忍耐力、学習力(必要な力23より)
必要な力23の5番目 忍耐力と6番目の学習力について、説明致します。忍耐力は、読んで字のごとく「少々の困難にへこたれない」ことです。忍耐と言うと、2つの事が浮かびます。1.上司に叱られた時の忍耐、誹謗中傷などの噂、言動に対する忍耐。2.プロジェクトなどで上手く事が進まない時に辛抱強く、粘り強く事にあたる忍耐。世の中には上手くいかない事が多い。自分の思った通りに運ぶことの方が、少ないかも知れません。ですから、多少は忍耐力がなければ、それこそ病気になってしまいます。1の上司に叱られた時の忍耐も、多少必要です。失敗した時に、叱られる事もあります。近年は、叱られた途端にパワハラだと訴える人もいます。パワハラ自体は受け入れられることではありませんが、叱る=パワハラと考えるのも如何かと思います。私は、新たに部下になった者たちに「Gショックのようにタフになってくれ。」と言っていました。Gショックというのは、カシオの腕時計の事です。振動、衝撃に強く、200m防水まである。 ソーラーバッテリー搭載で、電波を受信して正確に動く。(上位機種ではあるが)人間も、少々の困難に対してタフでなければならない。誰かに構ってもらわなくても、自分なりに発電(元気を充電)し、日々同じ行動が取れるようになって欲しいと言っておりました。メンバーの中には、構ってあげないと動かない人物もいます。そういう言い方をすると、色々と意見をしてくる方も居られますが、実際そうなのです。上司が気を使って部下を充電してあげないとならないのです。実際、そういった行為も必要なのですが、過度に構って欲しい部下が居ると上司もヘトヘトになります。プロジェクトで少し上手くいかない事があると、直ぐにダウンしてしまう部下も居ます。 後ろから背中をずっと押し続けないと進んでくれない部下は大変です。また、張り切って、朝一時間前に出社したかと思えば、2時間遅れて出社したり、急に休んだりする部下も居ます。行動の強弱が激しく、仕事を任せる不安が生じます。毎朝定時で出社し、定時で帰宅する、その安心感が欲しいのです。安定した人物は、風邪などもひきません。日頃から体調管理もしっかりしているので、安定して働いてくれます。逆に、行動の強弱の大きい人物は、風邪もひき易く、突然休む機会も多いと、これまでの経験から言えます。タフな人間になって欲しいと言っておりましたが、その方法は自分で考えるしかありません。 様々な経験から受けるストレスを、自分なりに緩和したりする方法を見つけなければなりません。「頑張れ」なんて声をかけても、どうにもなりません。本人が一番良い方法を考えて実行するしかないのです。放っといても、どんどん前に進み、安定して仕事をこなしてくれる人物になって欲しいのです。それを上司は望んでいると、私はハッキリと言っておりました。ちなみに、誹謗中傷や噂に対しては忍耐力を持つ必要はなく、逆にそれから逃げたり、シャットアウトしたりして、鈍感になる力が必要です。(前出)次に、6番目の学習力。これも言うまでもなく、学習する力です。同じ失敗を何度もしないことです。不思議なことに、学習力が非常に少ない部下も居ました。何度も同じ失敗をする。 簡単な事なのに、毎回失敗する。叱ろうが、励まそうが、何をしても駄目でした。注意力が足りないようでもあり、とにかく改善されない。もうこれは、どうしようもありませんでした。性格としか言いようがありません。一度体験した事をマスターしろと言っているのではありません。ある程度の学習力は必要です。考えながら行動することです。そして、「何故、そういう順番で実行するのか?」、「何故、それが禁止されているのか?」など、意味合いを常に考えて、自分で納得しながら行動することです。そうすると、応用力もつきます。 法則を見出すこともあります。学習力の無い人は、自分の行動を振り返りません。失敗した後、何故そのようになったのか?、何をしていれば良かったのか?などと、考える習慣が無いのです。私の友人に、年に3回も事故に遭う者がおりました。全て、運転している時に後ろから衝突される事故です。彼は、不運だと言っていましたが、私はそうは思っていませんでした。彼が運転する車に同乗したことがあるのですが、左折する際の方向指示器は直前に出すし、減速も激しく、後ろを走行する車を気遣うような気配が無かったのです。気の知れた仲でしたので、その運転の特徴を彼に伝えたのですが、彼自身は普通の事だと言い、後ろを走行する車が気を付けるべきだと主張していました。 その後も、追突される事故に遭遇しているのは必然的な事でした。事故や失敗が発生した時、自分の行動を客観的に観られる人、行動を改める事が出来る人が、学習する力がある人です。後悔をする事ではなく、原因を探って対策する事です。トヨタのナゼナゼと同じです。忍耐力と学習力の説明を致しましたが、皆さんはその力を持っていますか?力は、訓練して鍛えないと身に付きません。日頃から、考えてみて下さい。