中学校で数学を教えていた時、
どれだけ丁寧に解き方を伝えても
どれだけ時間をかけても
「わたしにはできない」
「わたしだって頑張ってるんだよ」
と私に言い続けた生徒がいました。
決して勉強ができない子ではなくて、
むしろ、
頭の回転がとても良くて
大人をびっくりさせるような言葉が
時々出てくるような生徒でした
何かを提案しても
「それはできない」
「できるんだったらはじめからやってる」
「やってみたけど無理」
って言って、全く聞こうとしない。
それでも、毎日
わたしのところにやってきました。
大人になっても、同じことって
あるかもしれないですね。
外からの言葉に、どこか
心から素直に従えなかったり
相手を責める言葉が、つい出てきて
しまったりすること。
相手を困らせたり、相手に
「ごめんね」と言わせたくなること。
決して相手のことが
嫌いなわけじゃないのに。
どうしても心が、素直になれない。
「わかりたい」と近づいてきながら
「わかるわけない！」と言う。
「助けて、おしえて」と言いながら、
「そんなの役に立たない」と突き放す。
これを、心理学用語では、
否定的ダブルバインドと言います。
相手に真逆の要求をして、
相手を混乱させ、
動けなくさせてしまう
家族のコミュニケーションが
うまくいかないのは、実は
このダブルバインドが原因のことが
めちゃめちゃ多いんですよね
気持ちをわかってほしい！
言わなくてもわかるでしょ！
本当はそうじゃないのに！
行動と言葉が
ちぐはぐだったりしない？
それじゃ
家族で笑い合うことなんて
できないよ…
言っていることと
やっていることを一致させる
ってことを意識的にやっていくと
少しずつ変わってきます。
例えば
「疲れたー」と言いながら
ご飯を作るのをやめる
「苦しい」「寂しい」と言いながら
笑うのをやめる
疲れたなら、休む
寂しいなら、寂しい顔をする
人として
当たり前のことだけど
わたしはこれが
できませんでした
言ってることとやってることがちぐはぐだと
他人ともダブルバインドで
コミュニケーションを取ってしまう
だから、まずは、自分の中で
言葉と行動を
一致させていく
そんなことやってられないよ！
って時もありますよね。
そんな時は、
後から、でもいいんです。^^
人の意識は、過去から未来まで
自由に行き来できるから
その時を振り返って
疲れている自分を想像して
休める時に休めば、いい
ベッドに入った時に、
「あー寂しかったなぁ」と寂しさを感じて
悲しい顔をしたら、いい
わたしも、そうです
子どもたちと、騒がしく日常を過ごしていたら、
休みたくても休めない時はあるし
寂しいとか言って立ち止まれない時ばかり
それでも
流されたままにするのではなくて
できるときは自分で
ケアしていく
それが、自分を自分で支えて
自分の軸をもつということなのかなぁと
思ったりしています
それは必ず、
家族へのコミュニケーションに反映されて
一緒に笑い合う日が近づいてくる♡
習慣化のキホンを
簡単にできるワークと共に
お届けしています
今1日目が終わったところです
まだ、間に合いますよ♡
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