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昨日、家を出る時に近所の子と会ったんですね。
「いってらっしゃい」
と声をかけると無言で歩いて行ってしまいました。
すると玄関先で見送っていたお母さんが
「ちゃんと挨拶しなさい!」
とおしゃっていました。
子どもが挨拶をしないことって、よくあるかなと思います。
子どもは大人より、周りが見えてなかったり自分でいっぱいいっぱいだったりしますから。
すごい恥ずかしがり屋だったり、朝眠くてその眠さと戦っていて、挨拶どころではないのかもしれない。
もしかしたら、学校に行きたくなくて 行かなきゃ行けないけど行きたくない…と葛藤しているのかも。
近所の子は普段の様子から見て、とても恥ずかしがり屋さん。
それを承知の上で、挨拶しています。
うちの娘も小学校低学年の頃は、挨拶されても挨拶できない子でした。
私も近所のお母さんと同じように
「挨拶しなさい!!」
と怒っていました。
挨拶することを教えるのは、しつけのひとつとして大切だと思います。
挨拶できないよりは挨拶ができた方がいいとも思います。
でも、怒って「挨拶しなさい!!」というのはちょっと...。
これだと、子どもが
「挨拶しないと 怒られるから、挨拶をしよう」
となりかねない。
そして、子どもは 挨拶されたら挨拶をするということは きっとわかっています。
でも、できない時もある。
娘を怒っていた頃の私を振り返ると
挨拶してくれた方にどう思われるかを気にしていたのだと思います。
母親のしつけがなっていない、ダメな親
と 思われているのではないか、言われてるのではないかと とても不安だった。
子どもの評価=私の評価
になっていたのです。
そんなある日、娘が
「私、挨拶できないから、大人の人に会わない道を選んで学校に行ってるんだ」
という話を聞き、
挨拶できないことはダメなこと
と娘が思っていることに気づきました。
娘は挨拶できないことを責めて自分を傷つけてるように感じたのです。
その日を境に挨拶ができない娘を 怒るのはやめました。
私の評価より、娘の気持ちが大切です。
そして今、娘は挨拶されると挨拶を返すようになりました。
まだ、恥かしくて自分からは挨拶することはできないそうですが。
それでいいかと思います。
きっとこれから先 自分から挨拶できるようになるでしょう。
今朝会ったお母さんも、もしかしたら私と同じような気持ちがあったかもしれません。
挨拶できなくても、挨拶できても大丈夫。
挨拶できないお子さんをみて 母親である自分がどう感じているのかを探ってみるのがいいのかなと思います。
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