当時人気職種だったスチュワーデス訓練生の物語「スチュワーデス物語」で
「ドジでのろまな亀」と自認する主人公役を演じたアイドル歌手。
番組を覚えている方は多いのではないでしょうか?
ご高齢の方や若い方は
何?それ?知らないというかもしれませんがね・・・
とにかくがむしゃらに頑張れば夢が叶うと信じる
純粋な目をした若者達が多かった当時、
堀ちえみさんのキャラクターは役にどんぴしゃりで
毎週TVを見ていたという人が多かったように思い出します。
その彼女も
芸能界の浮き沈みを経験したり
私生活では7人の子宝に恵まれる等(実子は5人だそうです)
凄くバイタリティー溢れる生活を送られていたようですが、
近年一番の話題になったのが、
舌癌と診断を受けた後のブログ発表でしたよね。
当時、52歳。
まだまだこれから御活躍というご年齢で
当初は口内炎という診断を歯科医院で受けていたそうですから
この悲報は日本中の人に舌癌の怖さを再認識させたように記憶しています。
2019年2月に舌がんで舌の6割を切除したそうですが、
確定診断を受けて外科手術を受けるまでの経過では
治りにくい口内炎という認識と歯科医による当初診断があったようです。
口腔がんは、自分自身で見ることが可能な数少ないがん発症部位です。
自分でチェックする際は
こんなことに気をつけてみてください。
ここにも書かれているように、
がん全体に占める割合が1~2%と割と少ない癌ですから
口腔がんの検診を実施している自治体は、ほぼないのが現状です。
歯科医院を受診して相談していただいたり
歯科の検診やメンテナンスの際に
発見されることになることが多いでしょう。
癌としては罹患する日本人が非常に少ないので
検診を広報されることは今までほとんどありませんでした。
とはいえ、
お口の中に癌が出来てしまうと
生活に大きな支障を生じますし、
手術もその後のリハビリもとても大変になります。
舌癌は口腔癌の中では多い部類に入っていて
舌の両脇に発症するケースが多いです。
歯並びが悪いとか、不良修復物があるとか、入れ歯などで刺激を受けやすい部位ですからね。
そのほか歯茎や頬の内側、唇などにも扁平上皮癌は生じます。
喫煙や過度の飲酒、合わない入れ歯などが主な原因とされ四十代から増加し、
男性が患者の六割を超えるという事です。
海外で若い人の場合は性感染症を疑う場合もしばしばあり
全体の10%程度がヒトパピローマウイルスが原因になっていると
教えられていたりします。
上記引用記事内にもありますが、
アメリカでは過去、性に開放的な事情から(貞操な妻でもお相手の行動によるし、その逆もあります)
口腔癌の発生が問題視されたのが早かったので
国を挙げて口腔癌撲滅を目指し
癌スコープによる口腔癌の早期発見早期治療が進んでいます。
そのおかげで日本より罹患率、死亡率共にどんどん低下してきています。
国民の意識付けが非常に有効という事が言えると思います。
堀ちえみさんも
舌がんと食道がんを克服された
がんサバイバーとして
啓蒙活動を積極的に行ってくださっています。
キャンサーギフトという考え方がありますが、
がんに罹患した経験をその後の人生に前向きに生かすという
芯の強さは
かつてのドジ亀だけど常に前向きひたむきに全力で生きている
スチュワーデス物語の主人公を地でいっているようにも感じられ
多くの人から尊敬と熱い応援を受けておられます。
現在、歯科では口腔がん撲滅運動という事で
レッド&ホワイトリボンの普及や
11月の検診の普及など
様々な取り組みが行われるようになってきています。
私も約10年前にアメリカのDEN-MAT社主催のルミネアーズセミナーに参加した際、
ルミネアーズとSNAP ON SMILEだけでなく
口腔がん早期発見装置である
ベルスコープという光学発見機器のセミナーを開発者から受けました。
当時はまだ堀ちえみさんが舌がんになっていなかった時ですから
日本での話題性は低かったですが、
当院でも舌がんを発見して岡山大学病院にご紹介した患者さんがおられたり
逆に大学病院から外科後のメンテナンスを紹介していただいたりといったことがありましたから
岡山でも50代以上の方で
喫煙習慣や飲酒習慣がある方には案外身近な病気なのかもしれません。
がんに至らずとも
前癌病変である白板症の方も
義歯使用者で見ることがあります。
粘膜面が常によい状態であることは
口の中だけではなく
その下に続く腸管にとってとても大切なことですから
心配だな~という事があれば
歯科医院でよく診てもらうのがよいと思います。
当院には口腔外科医の担当日がありますから
必要があれば拝診させていただいております。
さて、
前置きが長くなりましたが、
実はここからが本題です。
壮絶な舌がん手術と移植術を受けられた
堀ちえみさんが
術後経過とリハビリについて
報告してくださっていたので貼っておきます。
是非、読んでみてください。
ここで登場したのが
ペコぱんだ なのです!
このペコパンダは口腔機能低下症の方や
小児の口腔機能獲得不全症の方へも
非常に高い効果が期待できるグッズとして
多くの歯科医院で利用されている
とっても可愛くて素晴らしいグッズになっています。
舌の上に乗せて
舌を挙上させて口蓋に押し付けることで
ペコっという凸部が変形する際の音を自分で確認することができるという
非常に単純な装置なのですが、
各段階に分かれていて
軟らかいものから硬めのものにステップアップすることで
無理なく舌の機能を向上させていくことができる装置なのです。
「(最初は)そのいちばんやわらかいのができなかった。
それがどんどん硬くなっていくのをクリアして、
1日5回からだんだん増やして、15、20回って退院してからも続いて。
舌圧を鍛えることは飲み込みのためでもあるけど、
おしゃべり、話す言語の訓練にもなるということで、
しばらく続けてやっていました。」
さあ、あなたはどの硬さから可能でしょうか?
歯科医院では更に
より多彩なステージングのペコぱんだ🐼を販売いたしております。
ゲームの攻略のような感じで
どのステージングを何回鳴らせるか?
記録更新に励むと
知らず知らずのうちに
舌の可動域アップ、筋力アップが
虫歯の発生を防ぎ、
口臭を防ぎ、
舌の上にカビや紅斑が生じるのを防ぎ、
鼻呼吸を可能にし、
美人で小顔にチェンジしていけるのではないでしょうか?
口腔乾燥症もなくなって
お口の中が潤って
皮膚のカサカサがなくなって痒みも少なくなって
塗り薬や飲み薬からも脱却できるかもしれません。
舌のトレーニングを行う事に対してデメリットは何もありません。
ステージングの低い軟らかい装置から1日5ペコから開始して
30ペコペコできれば
次のステージに楽々進めるようになるでしょう。
ペコ!ぺこ!ペコ!ぺこ!ペコぱんだ~~~🐼🐼🐼
お食事をする体位での舌挙上訓練がうまくいくならば
出来れば上を向いて寝る姿勢でも
ペコペコ鳴らしてみてください。
仰向けに寝て5ペコから開始して
10ペコ20ペコ30ペコとペコペコペコペコ舌をしっかり挙上できるようになれば
睡眠時にも舌が口蓋にくっついていて
気道を閉塞せずに睡眠できるようになるかもしれませんよね。
そうできれば
血圧は正常になりますし、
お漏らしやオネショがなくなって
トイレに夜間起きなくてもよくなります。
手足の冷え性もなくなり
抹消までヌクヌクと温かく睡眠を維持できるようになります。
いびきをかかなくなって
寝返りが減り長時間熟睡できるようになります。
正常なノンレム睡眠が可能になると
脳の不要物の排泄がうまく出来るようになりますから
認知機能低下の進行を遅らせることになり
頭がスッキリと晴れ渡るようになって
日中のパフォーマンスが向上します。
仰向けになり長時間よい呼吸を鼻で続けながら
多少顎が上がってもよいですから
ペコペコペコペコと訓練を続けてみてください。
舌の機能って美容にも とても大切ですが、
それ以上に健康のために とっても大切です。
摂食機能、嚥下機能、
会話、口唇閉鎖、自律神経、呼吸等様々な問題に関わっている舌の位置
舌に力や伸びがなくなって
だらりと下がっていたり
小さく丸まっていると
健康的な生活は営めません。
舌の機能がお口の内部の状態に合致して
よい状態を作れているのか?
不十分な状態の場合、
それを何で機能亢進させるのか?
このペコぱんだは
口腔機能を向上するために非常に有効です。
貴方も
貴方のお子さんも
貴方のお婆ちゃんもお爺ちゃんも
貴方のパートナーにも
それぞれ1セット購入して
毎日舌の筋力アップ、機能向上を
目指して
是非使ってみてください!
外科矯正をした人や
矯正治療で歯並びを良くしたけど後戻りが不安だわ~という人にも
お勧めです。
もちろん、口腔を大きく切除して機能低下が大問題になっている方のトレーニングにも使われています。
こういうものを利用したり様々な訓練を経て
堀ちえみさんは
今後はまた歌手としてライブ活動を再開されるそうです!!!
本当に凄い方ですよね!
多くのがん患者さんの希望の星として
これからも健康に気をつけて無理がない範囲で
末永くご活躍くださいますように
応援しております。
舌の6割を失って皮弁をもってきて再建しても
歌手として活躍されようと頑張って日々努力をされている。
眩しく輝いて見えますよね!
皆さんも
舌の動きが悪いからといって
決してあきらめることなく
歯科医院で
口腔機能訓練の各種をご指導しておりますので
一緒に頑張ってみませんか?
諦めずにステップを踏んで
一歩一歩前に進んでいきましょう!
ちなみに、当院にはベルスコープは導入していません。
口腔外科の専門医は
口腔がんの見極めの専門家ですから
そんな装置は要らないのです。
一般開業医が行う検診のお役立ち装置として販売されている装置です。
(検診後の確定診断は口腔外科を受診していただくことになっています)
歯医者さんの治療で一番嫌な治療は
深くまで進んだ虫歯の治療でしょう。
虫歯は早期発見早期治療をしていれば
そうそう悪くならないのですが、
発見が遅れると治療は大変になります。
日本の場合、保険治療で早期虫歯治療で終われる場合は、
虫歯の大きさによって(窩洞という概念)、単純窩洞と複雑窩洞の2パターンです。
自己負担金3割負担でだいたい1,500円くらいで即日終了可能です。
エナメル質の範囲内の浅い虫歯では削られても全く痛みがありませんから
麻酔も不要ですし、
治療は単純で綺麗に仕上がります。
エナメル質は接着修復が簡単に可能なため
治療難易度が非常に低く
誰がやってもトラブルが生じにくい治療になり安心安全な治療です。
ところが、エナメル虫歯のうちは
経過観察をしましょうねという場合があります。
患者さんが虫歯になっていますよと歯科医院で指摘されて以降、
歯磨きの仕方を丁寧に行うようになり
歯に段差や穴や凹みが多少出来ていても
器用に汚れが溜まらないように歯ブラシの毛先を当てられるようになった優良な患者さんであった場合、
汚れが溜まらない部分の歯面は虫歯菌の繁殖の場となっていないために
経過観察で終わることがあるからです。
また原因が細菌由来ではないのかもしれない単純な酸触の場合(虫歯と総称されている場合がある)でも
原因となる酸の滞留がなくなり歯面が硬化してきている傾向が認められれば再石灰化の可能性ありで
経過観察にして治療介入しない場合があります。
ずっと通院している歯科医院があればそこの歯科医院では
歯磨きの様子や歯質の変化を定期的に確認出来ていますから
このままうまく管理ができるならば治療はしなくてよいですよで終わってしまう場合があります。
別の選択としては、
やっぱり穴や凹みが出来ていてそもそもそんな状態になってしまうような管理が行き届かない部位であれば
さっさとエナメル質虫歯のうちに平滑に穴埋めしておいてもらったほうが
後々まで気兼ねなく安心できるという理由から
ラポール(歯科医院と患者さんとの信頼関係の構築)が出来上がっていない歯科医院での場合
危ない芽はまず潰しておき定期的な管理に入るほうがよいので即治療しましょうと勧められる場合があります。
エナメル質虫歯は、例えれば道路にできたアスファルトの穴のようなイメージですから
穴はいずれ大きく進行していくし劣化してきている脆くなっている歯質はエナメル質虫歯のうちにさっさと穴埋めしてもらって
平滑面にしておいてもらったほうがありがたいと考える人のほうが多いです。
しかし、時には充填物の接着強度を高めるために新鮮面を出すために「歯を一層削って」という説明に
恐怖を感じられる過剰に神経質な方もおられますから
この段階では患者さんの希望が優先されることが多いです。
一般的には
脱灰しやすい部位(歯面ガサガサで荒れ果てていて細菌が住み着きやすい場)であることは
間違いないので神経質に歯磨きし続ける気の遠さを選択するより
穴埋めておくほうが安心でしょう。
穴が開いたり凹みが生じると虫歯は基本進みます。
台所やふろ場の掃除を真面目にしたことがあれば想像しやすいでしょう。
凹んでいるところには汚れが溜まり日常の何気ない掃除では落とせなくなりますからね。
エナメル質虫歯を見逃してしまうと
次は象牙質まで虫歯が進んで掃除ではどうしようもなくなってきます。
象牙質の構造は細くて長いチューブの集合体のような構造です。
エナメル質のように緻密な構造物ではありませんから細菌入り放題になっていきます。
(上図青は細菌ではありませんがイメージ図として貼っています)
実際には健康な方は象牙細管という管の中には歯髄側の象牙前質といわれるところにある
象牙芽細胞から突起状の細胞質が伸びている(トームス突起)ことがわかっていますから
そうそう容易くお口の中の細菌が出入りしている入り放題というほどの状態ではないはずです。
また歯髄側からは6mHg~20mHgの水圧がかかっていますから
弱った身体や栄養障害による浸透圧の変化の有無がバリアーの強度を左右しているのではないかと思います。
甘いものを好んで食べているとバリヤーは弱くなるように思いますし、
細菌の増殖も盛んになるでしょう。
急進性虫歯にならないように食生活には気をつけていただければと思います。
口腔病理学的にはトームス突起は割と簡単に消失してしまう場合があることが示されています。
無くなった場合歯髄側から管内に好中球や好酸球が遊走してきていたり
時には赤血球も遊走してくるようです。
外部刺激へ応答しているのでしょう。
歯のバリアー(石灰化)が弱まるとエナメル小柱間隙が広がることもわかっており
外部刺激は象牙質に到達していて
更に象牙細管の障害を引き起こし
歯髄に軽度の炎症を誘発することもあるようです。
知覚過敏とかホワイトニングの際の歯の痛みは歯のバリアーの脆弱な場合に起こるでしょう。
エナメル質では小さな凹みとしてしか認識されていない虫歯でも
一旦象牙質に至れば内部で大きな病変になって細菌が大繁殖して
虫歯がどんどん進行しています。
こうなったら歯髄処置が必要になってきて
治療がとても大変になってしまいます。
深くなってきた虫歯(C2)も段階がありますから
早期発見早期治療ができれば歯髄を残すことが可能になります。
歯の歯髄を取り除くと
歯は数年後に破折して抜歯が近づくことになります。
定期健診をずっと継続していても
抜歯になる理由の第一位は絶対的に歯根破折です。
歯を失う原因は結局は歯根の破折です。
定期的な検診を受けていない人は歯周病で歯がグラグラしてしまい抜歯になることも多いですけどね。
歯根破折する歯のほとんどは失活歯ですから
歯髄処置が必要になるまで虫歯を放置しておくと
結局は
歯を失う事に繋がっていくのです。
それではどの程度の深さの象牙質虫歯まで歯髄を残せるのか?
ですが、
象牙質の3/4に達していない虫歯までとされています。
それ以上進行している虫歯の歯髄保存治療は博打バクチになってきます。
誰が何を使って治療しても100%歯髄炎に進行する可能性0には なりません。
一時的に虫歯の進行を止めることができても
最終的に痛みが出て歯髄を取る必要が生じることがしばしばあるようになり
その確率も時期も予測できなくなります。
大抵の場合、歯髄炎の症状はジワジワ生じても痛みや不快症状を感じるため
患者さんから大いに恨まれることになります。
それでとりあえず即抜髄と決めて治療を行う歯科医院が結構多いのです。
結局歯を抜くことになる主因は歯根破折ですから
歯根破折の原因になる歯髄除去、抜髄を回避して
少しでも延命してあげたいと
多くの歯科医は実際には願っているのですが、
患者さんから
後に治療したはずの歯が痛みはじめて
先生が虫歯を取り残したんじゃないか?とか、
先生の治療がヤブだったんじゃないのか?と
疑われたり恨まれるのも嫌だなあ~という事から
抜髄してしまうあるいは断髄する歯科医も多くいます。
どういう虫歯が
抜髄までしないといけないのか?
歯髄温存ができるのはどこまでの虫歯か?
歯冠部歯髄温存は駄目でも根部歯髄を残せるのか?
何を根拠に診断して治療術式を決めているのか?
その説明にはA4版に160ページ以上の説明が必要になります。
詳しいことは以下の本がとても参考になると思いますから
(歯チャンネルの井野先生お勧めの本)
気になった方、歯医者の治療に不信感を抱いた方は
購入してみてください。
きっと歯医者ってこんな事を考えながら
自分が作ってしまった虫歯を治す為に色々頑張ってくれていたんだなぁ~と
霞が晴れるではないかと思いますよ。
治る歯髄 治らない歯髄
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12,375〜31,420円
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12,000円の安い本で
わかりやすくカラー写真がたくさん載っていますし、
論文の引用もあります。
これでもまだ少ないくらいです。
病理学的な日本論文からわかっていることなどももっともっとあります。
残念ながら深い虫歯治療を頑張ってもらったにも関わらず、
歯髄が残せず根管治療が必要になった人には
この本がお勧めです。
写真とエビデンスで歯種別に学ぶ! 歯内療法に生かす根管解剖
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15,400〜44,660円
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14,000円の歯科にしては安い本で更にかなり充実した内容です。
一般の方がまず見ることがない歯根のカラー写真がたくさん載っています。
細菌感染はどこから生じるのか?
身体の中からってことは滅多にないですから
ほとんどのケースがお口の中、
あなたのお口の中に住む細菌が
固くてとても頑丈なはずのエナメル質・象牙質の厚い厚いバリアーを
超長い年月かけて侵食して
歯の内部にどんどんどんどん進行していき
最終的に歯髄に進み
更に歯髄は細菌と闘おうと各種免疫系を駆使して戦ったのですが
(この時が痛いんですよ)
歯冠部歯髄から下に下にと どんどんダメになっていって
最終的に歯髄が死んでしまう・・・
でもね。
歯根は歯並びが悪い人や顎が狭い人の場合圧平されたり曲がったりしつつ
小学生頃に作られますから(奥のほうの歯は大人になるまでに)
その内部の根管も更に複雑になってますからね。
それを綺麗に清掃して生涯問題を起こすことなく機能させ続ける状態にするには
歯科医の技術力がとても必要なんですよね。
素直な根管ならどの歯科医がやっても治療しやすいんですよ。
貴方の歯根が全然素直じゃないから
誰にやってもらっても難しくて痛みが続くんですよ。
歯内療法の専門医がやっても難しいものは難しいのです。
元はといえば
虫歯になったあなたが悪いんですよ。と、
医療者は貴方を責めたりはしませんけど
病気になる人はたいていみんな元は自分のせい。
歯科医はできることを淡々とすることしかできないのね。
ってことがなんとなく理解してもらえる秀逸の2冊です。
何故、深くなった虫歯の治療は難しいのか?
歯医者がヤブなのか?
そうじゃないのです。(ヤブな歯医者もいるでしょうがね)
元々、かなり難しい治療は
誰がやっても難しいのです。
とりえず、エナメル質虫歯のうちに治しましょうよ!
経過観察を選択されたなら気を抜かずずっと継続管理してもらうために
歯科をずっと受診してください!
あっちに浮気、そっちに浮気は禁物です。
(ドクターショッピングはダメですね)
そんなのでは虫歯の進行度合いは比較診断できませんよ。
経過観察はかかりつけ歯科医院1軒でしてもらいましょう。
歯面は毎日のお食事の摂り方だったり
歯面のお手入れの具合で数カ月単位で変化してますから
転院先では正しく判断できませんからね。
久しぶりに行った初めての歯科医院では
今のあなたの歯面が荒れていたり弱いことくらいしかわかりません。
虫歯とは全く縁がない人は
現代社会にたくさんいます。
貴方のお口の中に
問題があるかどうかは
毎日毎日たくさんの人のお口の中を念入りに診続けている歯科医と歯科衛生士によって
膨大な記憶とデータと比較されながらチェックされます。
問題がありますよと指摘されたならばラッキーなんですよね。
早期発見、早期治療は効果的です。
早期発見、経過観察は1軒のかかりつけ歯科医院でがお約束です。
虫歯が進行して嫌な思いをしないためには
専門家の指摘に真摯に耳を傾ける素直さ。
こちらも必要なのではないでしょうか?
日頃の歯科治療への理解を深める一助になれば嬉しいです。
それでは。バイバイ